では、少し飛躍した比喩の話をしよう。

オーディオマニアの流派に「長岡教」という物がある。
故人である長岡鉄男を教祖とした流派だが、
その長岡鉄男の推奨アナログレコードに「富士総火演」の録音が有る。
このレコードを原音に忠実に再生できれば砲音で眼球が歪むのを再現できる・・・らしい。

FPSゲームで「フラッシュバン」という兵器が有る。
閃光と音により敵の視覚と聴覚を一時的に麻痺させる兵器だ。
ゲームをリアルに楽しむためには一時的に視力を失ったり、鼓膜が破れるのも再現するべきだろうか?

そんな物の再現を消費者は本当に求めているのだろうか?