サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝トーナメント1回戦で2日(日本時間3日)、
ベルギーに2−3の逆転負けを喫した日本代表のGK川島永嗣(メッス)は試合後、指示を出し続けて枯れた声で「この経験が新たな景色を見させてくれる」「スピリットを見せられたのが誇り」と語った。一問一答は以下の通り。

     ◇

 −−今、どんな気持ちか

 「本当にやることはやりきったという、そういう気持ちだと思います」

 −−もう一つの壁はどう感じるか

 「一つの壁を越えるのに、多くの苦しみがありましたし、ただここまでたどり着けたのも、そういう悔しい思いがあったからここまでまた来られたと思いますし、またこの経験っていうのが、また自分たちをね、押し出して、新たな景色を見させてくれると思っています」

 −−苦しみも、喜びもあった4試合だった

 「個人のことは考えてないですし、ここにたどり着くまで、チームとしてね、一人一人が本当に助け合って、こういうスピリット(精神)を見せられたっていうのは誇りだと思いますし、こういうメンタリティー(精神性)が日本人のメンタリティーだと思いますし、それを見せられたということが、このチームの大きなことだったのかなと思います」

 −−指の先まで神経が研ぎ澄まされていた

 「そうですね、まあ、本当にね、最後は守って、守りたい気持ちでね、いっぱいだったですけど、まあ、最後届かなかった…」

 −−この4年間でチームとして手にできたものは

 「まあ、本当にいろんなことがワールドカップの前にもありましたし、ただそういう中でもね、本当に全員がね、新しい監督、スタッフ、選手、みんなが同じ方向向いてやってきたってことがまあ、一番大きかったと思いますし、このまた新たな経験っていうのが、日本のサッカーにとってね、大きな財産になっていくと思います」

 −−苦しいスタートの中、チームとして戦えた要因は?

 「本当にもう、一人一人が助け合う気持ちだと思いますし。まあ、一人一人がね、こう結果を残すんじゃなくて、本当にチームとして全員が結果を残すという気持ちだったと思います」

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