あなたが下を向いて苦しそうに悶ているのに
それに気付いてくれない人は
どんなに近くにいたとしても
きっとあなたとは違う別の場所を見ている
それが何だとしても、あなたが苦しいと
声すら出せない場所なら
あなたはそこから逃げて
小さな寝床でも良いから安心して眠れる場所を求めて
あなたが安らぐ事に反対する人がいたら
あなたはなけなしの体力を振り絞って
その人に自由の権利を訴えなければいけない
でももうその体力もなければ
あなたは足を引きずりながらあなたの心を淀ませる
その声から逃げて
あなたは幸福なんか求めなくていい
ただ体を横たえて眠りにつくの
あなたを静かな場所で眠らせて
遠くのあなたがあなたを優しく撫でるから
きっと感謝をしているから