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シンデレラが王子に見初められたのは、日ごろの行いの良さでもなく心の美しさでもなく、ただただその「美貌」ゆえにだ。
なぜなら、シンデレラを選んだ王子は、シンデレラとたった数曲踊っただけであり、彼女の人となりを知るにはあまりにも時間が短すぎた。
もしもシンデレラがブスであれば王子は見向きもしなかっただろう。
そして、シンデレラは「妻とする女を容姿のみで判断する面食いすぎる王子の人間性に何の疑いもなく結婚を受け入れた」のである。
もし、その王子の正体が王子ではなく、シンデレラと同じように魔法をかけられて、王子のダミーとしてパーティーに出席したブサイクホームレスだったら?
きっとシンデレラはプロポーズを拒否しただろう。なぜならばシンデレラは「金と権力(ついでに顔)」に目が眩んだからこそ、妃を容姿で選ぶ王子の結婚を快諾したのだ。
「シンデレラ」に込められたメッセージとは「愛?努力?夢?日ごろの行いの良さ?心の美しさ?それがどーしたw美男美女、金、権力万歳!ブスと社会的弱者は糞まみれの人生を送ってろ」。
もちろん原作者の意図とは違うのだろうが、現在での「シンデレラ」を読む限りではそうとしか受け止められない。
シンデレラと、それを勧善懲悪ご都合主義恋物語に美化するディズニーが「女は顔。男は金と権力」と子どもたちを洗脳し、男性差別と女性差別を深刻化させる。
世界征服を企むシンデレラ(というか人魚姫以外のほぼ全ての西洋童話)とディズニーの邪悪な野望を打ち砕かなくてはならないのである。