USJで毎年行われているイベント「ハロウィンホラーナイト」。
今年2016年、その目玉として新たに導入された期間限定の
お化け屋敷が物議を呼んでいるのだ。


問題のお化け屋敷は「祟〜TATARI〜生き人形の呪い〜」という
タイトルで開催され、人形供養で知られる淡嶋神社(和歌山)から
調達した日本人形を「呪いの人形」として多く並べている。

しかしイベントを始めたとたん、「人形供養として有料で預けた
日本人形を無許可でイベントに転用するとはなにごとだ」との
意見が相次ぎ、問題視されている。

淡嶋神社としては「人形を多くの人に見てもらうことは供養にも
繋がるという考えの元、転用してしまった」と回答しているが、
この同神社では過去にもホラー番組などでたびたび預けられた
人形を取り上げる企画をして「拝金主義」と噂されており、今回も
その延長戦だとみているひとが多いようだ。


一般社団法人日本人形協会には、USJや淡嶋神社に問い合わせたが
門前払いされてしまった人や、イベントの依頼を断ったはずなのに
「人形供養神社から調達する」という方法で、間接的に自社製品
をアトラクションイベントに使われてしまった企業などから
多数の声が寄せられ、同協会はUSJに抗議文を提出。それに対しUSJは「法的根拠に基づく抗議文書ではないが、貴重な
意見として参考にする」とコメント。淡嶋神社からは依然として
回答はないとのこと。

このトラブルは海外でも報道され、海外でも日本同様に反対派の
意見が目立つ状況になっている。