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人々が商品を買う際には「絶対的金額」での抵抗感や、「物理的な大きさ」での抵抗感
で、ライト層は低めの水準に「譲れない一線」がある。

マニアから見て「内容を吟味すれば非常に割安でお買い得感がある」ような商品でも、
ライトな一般人視点では「必需品でない買い物に10万円以上払う気にはならない」と
いうような拒絶によって商品が人々の購買意識の中から門前払いされることがある。
また「物理的な大きさ」も同様で、ある程度の持ち歩くための労力がかかる物は人々の
生活からは拒絶される。

つまり「安くて小型軽量」というのは「ライト層にとっての大前提」であって、そこを
無視して「大きな高級機」路線に偏重すると、一般目線からは「商品不在」に見える。
そういうライトな目線にも見える位置に向けて「便利なカメラ商品がありますよ!」と
訴求することはメーカーの責務だろう。