北朝鮮の「火星15」、どこが新型? =大型化で射程延長

北朝鮮が発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」について、
日韓防衛当局は「新型」との見方を示している。
「火星」の名前を冠した弾道ミサイルには「火星14」と日本上空を越えた
中距離弾道ミサイル「火星12」があるが、何が違うのか。軍や専門家の意見をまとめた。

 ―「火星15」って何。
北朝鮮が11月29日に発射したICBM。液体燃料を使用する2段式だ。
北朝鮮は、通常より発射角度を上げて打ち上げた。高度は約4500キロに達し、
韓国軍や専門家の間では、普通の軌道で発射したなら射程は1万3000キロに及び、
米本土全域を射程に収めるとの見方が出ている。