こうして早速始まった合同練習……だったが……

越後「なにやってる永原!キックの受けが甘いぞ!」
永原「そんなこと言っても……ぶわ、げほっ!」
零「……キメる、よ」
永原「くっ、この!ヤらせる……かっ!」

小鳩「あら〜、打撃戦からのタックルを見事に切るなんて
   さすが、大会準優勝だけの事はあるわね〜」
富沢「投げへの対処は良いのよ、投げは……」
斉藤「打撃関連の下手さは相変わらずだがな」
永原「うー、早く終わってー!腕が、腕がー!」
越後「こら!叫ぶ暇があったら反撃しろバカモノ!相変わらず
   緊張感のない…!」

こうして、零の打撃を全く対処出来ずに間合いを離されたまま
ズルズルと消耗するだけの永原であった……

斉藤「…練習終わり!両者離れて!」
小鳩「零ちゃんお疲れ様〜。汗、拭いてあげるわね〜」
零「…あり、がとう。小鳩ちゃ…ん」
越後(…うん?あの二人、話し方は変わっていないハズ……なのに
   以前見た時より、顔つきが大分温和になったような……
   気のせいか……?)
永原「ううん……攻めきれなかった……いてて」
富沢「…大会本戦で当たってたら、間違いなく負けてたわね」
斉藤「立ち技でなら圧倒的に上を行かれていたからな
   さて……次、金井、沢城、準備出来てるな?」
小鳩「いつでもいいわ〜」  金井「ど、ドンとこ〜い!」

こうして、スケジュールの不安をよそに
久方ぶりの選手間交流は行われたのであった……