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【フルサイズ化の波】

今年の9月にはAngenieuxからは新しいフルサイズ・ズーム、Sigmaからはフルサイ ズ・ズームとプライム、
LeicaからはM0.8のフルサイズ・レンズが発表され、SchneiderはXenonフルサイズ・プライムのラインナップを増強、
そしてZEISSからは既存のレンズギアとの組み合わせでさらに使いやすい、
Milvusシリーズのフルサイズ・プライムの新機種が発表された。

これらの新レンズは世界に2億本存在すると推定されるフルサイズ用スチル
およびシネマレンズの仲間に加わることになる。
ZEISSは2009年に初めてフルサイズに対応するシネマレンズとしてCompact Primeシリーズを発売し、
翌2010年4月に交換マウント式となったCP.2が登場。
また初めてのフルサイズ 対応シネマズームは同じくZEISSによるCZ.2が2012年4月に発表された。
次いでCanonのCinema EOSフルサイズ対応プライムレンズ群は2013年半ばに、
SonyからはA7および各種Eマウントカメラに対応するフルサイズの28-135mmズームが発売されている。

これらの豊富な機種に加えて、ほとんどのメーカーは自社レンズに交換式のマウントを備えはじめている。
EF、F、PL、E ・・・ そしてまだ世に出ていない図面段階のマウントまで。
Cookeも今月マルチマウントを発表したばかりである。(続く...)