沖縄県内全域で物流止まる恐れ 全港湾スト通告、住民懸念の声
3/6(水) 4:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c884c0cbd568ea70131edf6198f68283fe9d7961

 米海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(排水量約9500d、全長155・3b、乗員約300人)による石垣寄港計画を巡り、全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部が通告している全面ストライキに、住民から懸念の声が上がり始めた。ストが実行された場合、県内全域で生活物資の物流が止まり、住民生活に大きな影響が出る恐れがあるためだ。
 「ラファエル・ペラルタ」は休養と物資補給のため11〜14日に石垣寄港を計画していたが、船体が大きく吃水(きっすい)が深いためクルーズ船岸壁での着岸が困難になり、沖合での停泊を検討しているとの一部報道がある。
 全港湾沖縄地方本部は2月9日、沖縄港運協会に対し、米艦船が石垣港に寄港した場合「港湾労働者の職場の安全確保、労働者自身の安全確保」の観点から、11〜14日の4日間、石垣港、那覇港、那覇新港ふ頭、浦添ふ頭で全面ストに入ると通告した。
 全港湾の労働者は港で荷役作業に従事している。全面ストが実行された場合、本土から沖縄本島、加えて沖縄本島から石垣島に入港した貨物船から4日間、荷物の積み下ろしができなくなり、生活必需品を含む物資が港で滞留する恐れがある。