最強に「意外な」犯人って？2

**名無しのオプ** · 2010/12/11(土) 10:13:34

おもしろかったんで、まだまだ議論しよう。
人間の想像力が無限であるかぎり、意外な犯人にも限界はないはず。

前スレ
最強に「意外な」犯人って？
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1057237389/

**名無しのオプ** · 2018/03/30(金) 22:17:45.16

神が犯人ってあったっけ
日本じゃピンとこないけどキリスト教圏イスラム教圏じゃ絶対のタブーだろうから

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 07:22:01.12

本物の神の使い（人）ってのなら一度だけ読んだわ

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 09:35:21.26

SFなら山本弘「神は沈黙せず」

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 10:01:06.79

神を犯人にするならＳＦミステリーにするしかないけど
その時点で意外でもなんでもなくなるな

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 12:16:40.72

>>692
神が犯人て、事故とかは全部そうでしょw
そもそも人間の犯罪も、神の采配なんだし

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 12:39:46.13

>>696
　ウィリアム.L.デアンドリアの某作品のこと？

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 13:29:23.77

>>696
そういう根源的な思想を取り入れた時点で意外性も何もなくなるな
あくまでも説明可能な事象なのに説明されるまでは誰も気が付かなかったといのが
ミステリーにおける意外性だから

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 20:17:02.39

このスレを興味深く読んだんだけど、結局、「意外」って相対的な概念だよね

徹底的に警戒してたらどんなものでも意外ではないし、思いっきり油断していたらどんなものでも意外に思える
要するに、「意外な」犯人を作るためには、読者を油断させればいいんだよ

ここにいるミステリーファンを、うならせるような意外な犯人の出るミステリーはもう作れないだろう
なぜなら、ここのミステリーファンは、すべての登場人物を徹底的に、隈なく疑うからだ
すべての可能性を疑われたら、意外性など出せるはずがない

だったら、「ミステリーだと思われないミステリー作品」を書けばいいんじゃないだろうか
ジャンルそのものをミスリードさせる

たとえばサザエさんのなかで、マスオさんの乗った車のエンジンが途中で故障して、マスオは仕事に遅刻してしまい、上司に怒られ、恥をかいた
これだけなら、サザエさんの中によく出てくる、ドジ話、恥かき話だろう
しかし、実はその故障は、マスオを殺そうとしてサザエが仕込んだ爆弾が原因だった
上手く全部爆破せず、一部だけ爆破したからエンジントラブルが起きた程度の損傷で済んだ

「今度こそ、確実に殺してやる」
サザエがそうつぶやきながら、爆弾を再作成しているシーンでサザエさんのその回は終わる

サザエさんを誰もミステリーだと思って視聴しない
だから犯人を疑いもしないし、推理もしない
ここのミステリーファンもそうだろう
完全に油断してるんだ

だから、どのミステリー小説の犯人よりも、意外な犯人といえるんじゃないだろうか

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 20:50:46.12

ただの美少女日常アニメかと思ったら世界観や設定が明らかになっていくと
とんでもないブラックな話だったというのはありそうだが

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 21:30:56.49

>>699
＞だったら、「ミステリーだと思われないミステリー作品」を書けばいいんじゃないだろうか

イニシエーションラブやんけ

>>700
＞ただの美少女日常アニメかと思ったら世界観や設定が明らかになっていくと
＞とんでもないブラックな話だったというのはありそうだが

がっこうぐらし第1話やんけ

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 22:13:32.31

>>699
＞ここのミステリーファンは、すべての登場人物を徹底的に、隈なく疑うからだ

未読だけど、聞いた話ではメール欄は登場人物以外を犯人にしようと作品らしいね

**名無しのオプ** · 2018/03/31(土) 22:27:33.10

もうクリスティやクイーンの時代から
どうやって裏をかこうかってパターンはやりつくして
これ以上ひねっても逆につまらなくなるか
単なる反則技にしかならないって領域に来てる気がする

**名無しのオプ** · 2018/04/01(日) 04:46:10.54

>>703
だから、平成以降の意外な犯人というのは
叙述トリックで犯人自体の存在を隠してしまおうというのが主流だな

**名無しのオプ** · 2018/04/01(日) 06:43:39.23

叙述トリック自体もやり尽くされて
だいたい、人、場所、時間、状況の誤認のどれかだから
叙述で騙されたとしても、その叙述トリック自体は特に新鮮味があるものではなかったりする

**名無しのオプ** · 2018/04/01(日) 10:09:02.96

男と思わせて実は女、のようなのは、またかとなる

**名無しのオプ** · 2018/04/01(日) 13:06:18.53

まだネタがあまり掘られてないミステリーとして考えらるのは(参考ですが）

多重解決
毒入りぐらいしか代表作がないからまだ可能性がある。日本のみなら結構あるが。

交換殺人
ありそうで数は少ない作品。だけど倒叙になりやすい。

完全犯罪系
こちらも倒叙になりやすいけど

不可能犯罪
ＳＦ系とかホラー系とかのオチになりやすくはあるけど

歴史もの
オマケ。最後よくわからんで終わるから、犯人は特定できないので。

ぐらいかな。まだあまり手垢がついていないのは。

**名無しのオプ** · 2018/04/01(日) 14:27:35.79

倒叙で初めから犯人は分っている前提で読んでいったら実は別の人物が犯人だった

**名無しのオプ** · 2018/04/01(日) 14:28:38.39

殺戮に到る病はそれに近いか

**名無しのオプ** · 2018/04/01(日) 18:23:14.77

倒叙で別人が犯人＋○と思わせて実は△
「ハサミ男」

**名無しのオプ** · 2018/04/03(火) 08:02:22.65

意外な犯人じゃないが、意外な動機ならジャックカーリー百番目の男
この真相ラストまでに分かったら変態確定

**名無しのオプ** · 2018/04/03(火) 10:49:28.06

ああ、あそこにちっちゃい文字書いた犯人の事か。確かに変態だ。

**名無しのオプ** · 2018/04/03(火) 17:09:47.36

200年前に死んだ人物が実は生きていて犯人

**名無しのオプ** · 2018/04/03(火) 19:24:43.89

松尾芭蕉が犯人
曹操が犯人

**名無しのオプ** · 2018/04/03(火) 20:20:32.95

犯人はいなかった
事件と思ったのは全て偶然の重なりによる事故だった

**名無しのオプ** · 2018/04/04(水) 10:12:39.01

中学の時に俺の通学自転車を盗んだのが
それから10年後に巡り会った今の嫁の弟だった

**名無しのオプ** · 2018/04/04(水) 15:49:16.81

篠田秀幸の「蝶たちの迷宮」というのが読者が犯人と謳っているが
人は日々過去の自分を殺して生きている、といった哲学的なものだった

**名無しのオプ** · 2018/04/04(水) 22:24:31.83

>>717
気になっていた作品だが読まなくて正解だったな

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 00:39:10.88

だから最後のトリックが出るまでは、読者が犯人ものはその程度のものしかなかったんですよ。

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 08:23:01.76

最後のトリックにしても読者は「死因」ではあっても
殺意を持って能動的に殺人を行った「犯人」とは言いがたいのは上で議論された通り
結局読者「犯人」ネタは詭弁を用いるしかない

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 08:40:33.05

レトリックでなく真に読者が犯人というのは永遠に達成できない不可能テーマ

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 08:45:21.87

作中作にしてその読者が、ならいくらでもありそうだけどな

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 09:09:16.24

二人称で倒叙物にする
「あなた」と書かれる人物＝「読者」が「犯人」なのだ

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 09:25:17.24

1つ思うのだけど、それってもうミステリーじゃないんじゃあないかと。

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 11:05:35.08

読者が作中に入り込めない限り、作中人物を殺害することは出来ない

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 11:36:38.75

方法はあるよ。実際に起きた未解決事件の犯人を作者が見つける。
で、読者に問いかける
こいつ、やっちゃっていいっすか？
読者の判断はネット投票で決定。
その後、新聞とかテレビでその人物の殺害を知る。
なら読者は犯人になれる。最近のサスペンスで増えてきた結末は投票でのリアル版
現実的では当然無いけど、方法として読者が作品に入る手段。

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 11:56:36.97

歌野のメ欄作品ははある意味読者が犯人だよ作中作だけど
逆に著者が犯人ってある？

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 12:08:23.54

話の語り手や記述者じゃなくメタレベルの実際の作者が犯人ってことかな

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 12:25:07.73

作者は作品世界の神だから登場人物を生かすも殺すも自由自在だから小説は常に作者が犯人と言える

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 12:30:36.79

東野圭吾の名探偵の呪縛がそうかな。

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 13:18:31.24

作者が犯人、読者が犯人ももう珍しくないって森がミステリィ工作室のエッセイで
書いてたな。それだってもう20年前になる
作者でも読者でもない、この本を読んだことの無い人間が犯人、っていうのも
鯨がやってるな

残るは「編集者が犯人」かな。これ意外とやられてないんじゃない？
まあ「編集長が犯人」「出版社の社長が犯人」とかいくらでも広げられるがｗ
全て編集者のバリエーションに過ぎないと思う

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 13:20:27.67

ああ「編集者が犯人」っていうのは、もちろん作中人物の職業が編集者で
そいつが犯人って意味ではない。そんなのいくらでもあるだろうし
作者や読者同様、その小説を実際に編集したメタレベルでの編集者って意味

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 13:29:18.56

作中作ではあるけど、中村文則がそのネタ使ってる。

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 14:04:37.78

作者が作品世界の神だとしたら作者に指示を出せる編集者は神の上の神だから
編集者の指示で登場人物を殺したなら編集者が犯人

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 14:51:44.67

1つ思うのだけれど、それはもうミステリーじゃない気がするのだけど。
生編集者が犯人なんて読者は推理できない。

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 19:25:10.02

>>735
まあそうなんだけどｗそれ言ったら作者が犯人、読者が犯人とかも同じやんと
だからそれらもひっくるめて所謂「メタミステリ」ってジャンルになるんじゃないか

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 19:28:56.76

>>731
>作者でも読者でもない、この本を読んだことの無い人間が犯人、っていうのも鯨がやってるな

どういう状況なんだ、これ？
本を読んだことのない人間が犯人？

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 19:44:54.67

>>737
実は細かい理由付け（こじつけ）は忘れてしまったｗ
でも作者が犯人、読者が犯人というのが否定されて
（読者にはこの本を読んでいたというアリバイがある、みたいな理由）
最終的にそういうオチになる作品があるのは間違いないんで、
自分で読んで確認してくれ（メル蘭）

**名無しのオプ** · 2018/04/05(木) 21:22:16.17

ミステリーの読者はもうあらゆる犯人の可能性を考える
登場人物の全てを疑うし、登場していない人物だって疑うし、作者、読者が犯人であることも考える
そういう意味では、真に読者が予想していなかった犯人というのはもうありえない

**名無しのオプ** · 2018/04/06(金) 11:38:39.66

犯人を実行犯と限定しないで実行犯に指示した人物こそ真犯人と考えればアリバイがあっても犯人ということもある

**名無しのオプ** · 2018/04/06(金) 18:01:57.73

犯罪実話を人事のように書いて最後に作者自身が現実に犯した事件のことだと分る

**名無しのオプ** · 2018/04/06(金) 18:02:53.48

山田風太郎はそういうの得意だったな
いわゆる操り殺人がテーマの作品がたくさんある
直接「殺せ」など指示せず、一切法に触れない範囲で
如何に第三者にターゲットを殺させるかっていう

**名無しのオプ** · 2018/04/07(土) 15:12:19.88

ブラックジャックの一瞬の目撃者って話が
漫画とアニメだと犯人違うってのは面白かったな
登場人物とか話の流れは同じなんだが

**名無しのオプ** · 2018/04/07(土) 19:26:37.64

映画やテレビのスペシャルは、犯人が大臣級の政治家や警察の幹部、又はそれらの家族が犯人で、予想もしない展開ばかりだけど、ミステリーもおんなじね

**名無しのオプ** · 2018/04/09(月) 02:07:25.52

>>740　742
もうトリックや意外な犯人は出尽くしてしまったが、それでもまだ工夫の余地があるとしたら
叙述トリックかも…という意見を作家の誰かが言ってた覚えがあるが、
操り殺人もまだ色々と可能性が残ってると思う

黒幕による思いもかけない実行犯操作法とか、黒幕と実行犯の意外な人間関係とか、
その関係性を隠蔽する方法などまだまだ工夫の余地が残ってると思うし

**名無しのオプ** · 2018/04/09(月) 08:59:16.91

「連続殺人鬼カエル男」が操り殺人+叙述トリック

**名無しのオプ** · 2018/04/13(金) 17:12:03.04

逆に言うと絶対犯人じゃありえないというのはどんな条件だろう
地球の裏側にいたというアリバイだって疑える

**名無しのオプ** · 2018/04/13(金) 20:22:37.37

そもそも、こういう条件であれば絶対に犯人であるって証明も難しいんだけどな
バークリーの「試行錯誤」なんて1930年代なのにそれをテーマに扱ってる
主人公が「俺が犯人だ」って言い張ってるのに、それを証明する手立てが無くて
苦労するという

**名無しのオプ** · 2018/04/13(金) 20:45:46.77

刑務所に入っている囚人が犯人

**名無しのオプ** · 2018/04/14(土) 09:50:34.98

殺人パートと刑務所パートを交互に書き最後に時系列系叙述トリックだったと判る

**名無しのオプ** · 2018/04/14(土) 15:08:04.99

囚人が牢屋越しに看守を刺し殺す
事の発覚を恐れた看守仲間が遺体を刑務所外に運び出して遺棄
それを見つけてしまった人間が関わり合いになることを恐れて別の場所に遺棄
を繰り返して最終的に地球の裏側で死体が見つかるミステリで

**名無しのオプ** · 2018/04/15(日) 08:22:27.29

不可能犯罪が叙述トリックでそう見えてだけだったら腹立つな

**名無しのオプ** · 2018/04/16(月) 01:03:07.28

叙述トリックというより
叙述詐欺だなｗ

**名無しのオプ** · 2018/04/18(水) 07:52:12.58

不幸な目に遭っていて同情したくなるキャラが犯人というのはよくあり
こいつ気にくわねえというキャラが犯人であることは滅多にない

**名無しのオプ** · 2018/04/18(水) 11:01:21.88

全身麻痺で身体をほとんど動かせない人が犯人というのがあった

**名無しのオプ** · 2018/04/18(水) 11:18:24.45

カラスが犯人ってのはあったよ

**名無しのオプ** · 2018/04/18(水) 11:23:44.59

世界初の推理小説から猿が犯人だからなぁ

**名無しのオプ** · 2018/04/20(金) 09:30:13.81

一番の協力者のはずだった博士が黒幕のボス

**名無しのオプ** · 2018/04/20(金) 22:04:36.91

いい人が犯人だった場合
いい人が止むに止まれぬ事情で犯罪を犯したパターン
いい人と思ったら実は悪人だったパターン

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 05:30:01.31

最強に意外な犯人を思いついた
素行が悪く誰からもアイツがやったんだと思われてる人物が本当に犯人

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 08:43:06.34

そんなの昔からあるし、今は金田一少年やコナンでさえやっていて、
今さらもう意外でもなんでも

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 10:10:37.69

そういうのって、あからさまに怪し過ぎて犯人じゃないだろうと思うのの裏をかいたのか
普段から素行が悪いというのが伏線のつもりなのか

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 11:19:13.83

前者に決まってんだろ
後者と思ったら頭おかしいｗ

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 11:30:17.50

現実では、事件が起きた時警察が真っ先に疑うのは、前科者や素行行状の悪い者

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 11:58:57.29

あとはっきりしてる動機な

推理小説では表に見える動機がストレートにそのまま動機なのはもはや裏の裏をかくパターンだが

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 13:23:41.93

見え見えの犯人がそのまんま犯人って
意外性のつもりでも全然意外性ないよな
コインの裏の裏は表ってだけで元から容疑者にあがってたやつが犯人じゃﾌｰﾝとしかならんし
下手するとこの作者マジでこれ書いてんじゃないのか？って受け取られかねない

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 16:53:54.18

裏の裏をかいたつもりでも表面的には何のひねりもないのと同じだし
だから結局一番怪しくないのが犯人という定番パターンが主流

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 19:35:56.65

ミステリーマニアは騙されるのは好きだけど
期待しているのは、一番怪しいから犯人じゃないと思ったらやっぱり犯人だったみたいなものじゃないよね

**名無しのオプ** · 2018/04/21(土) 20:34:09.41

裏の裏程度じゃ意外でも何でもない
裏の裏の裏の裏の裏ぐらいじゃないと

**名無しのオプ** · 2018/04/24(火) 06:56:54.11

念のため、もう一つ裏をかいた方がいいんじゃないか？

**名無しのオプ** · 2018/04/29(日) 16:56:40.63

>>766
＞見え見えの犯人がそのまんま犯人って
＞意外性のつもりでも全然意外性ないよな

だから、そんなバカ正直な描き方はしないよ
怪しいなと思われて、実際に逮捕もされるんだよ
その後で無罪の証拠が出て釈放される
でも、実は無罪の証拠というのがトリックで実はそいつが犯人といった感じの
描き方をするんだよ

そういう仕掛けを加えて意外性を演出するの
なんの仕掛けもなく怪しい奴がそのまま犯人なんて描き方はしない

アガサ・クリスティなんかが何度も使っている手だよ

**名無しのオプ** · 2018/04/29(日) 17:35:17.10

でもそういうのってどうせこいつが怪しいんだろと思っちゃうから意外性はあんまりない
冤罪ネタで冤罪として釈放された奴がやっぱり真犯人だったというのもある

**名無しのオプ** · 2018/04/29(日) 17:42:00.94

だね
そういうのって上手いことやるなーとは関心するけど
意外だ！って印象は薄い

**名無しのオプ** · 2018/04/29(日) 18:41:45.19

>>772
犯人が獄中死したというのもあるな

殺人の罪で死刑判決を下され、獄中で病死したんだけど
その後、アリバイがあることが判明する。

読者には「アリバイがあったのに獄中死してかわいそう」と思わせておいて
単にそいつがアリバイ工作に失敗して自分が死ぬまでアリバイ工作が役に立たなかった
というオチ

**名無しのオプ** · 2018/04/30(月) 06:11:51.31

結局、意外性なんてものは出尽くしてるので、どう「意外っぽく」見せかけるための
演出とか構成の妙が勝負ってことかな
「犯人っぽい奴がやっぱり犯人」という骨格となるネタがあって、
それをどうやって読者に驚かせるように見せるかの勝負

すなわち>>771が書いたような例だが、今では>>772の指摘通りになっちゃってるのは、
そういう演出や構成もそれこそクリスティ一人だけでもかなりやり尽くされてるからなんだよな
でも物理的なトリックなんかに比べると、まだ演出や構成の鉱脈は多少は残ってると思う
もっと単純に要約すれば「読者に情報を出してゆく順序」のパターンの鉱脈

**名無しのオプ** · 2018/04/30(月) 13:40:46.48

毒入りチョコレートみたいのがいいと思うんだよ。一応の犯人が指摘されて
ミステリー的にはオチがついている。それこそ犯人ポイやつが犯人でもいい
だけど、その中にほころびや矛盾をはらむ要素があり、完全には犯人とは
言えない。後期クイーン的な犯人で終わり。
ただ、この作品は駄作と呼ばれると思うが。

**名無しのオプ** · 2018/04/30(月) 13:46:34.39

単純に犯人の立ち居地、状況だけ説明すればそこまで意外でもないのに
ストーリーの進行や文章で巧みに犯人候補の意識外に持っていかれてしまう
みたいなのが一番上手いと思う

**名無しのオプ** · 2018/04/30(月) 16:34:51.65

星新一の日記付けるロボットのはなし。

**名無しのオプ** · 2018/04/30(月) 21:42:58.92

明らかに犯人とわかっている奴をどう落していくかというタイプのミステリーもあり
その場合犯人の意外性は求めらてない
アリバイ崩しなどがそのタイプ

**名無しのオプ** · 2018/05/01(火) 10:06:48.35

>>777
そうそう
誰を犯人にすれば意外かというより、ミスディレクションによって
いかに意外さを演出するかが重要

**名無しのオプ** · 2018/05/05(土) 14:37:08.93

アリバイ崩しって今はあまり流行らなくなった
防犯カメラが到るところにあって行動が補足されるようになったから
さらに顔認証システムが行き渡ればアリバイものは死ぬな

**名無しのオプ** · 2018/05/05(土) 15:10:24.61

蟻場耕作「そ、そんなぁ……」

**名無しのオプ** · 2018/05/05(土) 20:40:33.95

DNA鑑定により死体入れ換わりトリックが死に
携帯やGPSによりクローズドサークルが死に
監視カメラやNシステムによってアリバイトリックが死んだ
逆に最新テクノロジーによるトリックの可能性って何だ。ドローンや光学迷彩かな

**名無しのオプ** · 2018/05/05(土) 20:48:28.67

実際にあった犯罪なんだけど
スマートフォンの写真解像度が上がり過ぎて
何気ない写真でも指が見えてるだけで指紋を複製されてしまったってことがあるらしいね

**名無しのオプ** · 2018/05/05(土) 23:02:53.93

顔自体が守るべき個人情報となって
顔を覆面で隠し体型もマントなどで隠すことが当たり前の世界になるのかも知れん

**名無しのオプ** · 2018/06/16(土) 14:30:56.11

>>781
＞さらに顔認証システムが行き渡ればアリバイものは死ぬな

顔認証システムを利用したアリバイトリックを考えればいいだけじゃん
時刻表やカメラを利用したアリバイトリックと同じだ

**名無しのオプ** · 2018/06/16(土) 17:48:10.16

多重人格者が主人公で、本気で犯人を突き止めようとしてる探偵役の主人公が、実際には別人格が殺人を犯した犯人だったという作品はすでにあるの?

**名無しのオプ** · 2018/06/16(土) 17:57:20.29

>>787
漫画なら大友克洋の「Ａ荘殺人事件」が近い
小説にも多分探せばありそうな気もするが、
「犯人は俺だった」パターンって多重人格よりも
記憶喪失する前の自分が殺してたっていうのが
ほとんどだろうな
あとは岡嶋二人のアレみたいな無自覚パターンか

**名無しのオプ** · 2018/06/16(土) 18:13:28.20

まあ、もう今更犯人は俺だったパターンは何の新味もないよな

**名無しのオプ** · 2018/06/16(土) 18:31:31.29

ありがとうございます

**名無しのオプ** · 2018/06/17(日) 12:58:28.38

現実の犯罪捜査ではトリックなんかに惑わされることはない
とりあえず別件でもいいから引っ張ってきて自白を強要するのが警察だから
アリバイトリックなんか何の意味もない

**名無しのオプ** · 2018/06/17(日) 13:14:27.04

そもそも「犯人は俺」ってそれこそ発想としては小学生でも思いつくだろうからな
推理作家なら誰でも一度は書こうとして、大半が駄作になりそうだから辞めてるって題材じゃね