同じ心臓の君でなきゃ
こんなことしない
こんなにならない

ねぇ春だね

愛いお花たちが咲いている

心地よくってかなしいよ
暖かくってさみしいよ
痛くて辛くて愛しいや、

神さまこの譜になれない
言葉を抱いて

あたしの体温を
夏のために
宙空を游ぐビニル海月の
自由のために
一杯のコーヒーのために
訪れては踊る不幸のために
それを包む槍のために

神さまあなたは
わたしと同じ
涙をぬぐって
手の中の匣
その射手のために
すべてを愛す

たったひとつの
おわりのために

そこがはじまった場所だから
ひとつに帰れるドアだから
見失ってもなくしやしない

ようこそおかえり
黄色い卵の
あるセカイ


好きよ、といえば
伝わるように