ヒント
JR北海道が26日発表した2019年3月期連結決算は、
本業のもうけを示す営業損益が418億9千万円の赤字となり、5期連続で赤字額が過去最大を更新した。

昨年9月の胆振東部地震や台風21号の影響で鉄道運輸収入などが落ち込んだことが主な要因。
自然災害が経営再建の足を引っ張った形だ。

 純損失も過去最大となる179億9100万円で、赤字は3期連続。
来年5月に廃線となるJR札沼線(北海道医療大―新十津川)
のバス転換費用など30億円を特別損失として計上したことなどで、赤字が拡大した。

 売上高は前期比1・6%減の1710億1700万円。胆振東部地震の影響で運休が相次ぎ、
観光が落ち込んだことなどから、鉄道運輸収入が同2・2%減の712億700万円となった。

 胆振東部地震と台風21号による運休やホテルキャンセルなどの減収額は、グループ全体で25億円。
記者会見した綿貫泰之常務は「全体的に地震、台風の影響を大きく受けた。
大変厳しい結果になったと受け止めている」と述べた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/300577