加藤ミリヤ小説家に!幻冬舎社長絶賛「芥川賞狙える」(スポニチ)

「女子高生のカリスマ」と呼ばれるなど若者から絶大な支持を受けているシンガー・ソングライター、加藤ミリヤ(23)が小説家デビューする。
処女作となるのは22日発売の「生まれたままの私を」(幻冬舎)で、現代の若者が抱える孤独と新しい恋愛像を描いた純文学作品。
数々のベストセラーを手掛けてきた幻冬舎の見城徹社長(60)が「芥川賞も狙える」と感嘆するほど鮮烈なデビュー作だ。

筆をとったきっかけは1年半前。
以前から「この人が抱える切なさは尋常じゃない。このマイナスオーラはきっと文学になる」と
確信していた見城社長が依頼。
昨年11月ごろから全国ツアーの合間を縫って書き始め、
400字詰め原稿用紙で160枚を書き下ろした。

≪初版は異例の3万部≫
見城社長は「新しいものを生む時は新人の方がいい」という持論のもと、
ミリヤの担当に入社したばかりの新人編集者の矢島緑さん(24)をつけた。
全国ツアーの地方公演にも顔を出すなど1年間寄り添いながらできた作品。
「原稿を30枚ほど書いたら見せてくださいと頼んでいたのですが、
結局書き上げるまで見せてくれませんでした。完璧主義だと実感した」という。
初版は5000部といわれる新人の文学作品では異例の3万部になる。