関空集中はリスク。伊丹は将来的に国際線を設置するべし

今後、伊丹空港では国際線受け入れについて議論が進んでいくだろう。
2018年9月に台風の高潮によって関空が水没した事件で分かるように、全ての国際線を関空一本にしてしまうのはリスクが高すぎる。
実際、関空の営業が停止になった当時は、難波や黒門市場といった外国人に人気の観光スポットは閑古鳥が鳴いていた。
経済に与える影響も普通ではない。
関西経済のリスク管理という点においても、伊丹空港の一部国際線を就航させることは合理的なのではないだろうか?

さらに言えば、都心(梅田や難波)からの距離的な問題もある。
関空は国際線を受け入れる巨大空港として十分すぎる役割を果たしているが、それでもやはり都心から遠すぎる。
なにわ筋線が開業して梅田と電車一本で繋がったとしても、最速で40分ちょっとかかる。
世界水準でいえばせめて直通で30分以下に抑えたいところだ。

伊丹は空港のギリギリまで住宅街があるため騒音問題などがあり、大型ジェットは飛ばせないだろうが、近距離の中小型ジェット機なら騒音もそれほどではないので十分飛ばせる。
今は航空機の性能が向上し騒音もマシになってきており、対策をすれば地元の理解も得やすいだろう。

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