マスコミ最大のタブー「リニア中央新幹線」問題に迫る!
「陰の財界総理」こと葛西敬之・JR東海名誉会長の正体とは?

「リニアと原発の構図は似ている」――。
そう指摘するのは、ジャーナリストで『”悪夢の超特急”リニア中央新幹線』の著者・樫田秀樹氏である。


 2027年の東京・品川―名古屋間の開業を目指し、JR東海が事業主となって建設が進められている、
リニア中央新幹線。かねてから大手メディアは、時速500kmを超えるそのスピードを大々的に取り上げ、
リニアを「夢の超特急」であると報じてきた。

 しかし、樫田氏によると、このリニア計画には、実に多くの問題点が存在するのだという。例えば、
既に発生している、山梨県における河川の水枯れがあげられる。1997年4月にリニアの走行実験が
開始されて以来、山梨県では、多くの水枯れが報告されている。

 こうした環境への悪影響の他、電磁波がもたらす人体への影響、トンネル内で事故が発生した場合の
脱出経路の確保、トンネル掘削によって発生する大量の残土処理の方法など、リニアの問題点は
あげれば枚挙に暇がない。しかし、JR東海は、沿線の住民に対し、このような問題点を十分に説明
していないというのが現状だ。

 このように、いくつもの疑問が示されているリニア計画を、なんとしても実現しようと躍起になっているのが、
「陰の財界総理」と呼ばれ、安倍政権に対しても強い影響力を行使しているとされる、J
R東海の名誉会長・葛西敬之氏である。葛西氏は、熱心な原発推進論者として知られる。

 リニアを原発、JR東海を東電と見立てれば、その構図は、驚くほど似かよっている。
インフラを担う超巨大企業が、マスコミを使って「夢の〜」というイメージを流し、住民の
不安の声を黙殺して、国費を投入してまで事業を行おうとする。

 2015年4月13日(月)、岩上安身は、この問題だらけのリニア中央新幹線の実態について、
樫田氏に話を聞いた。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/242464