【旅に出よう】 二十歳の原点4 【高野悦子】
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純水で観念的な文学少女は小山田ではなくて中村みたいなのに惹かれちゃうんだろうな 気になるのは、悦子さんは内気で聞き取れないほど小さな声で
しゃべる人だったという証言だ。
日記の饒舌と、対人関係では寡黙で内気な人、というアンバラ
ンス、あるいはバランスか。
人の一生は、ちょっとした出会いで変わってしまうようにも見
えるが、
中村と寝ようが、小山田さんがどう出てこようが、自殺は悦子さ
んの内部から必然的に出てきたのであり、たまたま偶然に、なん
かではなく、彼女の性格の全体から生まれた避けられない結果の
ようにも、思えてしまう。
石に躓いて転んだのではなく、石に躓いても転んでしまうような
足腰の人だった。 >>声はハスキーで聞き取れないくらいの小さくて、下を向いて、
>>言葉を選びながら話した。引っ込み思案というかはにかみ屋
>>なように感じた。
ハスキーな声だったんだ。
下を向いて、とか声が小さいとか、シャイだった、ってのは、
大学1年生の同級生の女性も言ってたね。
それは三年生になってもそんなに変わってなかったんだな。
でも、愛宕山の石階段の写真とか、普通の女子大生だし、
それほどなにか病的なものではなかったんだろう。
シャイな性格の人なんて普通にいるし。
当時の本の中の抽象的な理論に影響されて現実が見えなくな
っていたというか、歪めて見ていたことで、悦子、大学生や
めるってよ! になり、身の置き所がなくなったのか?
ほぼ宗教なんだよな、学生運動の理論ってさ。
柔軟性の欠如が特徴。敵か味方かの二元論還元思考。 何となく能年みたいなタイプを想像した。頭の出来は全然違うだろうけど >>104
部落研で先輩だった男性も悦子さんは雰囲気が現代風に言えば能年玲奈に似ていたと言っている(>>55) 今回の証言でわかったこと
1. 中村の悦子さんへの気持ち。「1度遊んだ」が、しつこいと冷めていたこと。
2. 中村は自殺の前夜に悦子さんが寮を訪ねた時に、実際に不在だった。
3. 小山田さんが同じ二十歳だったこと、悦子さんへのほのかな気持ち?
4. 自殺前夜に悦子さんの世話をしたU氏と小山田さんとの関係。
5. U氏が証言した出来事の流れが事実であったこと。U氏の優しさは本物だったこと。
6. 悦子さんは小山田さんの前ではタバコを吸っていないことww
7. 悦子さんは中村に拘りつつも小山田さんからの食事の誘いに応じている。
事実上デートであったが、悦子さんの気持ちは「小山田さんと飲んだ」?
自殺一ヶ月前の生活の中では、唯一の明るい人間関係のように見える。
8. インタビューの年月日からすると、kitamoto氏はかなり忙しそう。
>>高野さんが亡くなったあとに、私の所にも女子学生が訪ねてきた。
>>女子学生が誰かは知らない。「二十歳の原点」の本が出る前で、
>>「小山田」という名前が日記にあったからと思う。ローラー作戦
>>みたいに全部聞いて回っていたと言われてる時に一人訪ねてきた
>>んだと思う。
これは誰なんだろう?
出版される前に日記の登場人物を知ることができた若い女性。
悦子さんが大いに影響を受けた、例の嵐山の下宿の彼女か?
それとも出版社の事前調査か、あるいはお姉さん? >>105
55のリンクはまだ読んでなかった。アニメでも何でもいいから、のんさんで二十歳の原点の再映画化希望 >>109
その通りだね。
たぶん、入学直後の、田舎から来た純粋無垢な少女という
イメージの部分が同じなんだろう。
大学に入ってから暫くして、周りから色々影響されて、
もがきや苦悩が始まっていく。 >>109
>>能年では思想的な苦悩や深刻さが表現できないだろ
当時の学生だって、その苦悩や深刻さの理由が分かって
なかったと思う。
つまり、どんな女優や監督でも表現できないろうと思う。
というのは、中身が何にも無い自意識過剰だけの苦悩や
深刻さだったから。
思想的カルト以外のなにものでもなかった。
あるのはカルト度の違い、濃淡だけ。 >>109
能年は演じるキャラクターになりきるタイプだから、思想的な苦悩や深刻さの表現は案外いける。
「ホットロード」でもそのへんをうまくこなしていた。でもやっぱり、ヘルメットをかぶってデモに参加したり、
深夜に下宿でタバコをふかし、ウイスキーを飲みながら鬱々と日記を書いている姿は、
能年ではあまり絵にならない気がする。個人的には若いころの桃井かおりがそうしたイメージにぴったりなのだが、
最近の若手女優で悦子さん役をやれそうな人がいるかね? 栃木の田舎から出て来た純粋な少女が、二年数ヶ月後には
デモで機動隊に殴られ顔に傷とか留置場に入れられたりとか
京大構内で投石を準備するとか、自称アナキストの出来上がり。
とにかく異常な時代だったことはその時代を知らない後世の者
にもなんとなくわかる。
その異常を説明するにはカルトという用語を使わざるを得ない。 >>112
漫画版の二十歳の原点の導入部の設定をみればわかるが、
今の時代に、悦子さんが生きた時代の心理や価値観は
とうてい理解不能。
だから、日本昔話のように、むかしむかしあるところに
こんな女子大生がいたのだそうだ、と時間と空間を飛ば
さなきゃいけなかった。
能年でも桃井でも無理。
むしろ、荒唐無稽なイベントに高学歴な学生達が必死に
真面目に挑み崩壊する本物の喜劇として演じるほうがいい。
ドンキホーテの喜劇と幻想と悲劇。
喜劇的悲劇と悲劇的喜劇。 悦子さんと同い年の小山田さんとU氏だけど、
親切で心ある良い人だった。
家族や友人知人との人間関係が薄くなり孤立
しつつあった彼女の生活に、ほのかな明るさ
をもたらしたはずだ。 やけにスレが伸びてると思ったら小山田さんインタビューが来てたのか
しかし小山田さんもワルだな
偶然を装ってオルグしようとしてたのかよw
で、用が終わればポイ棄てって、これまた残酷なww
>>107
牧野さんだと思う 彼女の悲劇はとても可愛い女子大生なのに、誰からも本気で愛されなかったことかな
日記を読む限りでは小山田さんにほのかな思慕があったように感じられるが
その小山田さん自身も彼女をオルグの対象としてしか見てなかった
今でも彼女の日記が読まれてるのは
かわいこちゃんが自殺した、ってこともあるのかもw >>117
>>小山田さんにほのかな思慕
小山田さん が 悦子さんにほのかな思慕 に思えるのだが?
一方、悦子さんは一度関係を持った中村に全力で傾斜中で、
小山田さんは飲み仲間で優しい人ぐらいで保留中だったか?
悦子さんはとにもかくにも思い込みの激しい人で、おまけに即行動
の頑張り屋さん。
部落研の地域活動でも、ワンゲルでの山への思いにしてもヘトヘト
になるまでやって苦しくなってやっと立ち止まる。
それは対男性でも同じく、中村しか目に入らなくなっていた。
でも、小山田さんがもう少し彼女に積極的に接していたなら間違い
なく彼女の視野と心の中に彼が恋愛対象として入ってきただろう。
歴史にも人生にも、tara reba の仮定法は空しい物語だが。
小山田さんの証言には後半があるみたいだけど、kitamoto氏は多
忙でかつディテールも追求する人だから、また3年後かな?
インタビューの内容を早めにアップして、その後バージョンアップ
していくという方法もあるんだけどな。
こだわりの強さは悦子さん以上? 早く読ませてよという希望です。
インタビューに応じる日記登場人物はもういなくなってるのかな?
kitamoto氏に感謝するしかない。渾身のルポルタージュ。 >>119
もういいよね。
忘れましょう。
悦子さんだって忘れて欲しいはず。
死んじゃった以外はどうでもいい話しだものね。 最後に残った大物は中村本人および牧野さん
この二人が出てきた時点で案内サイトは完成だ
しかしあそこまでこき下ろされて中村が出てくるとは思えんが ただ学生運動が流行っていた時に、二十歳そこそこ女子だいせいがブームに乗っかっていたけど○○した。日記が一杯あったから出版したら学生運動くずれにバイブル扱いに祭りあげられただけ。 中村さんは1973年6月末頃 亡くなられています。癌でした。 >>127
普通は、病気で亡くなるような年齢じゃないから、どこか疑われてるのかも。 小山田さん証言によると
悦子さんが自殺してからも2年くらいは国際ホテルに勤務していた
その後、本が出版され国際ホテルに居づらくなり京都ホテルに転職
その後実家のある西宮に帰られたらしい >>118
彼女の恋愛?遍歴を見ると
ワンゲル小林からあっさり鈴木氏へ乗り換え。そして、すぐ中村さんへ乗り換えw
中村さんと一夜飲んだだけであれだけ執着するんだから
中村さんからあっさり小山田さんに乗り換えてもおかしくないw
彼女の悲劇は、どの男性へも思慕があり恋愛感情を持っていたのに
まともに相手にされなかったことかな。
それは彼女がとても内気な性格なのと、闘争に関わっていたからだと思う。
もしかしたら彼女は田舎出身という劣等感が強くて
そこから逃げるために闘争に嵌まっていったのかも いいお家の子ほど、世の中には悪い人間がいると疑わず、だめんずに惹かれちゃうのかもね 宇女高出身だしね
女子校でほんわかな中で育てられ、経済的にも恵まれてれば
いきなり世間の荒波に晒されて自分を見失うわw
現に、今まで証言した宮原さん?も彼女の持参金が欲しかったと語ってるし
小山田さんですら、オルグの対象としてしか見てなかった
結局「ブルジョアのお嬢さんが闘争ごっこしてる」という枠でしか
見られなかったんだろうね >>130
「悦子さんが自殺してからも2年くらいは国際ホテルに勤務していた
その後、本が出版され国際ホテルに居づらくなり京都ホテルに転職
その後実家のある西宮に帰られたらしい 」
が事実だとすると、
>>127 「中村さんは1973年6月末頃 亡くなられています。癌でした。」
と少し合わない。実家に帰って2年足らずで癌で死亡って、どんだけ進行の早い癌なんだってことになる。
そもそも中村死去説はネット掲示板レベルの情報でしょ?
誰かが裏とらないと信じられない。キタモト氏おねがい。 両親が訪ねてきても居留守使ったんじゃなかったっけ
そらバチ当たるわ >>134
別に当時の医療レベルを差し引いても、2年ぐらいは普通なんじゃない?
親父は90年代に食道ガン発見後すぐ切除したけど、結局一年持たなかったし 職場にいられなくなるほどまわりからおかしな目で見られていたんだから、
ストレスは相当なものだったのだろう
ストレスのあまり発病ってところか >>134
別におかしくないでしょ
どんな癌だったのか忘れたけど
友人は膵臓癌で闘病から半年ぐらいで亡くなった
中村さん死去説はこのスレのパート2くらいで出ているけど
関係者が書いたと見られる 中村さん死去説は
もしかしたら小山田さんの次の告白で出てくるかもね ほらほら
そうやって周りの人も追い込んでいく・・・
女子プロレスラーの自殺と同じ苛めだと
もう昔の事、穿り返さないで >>139
前立腺癌は20代前半の発症ほぼゼロ、ありえない。
過去に甲状腺癌という書き込みもあったが、これも20代前半ではほぼゼロ
国のがん統計によると、どちらも20代前半では全国で年間1人程度の罹患状況
しかも前立腺癌は5年生存率80%以上、進行が遅いことで知られる癌
仮に癌で死んだとしても、別の癌じゃないとおかしい 1969年 悦子さん自殺
1971年 原点出版 この頃中村さん京都ホテルへ
京都ホテルに移ったあと何年勤めたのか知らないが
73年に西宮に帰ったとしてもおかしくないし
癌になったとしてもおかしくない
若くても癌で死ぬことはあるんだから
「あり得ない」という言葉はおかしいし
何の癌で亡くなったのか、そこまで知る必要もないだろ https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/books/1396194423/
347無名草子さん2016/02/24(水) 16:29:52.73
原点出版後4年程後に「癌」で亡くなっています。
中村さんの実名と思われる名前も出てるし
関係者の方が書いてるんでしょう もうゆっくり休ませてあげないか
交友関係や思想やしつこい
もう亡くなった人 その当時の時代そのものが悪いんだわ。
時代そのものが批判されなくてはならない。
その時代の中に立って彼女を批評しても私達には理解できない。
革命的でないとか、自分のこととして捉えられないとか、そんなん若干二十歳の
彼女が可哀相だ。
その時代の流行や価値観や感性に、悦子さんの全身全霊=個性や個人的偶然や運命
とともに染まり切った、その結果の悲劇だった。
あまりにも純粋で愚かだが、深い同情を感じてしまう。 当時の時代というより
彼女が育った環境と彼女が望んだ生き方の相違で
苦しんだと思うよ
当時15万円(今で100万くらい)をポンと活動に寄付しようとしたり
親の金で家賃などを賄い、当時一本2200円(今で1万くらい)の傘を
ぽんと買ってしまう金銭感覚のなさ。
また現在で30万円くらいする自転車をポンと買って貰う
自身でブルジョア制を否定していたけど、その中から抜けられない自分が居た。
だからこそ中村さんにも避けられたんだと思う 立命には苦学生も多かったようだし
同じような家柄の息子さんと付き合ってれば
悲劇は起こらなかったと思う 亡くなった後も弄るっていう行為だとわからないのか
自殺した女子プロレスラーが後々も弄られているのと同じだと気づけよ >>149
その物価だか値段換算だけど、ちょっと高すぎる感じ。
国の統計データを以前調べたが
当時の15万=現在の60から75万位? 4〜5倍換算? >>153
それにしても、結構な金額だよね
それを学園闘争にポンと寄付しちゃうとか、ほんとお嬢さんの感覚はわからんw
あと、以前、他のテレビで見たけど
当時の自転車は高級品で嫁入り道具の一つとして
持っていく人が多かったそうだ
大卒初任給の2倍くらいしたらしい 京都国際ホテルの従業員の初任給が18000円(69年3月29日「原点」)という記述があるから、
本文中の金額はだいたい10倍すれば今の価値と近くなるのでは。
そんな中、悦子さんは毎月の仕送りが25000円(25万円)で、半月で酒と煙草に5000円(5万円)使った
(69年4月15日「原点」)というプチブル生活。 とすると
15万は150万!?
ひえええええええええwwww
それに毎月25万の仕送りで足らない?
どんな生活してたんだ
そりゃ
国際ホテルの従業員でも立命の学生からも
距離をおかれるわ >>156
10倍はないぞ。
セブンスターは1969年に定価100円で発売。
いくら酒飲んでもタバコすっても5万円なんていなかない。 彼女がよく飲んでたウィスキーが当時500円くらい?
ウイスキーは価格がそうとう破壊してるから単純に比べられないけど
2500円としても5倍は違う http://sirakawa.b.la9.jp/Coin/J077.htm#E04
値段の歴史
1970年の高卒初任給 28.000
2020年の高卒初任給170.000
6倍が妥当。
悦子さんの仕送りは、当時25.000円だから現在価値金額で150.000円 >>160
なるほど。当時の高卒初任給の平均が2.8万なのに、1.8万だった京都国際ホテルは相当ブラックだったということか。
本文中の金額の6倍が現在の価値とだいたい同じとすると、悦子さんへの仕送りが月に2.5万(15万)、
半月で酒と煙草に0.5万(3万)使ったということになる。これでもかなりのプチブルだな。
大学生が半月で3万(ひと月で6万)を酒と煙草に消費するというのはかなりのもの。 >>163
悦子さんはバイトだから安かったんじゃない?
国際ホテルの正社員ならもっと貰ってたと思う 案内サイトの小山田さんインタビューに
カッコちゃんと中村との関係を知っていたのは小山田さんとUさんだけだった、とある。
仮に中村が1973年6月に癌で死去したのが事実だったとして、それを知りうるのも小山田さんとUさんだけだろう。
この2人だって京都国際ホテル辞めたあとの中村と繋がっていたとは限らない。
つまりネット掲示板の書き込みから「中村夭折」を信じるべきではない。少なくとも前立腺癌や甲状腺癌は統計的にあり得ない。
小山田インタビューの続編で出るか、他の信頼できるソースから出た時点で信じるべき。 キタモトさんにメールした時にそれとなく聞いたことあるけど
中村さんは亡くなった、素振りだった 小山田さん証言も本当なのかな?
実際、バイトの女性の間では悦子さんと中村さんの噂は立っていた。
だから小山田さんとUさんしか知らない、ということは無いと思う。
それにしても
「あり得ない」と決めつけるのはおかしいよ。
100%無い、とは言い切れない。 >>165
国際か京都か分からないが、どちらかのホテル関係者が
お悔やみに行ったとのことなので、中村は亡くなってい
るのは間違いない。
中村は生きているとか、そこまで疑ったら、実は悦子さ
んも生きているとかだって可能になっちゃう。 >>168
お悔やみに行ったとは、どこに行ったということですか? 当時、都ホテルでフロント業務していた17歳(高校中退)の人(高校の寮の後輩の姉)
の話をよく聞かされていたけど
半世紀も前だから何でもできたご時世だったのだろうか
彼女は家出して京都に行き都ホテルに就職、フロント係に
どんな青春だったのだろうか
彼女の詩のノートを後輩から見せてもらったけど
感受性の強い、支離滅裂、破天荒な印象だった
高野さんと同じ類なのかもしれないと二十歳の原点読んだ時に感じた
裕美子さん、私は後輩が言ってたのを聞き違えてゆめこさんと思っていた
夢見る夢子 1970年卒の高校生の初任給が28000円?
商業科出た知りあいが就職した会社(関西)初任給60000円越えだったと聞いたけど
ダントツいい条件だったんだね、事務職だと聞いてたけど 翌年、翌々年の値だけど
ビールが一本140円、コーヒー一杯120円
やはり悦子さんの金銭感覚は異常すぎる 他のサイトも見たけど
大体、当時の9倍相当の額になるらしい
とすると
カンパしようとしてた15万は135万円相当
ズレもあることも考えて、やはり100万くらいの金額になる
半月で5千円使った酒・たばこ代は45000円
これも学生としてはかなりの金額になる
こういう金銭感覚を「当たり前」と思っていた彼女だから
国際ホテルの従業員から見れば、相手になる相手じゃなかったはず なるほど、金銭感覚についての分析は新しい発見だわ
親は公務員だよな
当時の公務員の給料はそんなに良かったのか 昭和何年に始まったのかわからないけど
大阪の朝日放送ラジオのヤングリクエストの毎日の賞金が
10,000円だった
71年の10000円は >>176
タバコは当時発売されたセブンスターが1箱100円な。
現在は510円位。
だから5倍が妥当なんだわ。
商品によって違うが全体としては5倍から6倍が妥当。
10倍は妥当ではない。 >>177
序章(68年2月21日)に、父親が悦子さんをはじめ子供達のために英語の辞書、地図、子供向け百科事典、美術書、
さらに家に置くための英語の百科事典などを購入し、全部で20万円使ったという記述がある。
書籍類購入に一気に20万(>>160の基準で考えると今の120万円ぐらい)使うとは、父親の金の使い方もかなり豪快だ。
ちなみにのちに悦子さんは、煙草と「戦後学生運動」を買うために、このとき父親に買ってもらった
ウェブスターの辞書と米語の世界地図と学生百科事典を売却している(原点69年5月5日)。
3000円(1.8万)ぐらいになるかと思ったら、1000円(0.6万)にしからなずがっかりした様子。 >>179
たばこは今は民営化してるから、そんなに単純じゃ無いと思う 爺さんの代に土地の売買で結構儲けた旨の記述を日記で見た記憶あるから、親父の給料以外の蓄えもかなりあったんだろう
西那須野の実家は13年前に見たけど、とくに目立つほどデカい家では無かった >>174無名草子さん2020/05/28(木) 20:45:18.85
http://www2.plala.or.jp/yoshidaya/nikei-shouwashi.htm
69年(S44)の大卒初任給は31200円
10倍だとしたら現在価値で312.000円になる。
6倍なら187.200円。
6倍ぐらいが妥当だと思うよ。 同志社あたりに行って、チャラい金持ち学生と合コンのモテモテ人生送ってれば、今も生きてたかも知れないけど、本人には全くその選択肢はなかったんだろう 実際は地味な女の子だったんじゃないかな
地元で女子大に通って教職を取り地元中学の国語教師
これが一番の選択肢だったと思う
モテモテでもなかったような
少し大人目(老けてるとは言えないけど)な雰囲気で
教師タイプの印象 >>187
同意見。
それとなによりも彼女は大学で恋愛をしたかった。
それも相思相愛の激しくも甘い恋愛を。
それがなかなか上手く行かなかったことから少しずつ崩れ始める。
理想と現実のギャップ、そこに思想とか運動が絡んで自分の中で
複雑混迷化し、斜め上の現実離れした価値観の世界に入って行った。 NHKの放映中に実際の日記が映り、それを拡大し文字に
した人がこのスレにいたが、
本ではカットされているが、ワンゲル小林に悦子さんが
口説きまくられている記述があって、ガンガン飲まされた、
キレイな肌をしてるとか言われた、ホテルに誘われた、
最初から私を連れ込む目的で飲みに誘ったんだ、ホテルで
はなく旅館に連れ込まれたが、などとある。
つまり、安宿に連れ込まれる前に二人での飲み席があった
わけだ。そこで口説きまくられて、その後にそこを出て押
されるようにして旅館に入ってしまった、という流れか。
本だけ読むと、いわゆる暴力的なレイプがあったかのよう
に勘違いしてしまうが、そうではなかった、酒を飲まされ
理性のレベルが落ちていたとはいえ、流れとしては合意の
範疇に入るだろう。悦子さんもそれは分かっていたはず。
自己規制ができなかった自分が恥ずかしかったり責めつつ
も、後悔だけ、後悔がすべてという感じでは無さそう。
男からの愛撫の熱さや激しさを思い起こしている。
狭い意味でのSEXがあったかどうかは分からない。
これ以降、彼女の体と心に多少とも変化があったことは間
違いないだろう。 その後、学校内で小林に会ったときに、信じていたのに、
と言ったが、小林がそれはオレをかワンゲルをか、と聞き
返してきた、という記述があるが、恥ずかしかったんだろ
う。
小林との体験は酒に酔っての間違い、火遊びだったと、自
分を慰め解釈し、その後の展開があるような関係にはなら
なかった。火遊びとはいえそれ以上の気持ちは働かなかっ
たのはやはり後悔のほうが大きかったからだろうか?
中村と関係を持った後はずいぶんと引きずられた気持ちに
なっているが、何が違ったのだろうか?
同じく火遊びだったが二度目で余裕ができたのか、イケメ
ンで相性が良かったのか? カッコちゃんの行動をすべて恋愛に帰するのは物事を単純化しすぎ。
部活も学生運動もバイトも(たまに学業も)彼女にとっては本気の対象だった。日記を丁寧に読めばそれは明らか。
確かに良い恋愛ができなかったことが彼女を孤独に導いたのは間違いないし、彼氏が欲しいとか飢えてるとか書いてたのは事実だけど、恋愛と性行為がすべてだったみたいな説明は違うんじゃないかな。 いや、むしろ根源的な不安と孤独を心に持つ詩人だったから自殺する以外になかったのだが、
その苦悩から逃れるために恋愛に最後の望みを置いてしまったんだろ。
こういうパターンは太宰と同じ。
太宰から色濃い影響があると思う。 たしかに彼女の行動のすべてを恋愛欲求に求めるのは間違いでしょう。
しかし、同時にその欲求は彼女の行動のすべてにおいて伏在している。
入学して入ったのが部落問題研究会という極めて社会性の強いサークル。
そこで地域の子ども達の世話活動を1年近く黙々と実践している。
そんな活動をしながらも同時に、若い人なら当然のことだが、何人かの
男子学生に関心や興味、恋心を抱いている。恋愛対象を探しているとい
っていいと思う。
しかしすべてにおいて何か形になるものはなかった。
部落研の活動についても、入学早々の生真面目さとともにやってきたが
1年が経過し、熱が冷めつつあり、なにかもの足りなくなていた。
なにが足りなかったといえば、異性との出会い、恋愛相手との出会いだ
ったように思えるのだ。このまま続けてもしんどいだけだ、出会いも無
いと感じた。
サークルも学生運動もバイトも、すべてよく考えきちんとした目的があ
ったが、同時に同性や異性を含めた人との出会いを求めていた。
次に入ったサークルが分野が異なるワンダーホーゲルだったのは、学生
生活の仕切り直しをしようと考えてのことだっただろう。
学生運動をやってるような生真面目で面白くもない男子学生の中から恋
愛対象を見つけることを諦めていた。新しい出会いを求めていた。
なぜ彼女は自殺したのか? 直接の動機は中村に捨てられたこと、失恋
だと考えてほぼ間違いないと思う。
それほどに恋愛という形での他者とのコミュニケーションを求めていた。 要するに女子大生が失恋して自殺したってだけのこと? >>194
それだけではこんなに長い間読まれ続けられることはなかったと思う。
二十歳の若者が抱く悩みを、しっかりと言語化できた彼女の文才が
あったと思う。
普通の人なら、分けの分からない悩み、としか表現できない感覚を文
章で、それも的確に表現できた悦子さんの文章力が読者を魅了した。
そして、結末が突然の自殺であって、同情を誘う。 私の二十歳の頃なんて箇条書きでしか文章が書けなかった。
自分の感覚を表現するのに、読んだ本の言葉をそのまま使うしかなかった。
今も大して向上してないが。 案内サイト更新
「日記発見からの道のり」に「原因の調査」 kitamoto氏、最近本気出してるな
それにしても
眠剤を飲んだ日と自殺した日は別の日なのに
同じ日と語ってるのがいるなw 飲んだのは前日だけど、あれほど大量に服用していれば翌日に頭が朦朧とすするのは当然。その意味でかかりつけ医の竹内先生もお父さんも正しい。 彼女の作品を恋愛と性行為に矮小化させる企てには反対です!
彼女の残してくれた作品は、其れを遥かに超えるものがある、 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています