>>260 続き  C中曽根行革の真実→東京湾横断道路は毎日1億円赤字を垂れ流している
1990年代半ば、内需拡大策として中曽根政権の目玉策が民間活力活用が打ち出された。
政権肝いりで経団連中心オールジャパン経済界の会社「東京湾横断道路株式会社」が設立された。
1989年、川崎:木更津間15キロが着工、97年12月供用開始された。
しかし開通後需要は計画の3割に留まった。通行料当初4000円が現在800円。値下げしても客足がない。
工事費は逆に当初見積もりを約25%上回った。1兆4500億円。 一日1億円の赤字を出し続ける惨状。
民間会社東京湾横断道路株式会社はなんと開通後運営責任を放棄し日本道路公団に買い取らせた。
建設メリットをしっかり民間企業は確保し、日本道路公団は巨額の損失を譲り受け、
不良道路債権は国民の税金で尻拭いさせた恰好。
日本的政財官複合体が必要な道路と決めつけ着工、過大な需要想定を前提に建設が進められた。
これが中曽根行革の政治的策謀でなくなんであろう。戦後最大の失敗国家プロジェクトと断言出来る。