斉藤大臣会見要旨 2022年9月20日(火) 11:01〜11:20
国土交通省 会見室 斉藤鉄夫 大臣
https://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin220920.html

(問)西九州新幹線開業について伺います。
23日に長崎開業する方向ですが、一方、佐賀県区間はまだ整備方針も決まっていません。
現状をどのように受け止め、どのように事態を打開していくか教えてください。

(答)西九州新幹線が今月23日に開業します。
今回の西九州新幹線の開業により、全国有数の温泉地である嬉野・武雄地域と、異国情緒あふれる街並みが魅力の長崎が新幹線で繋がることとなり、広域的な観光交流などの効果が期待されます。
既に、国土交通省による完成検査は終了しており、現在、JR九州において開業に向けた準備が行われているところです。
また、未着工区間となっている新鳥栖―武雄温泉間の整備のあり方については、鉄道局と佐賀県との間で「幅広い協議」を行ってきているところです。
国土交通省としましては、引き続き、九州地域、西日本地域の未来にとってどのような整備のあり方が望ましいか、議論を積み重ねてまいりたいと思っています。

(問)重ねてですが、フル規格で佐賀県のルートができた場合に、前任の赤羽大臣は並行在来線の運行維持についてJR九州を説得していくと話をされておりましたが、斉藤大臣の今のお考え、どのように考えてらっしゃいますか。

(答)昨年7月に行われた西日本新聞によるインタビューにおいて、当時の赤羽大臣が「在来線を残して運行を確保するよう、国土交通省の責任でJR九州を説得したいと決意している」と発言し、
これに対して、JR九州は、大臣発言を重く受け止める、必ずしも経営分離を前提とせず、佐賀県などから御意見を聞きながら真摯に議論を深めたいとコメントしたと承知しています。
新鳥栖―武雄温泉間の在来線については、通勤・通学の利用が多く、重要な生活の足であると認識しています。
どのように維持していくのかという点について、佐賀県やJR九州とともに、粘り強く議論していきたいと考えています。
赤羽大臣と同じ認識です。