魍魎の箱いったら、最初の加菜子と頼子のやりとりは今見ても秀逸だよね

「月は一度死んだ光だから、月の光を浴びればいい」
「猫のように生きるんだ。そのためには夜目が利かなきゃいけない」
「君は私の生まれ変わりなのさ。私たちは死に変わり生まれ変わって、いつまでも永遠に今のままなのさ」

加菜子がかっこよすぎ
あんなこといわれたら、屈折した中二少女は惚れちまうよな

でも、ああいう少女マンガ的な耽美なセンスって、あのシーンだけなんだよね
加菜子と頼子のやりとりは京極夏彦の小説としても、なんか雰囲気や毛色がちがう
いくら京極夏彦にしても、ちょっと上手すぎるんだよ
なんか、月の光は死の光とか、同時期の生まれ変わりとか、元ネタあるのかな