>>626
リフレクターデバイスとよばれる装置には、「超念石」の結晶である「宝玉」がはめ込まれている。
「宝玉」に触れると「宝玉」は時間に対する慣性を失い、静止する(すなわち時間の流れから取り残される)。
このため、リフレクターデバイスの所有者と「宝玉」は離れ離れになるが、
「事象素子」(虚数空間を走る光子。因果律の伝達を行う。)の波がリフレクターデバイスによって放射されると「宝玉」は励起され、反射波を生じる。
波動力学に従い、合成波の振幅(=事象密度の大きさ。事象の起こりやすさを表す。)が最大になる部分を「腹」、最小になる部分を「節」と呼ぶ。
腹は「現実において十分に起こりうる事象」であり、節は「現実には起こりにくい事象」である。
後者より前者の状態が自然であるため、節から腹への移動は容易に起こりうる。
「事象素子」の波をうまく制御してリフレクターデバイスを「節」、「宝玉」を「腹」とすれば
リフレクターデバイスの所有者は「宝玉」が静止している時間(過去)に移動することが可能になる。
これを、「事象の飛び移り座屈」(スナップスルー)という。「宝玉」が未来、もしくは別次元の世界に静止している場合も同様である。