>>88
批判してはダメというのではなく、批判してもムダという話。
たとえば、個々の作品でトリックがショボイ、探偵に魅力がない、ロジックが強引などといった具合に批判するのは有効だろう。
そういう批判が多ければ、作者は質の向上を目指すし、まだ読んでいない読者はその批判を読んで駄作を回避することができる。

だが、本格ミステリなんかくだらんなどというジャンル否定は意味がない。
作者は本格ミステリ好きで書いているわけであり、その作品の読者も
本格ミステリが好きで読んでいるんだから。
同じように、ライトノベルっぽい本格ミステリも一つのジャンルであり、それが好きな作者とそれを支持する読者で成り立っている。
もちろん、どの描写が稚拙という具体的な批判なら大いに意味はあるが、ラノベっぽい本格だから駄目とジャンル自体を否定しても意味はないんだよ。