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2020/03/26(木) 03:24:15.33ID:qcC+WwZ/どうなるかわからないこの時代に、君に手紙を残しておこうと思った。
君が歩んできたこの道を、おれは一人行く
不意に素肌をさらっていく風に立ち止まり、目を閉じる。
思い出せばはるかに遠い、波音に意識を寄せる。
打ち寄す波に霧がすむ、薄くけぶる夕凪の海に、沈みゆく日の赤銅に――
おれはただ、君が歩んできたこの道を
おれが君に言いたいことなんて、いつだってひとつだ
忘れるな。君は美しいということを忘れるな、と。ただそれだけだ。