船戸与一 2
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
18世紀末、苦難に喘ぐふたつの民族が択捉島で接触した。ロシアの南下政策を阻むため、武装したアイヌを尖兵とし極東地域へ軍を誘導しようと画策するポーランド貴族マホウスキ。蝦夷地から和人を駆逐することを悲願とする国後島に住むアイヌの脇長人ツキノエ。両者の利害は一致した。1年後に和人の使う火縄式より新式の鉄砲300挺の取引を約したツキノエは、鉄砲の到着までは和人の目を引く行動を慎むよう長人達に厳命した。
マホウスキはシベリア地方の都市イルクーツクで、結社の仲間から悪い知らせを受ける。極東進出を主張していたスースロフ将軍が、女帝エカチェリーナU世の不興を買って失脚したというのだ。アイヌに渡す鉄砲が確保できなければ、南下政策によって祖国ポーランドが蹂躙されるのは火を見るより明らかだ。状況を打開すべくマホウスキは、宮廷のあるペテルブルクへ向かった。 船戸さんの本に出会うまでは小説は歴史小説メインで読んでいたから、そろそろ「満州国演義」手出してみようかな 大部の作品をよく読了したなあと思う。
年取ると無理だわ。 政治学者のセルゲイ・チェルニャホフスキー氏が「東京(日本政府は)は、歴史的にロシア領であった北海道を不適切に保持している」と主張していることを紹介している。
この主張によると、日本とロシアとの国境を択捉島と得撫島の間に引くことを決め、北海道が日本領だとされた1855年の日露和親条約は「純粋な誤解」。北海道について次のような主張を展開していた。
「ロシア人開拓者が交易のために開発、植民地化を行い、利用していた。そこ(北海道)にはアイヌ民族が住んでいた。サハリンやウラジオストク近郊、カムチャッカの南部に住んでいるのと同じ民族で、ロシアの民族のひとつだ」
ロシア下院「我々は北海道に対する権利を持っている」
「もし日本人は関東軍の運命を忘れたのであれば、それを再現してやろうではないか」 蝦夷地別件、最初の方はロシアの弱体化を図るポーランド貴族が出て来たな。
最近の直木賞の「熱源」でも同様の話あったけど、こっちは読んでて熱量感じなかったんだよな 非合法員
炎流れる彼方
そして今、流沙の塔
を読んでいる。この人も死ぬのは早かった。 満洲国がKindleで50%ポイント還元になってるで 新潮セールだよな
砂のクロニクル、蝦夷地別件は?と思ったら今は小学館文庫に入ってるから対象外なのか スマホ使うようになって小説がぜんぜん読めない。
Kindleで読めるはずなんだけど、他のアプリをつい使ってしまう。 自分はKindleの専用端末でめっちゃ読書がはかどってるわ
老眼来てるから文字を大きくしてなw 電子書籍導入してから買う量も読む量もかなり増えたな 消滅した暦が置き残した不確かなメッセージにはさまざまな想像力をかきたてられる。
バビロニア暦。大インカ暦。フランス革命暦。ロシア皇帝暦。
時の流れは改暦によってこれまでとはべつのメロディーを奏ではじめるが、それでもむかしの余韻までが完全に抹殺されるわけではない。
ふつうの手続きを経て編まれた歴史のなかには収まらない秘めやかな囁きが聞こえてくるのだ。
天駆ける精神はどこに墜死したか?
鳥たちが飛び去ったあとで樹々の梢はどう顫えていたか?
涸れた湖のそばで息絶えた狼はどんな眼をしていたか?
これらの問いに力強く答えてくれるものは何もない。
それは記録されなかったか、もしくは記録されたとしてもどこかに葬り去られてるからだ。
いまとなっては残念ながらすべてが想像だけに委ねられる。 全部読んだ人教えて!
最高傑作は砂のクロニクルでよい? 砂のクロニクルか猛き箱舟だろうな
ただ砂クロはスマートにまとまってるけど、箱舟の方はドロドロしてる
青春小説だし日本が舞台だからか何か陰湿なんだよな
船戸は日本を書くと、他の国が舞台のときと比べてなぜか陰湿になる
海燕ホテルブルーとか何じゃこりゃって感じだった 『満州国演義』(全9冊)は?
なんか始まったときは著者のライフワークになるって触れ込みで、
全10冊完結予定だった気がしたが、あまり評判にならなかったな。
年間ランキングでもスルーされてひっそり完結したイメージ。 個人的には満州国は砂クロの次点
それまで無頼派だった船戸が優等生になった感じ >それまで無頼派だった船戸が優等生になった感じ
なるほど、小器用にまとまっちゃったって感じなのかな?
直木賞受賞前後から作風が変わったと読んだことがあるが。 満州国は4兄弟が史実にあまり絡まないように展開させてるから物語としては地味よね
勉強にはかなりなったけど 満州国は時代が近いからフィクションを入れにくいのはある その二作を同列に語るのは無理あるだろ
砂クロで冗長ならほとんどの長編も冗長ってことになる 船戸さんは晩年、急速に存在感が失われた印象がある。
それなりに面白い本を出していたとは思うのだが。 冒険小説自体が下火になっちゃったからな
志水辰夫や佐々木譲あたりもジャンル鞍替えしたし むかしは内藤陳とかがシミタツ・船戸の小説を推しまくっていたけど、
みんな鬼籍に入っちゃったからねえ。 >>977
シミタツはまだご存命ですよ...
最近久しぶりに冒険小説出したみたいだし >>977
シミタツはまだご存命ですよ...
最近久しぶりに冒険小説出したみたいだし >>979
>伝説のハードボイルド作家86歳、19年ぶりの現代長編!
ギフテッドの介護士が主人公らしいが、86歳だと身近なテーマ……なのか? 90年代の深夜+1にて
まだご存命中の内藤珍さんに「船戸さんのベストは『砂のクロニクル』でしょうか?」と伺った
ただ一言「『箱舟』だよ」と答えられたことが印象に残っています 猛き箱舟、文庫で持っててKindle版も欲しいんだけど、
集英社文庫はなかなか半額セールやらないのね 読売新聞朝刊(2024年3月4日)の編集手帳に砂クロが引用されてた 蝦夷地別件読んだら面白かった 時代ものでアイヌかーと思って避けてた
船戸さんのキャラって復讐鬼モードになるとスーパーマンになりすぎるのがちょっとな あの少年をコントロールできなくなってスーパー伝奇小説になっちゃったのが惜しい
あと破戒僧があっさり破戒しすぎ 虹の谷借りてきたけど船戸さんの本で初めて投げたわ 50ページくらい レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。