連投失礼。あんまり突っ込んだ話になるとスレ違いになっちゃうので恐縮だけど、
どうしても補足する必要があったので、もう1レスだけ失礼。

モニタキャリブレーションとカラーマネジメントについて知る、一番手っ取り早い方法は、
やっぱり実際にやってみると一番わかりやすいと思う。

とりあえず基礎知識を流し読みして、あとはColorMunki Displayのように安価で比較的耐久性がある
キャリブレータを買って、キャリブレーションソフトにはDisplayCALを使い、
モニタのカスタムプロファイルを作ってプロファイルの情報を調べたり、
画像の埋め込みプロファイルを本来のものとは違うものにしたり、
OS設定でモニタに紐付けるカラープロファイルを、意図的におかしなものにしたときなどで、
色がどう変わるか・何故その色になるのかを考えると理解しやすかった。

モニタキャリブレーション・カラーマネジメントを実践しても、意図した色を
世の中すべてのディスプレイや紙媒体で完璧に再現することは不可能だけど、
制作者がきちんとカラーマネジメントを実践できていれば、元の色の完璧な再現ではないにしても
それに近い色で鑑賞してもらえる可能性が上がるので無駄ではない。


>>498要望 Adobe RGBフルカバーに迫る液タブの使い方】
Artist16Proを例にすると、最良はキャリブレータとソフトの指示に従って、OSD設定で白色点を調整し、
その上でカスタムプロファイルを作ってカラーマネジメント運用することになる。

それができない場合はあくまで簡易的な方法だけど、
OSD設定での白色点の調整は、[Color]-[Temperature]-[User]をR128 G125 B112とし、
OS設定でモニタに紐付けるカラープロファイルにはAdobe RGBプロファイルを使い、
カラーマネジメント運用するのが、すぐ出来てやらないよりは遥かにマシな手段だと思う。
ただ、前述の白色点調整のRGB値はうちの個体の最適値なので、別ロットでは通用しない可能性もあるし、
本当のArtist16Proの色域とAdobe RGB色域には違いがあるので、不完全な変換になることに留意する。

Adobe RGBプロファイルは、AdobeのサイトでDLできる。
https://www.adobe.com/support/downloads/iccprofiles/iccprofiles_win.html