広角レンズの前玉に入ってくる光の角度は、当然標準や望遠レンズよりも斜めから入ってくる。
レンズが光をあまり曲げず、斜めの光を斜めのまま後玉から出していいのなら、当然レンズの設計は楽だ。
枚数も少なくできる。
=小さく作れる =安く作れる

一眼レフ用のレンズは、後玉はレフボックスのスペースのためにセンサー面よりも遠くにある。
遠くにあるのに、後玉から斜めのままに光を放出したら、センサー面から外れてしまう。
後玉から放出した時点で、光はある程度真っすぐになっている必要がある。(ただし完全に真っすぐではない)
光を曲げる必要があるため、レンズ枚数は多くなる。
=大きくなる =高価になる