何故海外では本格ミステリは衰退したのか
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
昔の本格で今のコージーにあてはまるのはミス・マープルとかか
ホームズもポワロもエラーリーも玄人探偵 >>180
コージーでは日本の本格マニアは満足できないだろ
なぜ、戦前の黄金期のようなコテコテの本格は日本や中華圏では発展して欧米では衰退したのかという話 欧米の本格マニアは旧作を読んでると思うよ
今復刊ブームでコーチホイップパブリケーションとか
ディーンストリートプレスとか新しい出版社が大量に
刊行しているから、カササギの作中作程度のなら
より取り見取りだろう
現代に立脚した作品は歓迎するだろうが中々でて
こないんだよ
天才が必要かもな すまん、本格は全部まともじゃないって意味だったのか
俺はまた、最近の(新?)本格はまともなのがないって意味かと思った エラリー・クイーンのアメリカ本国での忘却と日本での神格化という対立する現象が起きた過程は興味がある
この辺の日米比較評論は誰かアメリカの文壇事情に詳しい評論家に論じてほしい
またイギリスではクリスティ影響下の作家はしばしば現れるのに、アメリカではジェームズ・ヤッフェを最後にクイーン影響下の作家が途絶えたという英米比較論も含めて 日本の場合はまず乱歩による「Yの悲劇」称賛があって
横溝ブーム時に論じられたクイーン「Yの悲劇」「エジプト十字架の謎」の横溝への影響
ダネイが来日して当時の流行作家、松本清張や夏樹静子らと交流
さらに新本格ブームという流れの中で日本におけるクイーンの神格化が進行
しかしそれは皮肉にもダネイとリーが捨て去った初期の作風を絶対視する流れに進み、
クイーン自身が志したミステリの理想とは逆行する偏った方向への神格化が進んで行った
これに対してアメリカでは70年代のクリスティ・ブーム、レヴィンソンとリンクのミステリ・ドラマ、
英国ミステリの輸入等があったにも関わらず国産作家のクイーンやヴァン・ダインは忘れ去られ、ディクスン・カーは英国でのみ読み継がれた
そして本格謎解き小説が米国エンターテイメントの傍流へと追いやられて滅びて行った過程の詳細な評論は読んでみたい 単純に考えるとトリックメーカーが映画とか流行りの最先端なショービズに流れていったんだろうな ドラマだけどdeath in paradise長く続いてるし
海外でも需要自体はあるんだろうね 社会問題をとりあげると、書評などマスゴミで褒めてもらえて売り上げが伸びるからだろ
しかもテレビドラマ化や映画化もしてもらえるからな
ただしその社会問題の取り上げ方も、保守派的観点ではクソミソに罵られるから左翼的視点で取り上げざるをえない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています