2011年、タリバーディンは新しいオーナーに売却される。
そのオーナーこそ、ブルゴーニュのシャサーニュ・モンラッシェに本拠地を持つ著名な家族経営のワイン商
「メゾン・ミッシェル・ピカール」であった。
ピカールの人気銘柄である「ハイランドクイーン」や「ミュアヘッド」に使用されることになる。
同社はこれらのウイスキー銘柄をグレンモーレンジィ・カンパニーから2008年に取得している。

ブルゴーニュとの結婚で、他の蒸溜所が真似のできないユニークなフレーバーを獲得したタリバーディン。
この価値を消費者に伝えるのは新しいブランディング手法だ。
シェリーカスクフィニッシュの手法が用いられるのはワイン商の持つ蒸留所だったからだとわかった。

ベルーナ通販は、オールドビーバーとガードホース、そしてハイランドクイーンといった
フランス企業流通のウイスキーを輸入しているらしいことがわかった