二階堂黎人22
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スレタイ独断で立てました。すみません。
前スレ
【平成の高木彬光】二階堂黎人21【現代本格の雄】
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1360723261/ 「吸血の家」ではなく「悪霊の館」なのは、何でなんだぜ?
「吸血」の方は、まがりなりにも、鮎川賞佳作という評価もあるのに。 >>901
ゲドさん本人の希望とかじゃ?
たしか自信作なんだよね。 >>901
二階堂版『甲冑殺人事件』だという自負があるからじゃない?(適当) 吸血の家のメイントリックは覚えてるけど
悪霊の館のは忘れたなあ
糸とか使う物理トリックは頭に入らぬ 俺たちはゲド先生の活躍と作品にしか興味が無いんだよ
でも先生は後続を育てるのに回ったかと思えばそうでもないし・・・ 最近追ってなかったけど究極の密室トリックってもう出た? >>907
青山蘭堂という有望な後継者を得たからなあ。 なんかリカちゃん人形好きな主人公が探偵する酒造りの奴は読んだ
鬼とか日本刀とかそんなんだったな
まあまあ面白かった >>910
鬼蟻村マジックかな
ああいう物理トリックが先生の真骨頂 >>910 >>911
「真骨頂」だけど、あれはさすがにひどい。
前も書きこんだけど、
中盤で披露される「バカバカしすぎてあり得ない真相」の推理レベル。 民俗学とか和風とかホラーが好きなので、知らない著者の本でも読んでみた
その結果、まあまあ面白かったんだが、真骨頂と評価する人と、さすがに酷いと評価する人がいるみたいね
三津田信三先生が好きなので、けっこう面白かったんだけどなあ 「鬼蟻村」が楽しめるのなら、ゲド先生の作風に合ってるのかもしれんね。
「人狼城」が最高傑作だと思うけど、洋風だし長すぎるからあまりお勧めできない。 和風で評価高いというと散々言われてるが「吸血の家」かな
こればかりはネタ抜きで先生の名作 宇山編集長の追悼文集に寄稿してたエッセイ読んだ
ゲド先生ってデビュー当時から麻耶のことを天才と絶賛してたんだな
同業者というよりただのファンで微笑ましくなった 人狼城の頃に本格ミステリ大賞があったら受賞できたのかな 人狼城並みに長い小説で賞取ったのある?
暗黒館の殺人とかソロモンの偽証とか塗仏の宴とか・・・ >>917
辛口の千街氏も認めてた本格ミステリだからなあ。
可能性はあったかも。
なぜか一派の女性ライターが千街氏にコテンパンにされていたが。 >>918
ざっと確認したところ2003年受賞作の『オイディプス症候群』が長いほうかな? >>917
何かの本ミス企画で1位になっていなかったっけ?
本格ミステリクラブ自体は脱会してるのに、文庫のオビにその1位を謳って、
どこかのスレで多少物議を醸していたような記憶がある。 >>921
本格ミステリ・ベスト10の1999年は人狼城で1位を取ったけど
この頃は本格ミステリ大賞が設立される前だった
なので人狼城の頃にあれば・・・と思ったわけ >>922
どうかなあ。
あれって投票するとき、推す理由を併記する必要があるんだっけ?
完結篇が出た年度にもう一度過去の3冊読みなおすのも億劫だし、
票は集まらんかもしれん。 >>923
『短編ミステリの二百年』全6巻と大して変わらんだろうから大丈夫じゃね? > 8月末に南雲堂から出る、羽純未雪/二階堂黎人・合作の『呪縛伝説殺人事件』のゲラが出てきて、赤入れ。
合作だけど先生の新作読めるの嬉しい そういや合作で二階堂先生は何も書いてないって暴露した作家いたっけ
あれどうなったんだろう
裁判? >>926
愛川晶な
あの件はゲド先生の言い分の方に説得力があると思った
(シンポ教授が皮肉まじりのツイートをしてたな)
裁判はやらんでしょ 愛川晶は何かのエッセイでけっこう過激なこと書いてた記憶がある。
東京創元社の編集長が出てくるやつ。 >>928ようやくか、結構評判良い作品みたいだし、うれし楽しみ。
タイトルだけ告知されてた頃は、「巨大幽霊マンション事件」と読み間違えていたのも懐かしい思い出w >>930
短篇の「ロシア館の謎」を復習しておいたほうがいいよ。 文庫版、巨大幽霊マンモス事件の表紙かっこいいな
このイラストレーターの装丁で新装版出してくれないかな ゲド先生が犬の散歩中にツキノワグマにやられかけたらしい >>933
ゲド先生でなくてご家族の散歩中の話ですね 『完全版 悪霊の館』の発売が9月にずれて5000円+税に… >>935
・「デビュー三十周年と『悪霊の館』」 二階堂黎人
・「解説」 柄刀 一(作家)
いちおうマニア向けだからその値段設定でも別に構わんと思うが、
初版はどれくらいだろう。 3000部くらい? サラッとスズメバチに刺された話してるけど、数年前にも刺されてなかったっけ?
もう前刺された時の抗体は残ってなかったのか、アナフィラキシーショックには気を付けていただきたい 文庫のあとがきより
水乃サトル物の新作『白魔王の不思議(仮)』が年内刊行予定
蘭子シリーズの新作『戯絵夢島殺人事件(仮)』の構想が固まったので執筆を開始したとのこと >>938
>水乃サトル物の新作『白魔王の不思議(仮)』
>蘭子シリーズの新作『戯絵夢島殺人事件(仮)』
どちらかというと蘭子シーズが『白魔王殺人事件』で、
サトルが『戯絵夢島の不思議』のイメージ。
蘭子シリーズはまだ構想段階か。ゲドさんって、書き始めると速いんだっけ? 何にせよ新刊が出るのは嬉しい
蘭子シリーズは主人公が亜欄に変わってそうだけど マンモスがスマッシュヒットだったんで、新作も期待しちゃうね。
ところで以前から思ってたんだが、ゲドさんの執筆ペース(印税収入)で、
長野に別宅持って犬の多頭飼いってけっこう大変そうだな。余計なお世話だろうけど。
だからもうちょっと新作読ませてください。 水乃サトルが出れば11年ぶりの新作か
もう読めないものかと諦めてたわ サトル物は現代編(マジックシリーズ)は好みだけど、学生編(不思議シリーズ)は苦手 >>943
〜マジックは、『鬼蟻村マジック』だけ読んで見限ったクチだが、
ひょっとして他の〜マジックは面白い? >>945
ありがとう。
固有名詞だからしょうがないけど、「猪苗代湖マジック」ってタイトル、
冷静に考えるとゴニョゴニュだよなあ (´・ω・‘) >>925
呪縛伝説殺人事件 単行本 – 2022/8/30
羽純 未雪 (著), 二階堂 黎人 (著)
アマゾンの概要読んだが、旧家の因縁伝説・密室もの。
これこれ、こういうゲドゲドしい設定の本格が読みたいんだよ! >>946
「ゲドゲドしい」てw
残念なのは合作ということだな
相棒の羽純はデビュー作で旧家の因習的なものを扱っていたけど、ゲド度の欠片もない感じだった >>949
素材と調理は羽純さんで、味付けがゲドさんなのかな?
こってりマヨネーズの味付けを期待したいなあ。 ゲドゲドしさの秘密はあの時代がかった言い回しだよ
老人「なんじゃよ」
女性「ですわ」 そのコッテコテな感じがいい
ひと昔前の洋書の翻訳のようなダサさ ゲドゲドしさナンバーワンの小説が『悪霊の館』でいいのかな?
作中で未解決の謎があるという噂を聞いたので、実は読んでいない。
復刊するみたいだし面白いなら割り切って読もうかな。 >>8
それにしても「ゲドババァ!」って、もう20年以上前のことなんだな。
由来をすっかり忘れてる人もいるだろうな。 聖域の殺戮かギガンテスかどちらか忘れたけど
未だに「ゲドババァ!!」の本文を実際に確認したことがない >>956
ギガンテスの方な。聖域の殺戮にも類似のゲド語が出てくるよ
なお、SFミステリーとしてはギガンテスの方が出来が良い(基本に忠実なトリック―名作のバリエーション―が決まってる) ゲドさんて昔は光文社文庫の本格推理の編集長やってたけど、
雑誌主催のいわゆる新人賞で選考委員やったことってあるんだっけ?
もベテランなんだし何回か依頼があってもよさそうなものだが。 最近の表紙がアニメ絵だったり漫画絵だったりして
美少女探偵主人公のミステリに食傷気味だから
ゲド先生のゲドゲドしい作風の新本格に飢えている 今月出る『加賀美雅之未収録作品集』の解説はゲド先生 加賀美先生の夭逝は本当に残念だったな
いい意味でゲドっぽさがある作風だったのに 加賀美先生はゲド流本格の後継者だったもんな
早逝されたのは本当に残念 加賀美雅之は長篇二作目『監獄島(上下)』が長すぎて単調すぎて、
しかもあの文章だから、読むのが無茶苦茶苦痛だった。
でも三作目の『風果つる館の惨劇』(だったかな?)はだいぶ読みやすくなっていて、
向上の兆しはあっただけに残念。
ちょっと前に亡くなった光原百合もそうだけど、50代で亡くなるのは本人も無念だったろうな。 >>959
少しミステリから離れててカムバックしたんだけど
最近流行ってるのはこれかぁと思って屍人荘の殺人と魔眼の匣の殺人読んだのよ
悪くはないけど美少女探偵な上にゲドゲドしさが足らなくて……
人間を描くのが嫌いと言い切ったゲドゲドしい作風無しではミステリを楽しめなくなっていたわ こういうのがゲドゲドしいミステリ?
「ああ! これは、リカちゃん人形じゃないですか! それもこんなにたくさん!」
「うわ! うわわ! 初代いづみちゃんとわたるくん、それから、
いづみちゃんの妹のくるみちゃん、わたるくんの弟のごろちゃんもいるじゃないですか!」 蘭子だって作品によっては美少女で通る年齢のはずだけど
ただ今の若手の作品みたいなキャラ立ちはしてないが
若い作家はとにかくみんなロジック重視で小さく纏まってる
ロジックの邪魔になるような過度なハッタリは不要なんだろう >>962
カガミン(1959-2013)はたしかに平均寿命よりだいぶ若くして亡くなったけど、
「早逝」でもないような。
てか、ガガミンとゲドさんって同年生まれなんだな。知らんかった。
もう亡くなって10年近く経つのか・・ >>969
作品が二作しかないからね・・・
今度生前の短編集出るらしいが まえも書き込んだが、カガミンは三作目の「風ー」でだいぶ文章が読みやすくなっていたので、
生きてればコテコテ雰囲気の本格の第一人者になれていたかもしれんな。 >>972
でも冒頭の官能シーンは読者が逃げそうと篠田真由美に酷評されていたな。 >>973
それは当時思ったw
栗本薫の「小説道場」なら、一刀両断されてるレベルの描写だった・・ >>960
てっきり南雲堂が出すのかと思いきや、光文社なんだな。
失礼ながら、南雲堂くらいしか出すとこないやろ、と思っちゃった。 >>973
あの官能描写はねぇ…
ゲド先生の官能描写も酷いけどなw
>>975
南雲堂とは関係薄いでしょ。本格推理シリーズ出身でカッパ・ワン1期生だから光文社しかありえんよ >>976
>本格推理シリーズ出身でカッパ・ワン1期生だから
これを言われたら確かに光文社しかないとは思うが、それを忘却していた時点では、
「そんな売れそうにないものを物好きにも出版しようなどというところは南雲堂しかありえん」
と思い込んでも仕方ない(失礼を重々承知で書く) 加賀美雅之って10年前の容疑者X騒動の時にゲド先生一派としてなぜか飛び火しかけてた人だっけ?
そもそも書店で扱っていないこともあって読んだことのない作家だったが、そうか亡くなってたのか・・・ >>976
カガミン本人は関係薄いだろうけど、ゲドさんの主導でとかさ。
あと俺ミスの鼎談?みたいなのには確か出ていたと思うんだよ、カガミンの顔を俺ミスで見てこんな顔してんだと思った覚えがある。
まぁ>>977の言う通り、そんなものを出す物好きは南雲堂しかないと思ったのも事実w
>>978
taipeiブログで自演っぽいことしてコテンパンにやられたのを千街に揶揄されていた辺りでカガミンの記憶は止まっているな、俺は。
亡くなったのはびっくりしたが。 ゲドさんが解説書いてるらしいけど、
カガミンの未収録短編集、誰も読んでないのかな?
本格理解派五人衆、カガミンは「大食いイメージ」のキレンジャーだったなあ。 >>980
買うほどの思い入れはないが、図書館に入ったので予約して、今予約待ち中。読んだら感想書くよ。 5000円円+税か・・・
さすがにお布施するか迷うな。 5000円円ってなんだよ、5000円だろ、と思ったら論創社のホームページもそうなっていて笑った。
誤字脱字の多いゲドさんだからあえてなのかなと勘繰ってしまった。 >>983
俺は思い切ってやろうと思う
最近とみにゲドさん愛が深いんだ 完全版には柄刀一の解説がつくらしいが、うーんw
もうちょっと特典的な付録がほしいなあ。 某書店でサイン本が売られるのであれば買いたいけどな 「加賀美雅之未収録作品集」を読む。「暗号名『マトリョーシュカ』」「『樽の木荘』の悲劇」は、新本格推理に載ったのを昔読んでいたわ。
「我が友アンリ」
唖然としたり呆然としたり口の中の唾液が渇ききったり、とにかく語り手の感情の起伏が異様に激しいカガミン特有の文体はすでに萌芽している。
銃声がフェイクなのはすぐ見当がつく。タバコを使った時限発火装置は名探偵コナンに前例あり(多分コナンの方が先)。
心臓を銃で撃たれて、刃物で自分の手にダイイング・メッセージを残せるのかも疑問。
殺害の順を誤認させるアイデアは気が利いているけど、それを活かしきれていない印象。
「暗号名『マトリョーシュカ』」
今度は心臓を冷たい手で鷲掴みにされたかのような衝撃を受けたり、足元の床が崩れ落ちてゆくような感覚を覚えたりする語り手。
思わず叫んでいたり、感情のコントロールが効かないのがカガミステリの特徴なのか。
アバズレスの推理に「私は驚嘆した」が、密室トリックと言うにはちょっと原始的すぎて、意外性はない。
あと、ドイツ語で「貴方」と「貴女」って違う単語を使うのかな。具体的な単語が本文に一切出てこないので気になった。
正体を暴かれた暗殺者マトリョーシュカが、即ターゲットを殺さずに長々と独り言を言い続けるのも不自然。
続きは、明日以降。あまり誰も期待していないだろうがw >>988
レビューはありがたいけど、ネタばらしはちょっと。>アンリ >>989,990突っ込みありがとう。おかげで>988を読まずにすんだ。
988は、普段ミステリを読まない人ですか? マナーは守れよ。 >>989-990
スマン。では気をつけつつ。
・「樽の木荘」の悲劇
地の文でミスリードするのはいただけない。曲がりなりにも「新・本格推理」と題したアンソロジーでよく採用されたなと思う。
相変わらず足元の床が崩れそうになったり全身が凍ったり時が止まったりしているのは標準仕様。
真相はかなり分かりやすいので、謎解きとしての完成度も低め。
・凍夜に死す
ちょっとトリックに無理がある気はするが、破綻のない、なかなかの仕上がり。
ただ、鬼貫警部が真相に辿り着く切り札が全くの偶然によるものなら、それを伏線として予め書き込んだ方がよかったのでは。
・EDS 緊急推理解決院 怪奇推理科
切断された腕が意志を持って徘徊している、というホラーまがいの展開…だが、真相が明かされると、その描写自体がアンフェアと言わざるを得ない。
カガミン史上珍しい、架空とは言わないまでも現実離れした世界観が舞台。容姿端麗だが変人、という探偵のキャラがステロタイプすぎる。
・鉄路に消えた断頭吏
名探偵の共演をやりたかったんだなぁ、という作者の情熱は分かる、分かるが…
首切断のトリック、どう考えても物理的に無理じゃないか。 「運河通りの少年」
オランダの家屋の構造を利用したトリックは面白い。名探偵コナンに似たようなのはあったが、オリジナリティは十分。
「聖アレキサンドラ寺院の惨劇」
物理トリックに動物を用いるのは、かなり不確実な気が。アナスタシア皇女生存説って人気あるんだな、ミステリ界隈でこれほどよく見る都市伝説もない。
「『首吊り判事』邸の奇妙な犯罪」
ものすごく古典的なトリックを、できるだけその古臭さを感じさせないように使っている努力は感じるが、真相の尻すぼみ感は否めない。
よく言えば丁寧に伏線を張っているが、あからさま過ぎて伏線になっていない。
「ジェフ・マールの追想」
序盤からカー作品を派手にネタバレ。犯人当てなら、もうちょっと容疑者が多い方がよくないか。あと、実はこの人物の正体はあの有名人でした的なオチは飽きる。オリジナリティのなさは生前から指摘されていたが…
「世迷い言」に「よまい(い)ごと」というルビが振られているが、光文社しっかりしろ。
個人的ベストは運河通りの少年、次点は凍夜に死す。あとの作品はちょっと、うーん、という感じ。 レビュー乙。
意外と収録作多いんだな。
本ミス・ベスト20の17位くらいには滑り込むかな? もし他に読んだ人いたら、鉄路に消えた断頭吏の首切断トリックが本当にできると思うか、マジで聞かせてほしい。
どう考えても無理だと思うんだ。 レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。