幾らは暗き月の夜 一人道に月光が
射してきていざ俺のその 寂しく歩くが見え易く

幾らは暗き月の夜 秋の風に寒気して
独りの家にて住んでいる 俺のしづかに窓を閉づ

幾らは暗き月の夜  レム睡眠より深い夢
思い思いに思い出を 学生時代の夢を見る

幾らは暗き月の夜  誰しも独りは寂しくて
死んで了いたい此の気持ち されど怕いな死後の独