JR東日本八王子支社は9日、中央線の男性運転士(30代)が1日午後、タブレット端末「iPad(アイパッド)」で業務とは無関係のインターネットサイトを見ながら、約30分にわたり車両を運転していたと発表した。タブレット端末は業務用で、6月ごろから同様の行為を繰り返していたという。

【写真】初めて口を開いた被害者 白金高輪駅の硫酸事件

 八王子支社によると、男性運転士は、東京発立川行きの中央線快速(10両編成)で1日午後0時15分に新宿駅を発車後、インターネットサイトを断続的に閲覧。国立駅に到着した午後0時55分ごろ、乗客から注意を受けて閲覧をやめたものの、会社には報告していなかった。当時は手動での運転だったが、信号を無視したり停止線を過ぎたりといったトラブルはなかった。

 2日になり、乗客がJR東日本の「ご意見承りセンター」に連絡した。同社は「深くおわび申し上げる。指導を徹底していきたい」としており、男性運転士の処分を検討しているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed5205222b9d6d6fae902bfddd6ec1d7bbb0d06a