>戦争前にカーチスライトの技師が生産指導に來所していて
>その能力を熟知していたこと
>全く勝ち味のないことが分かっていたからである
>緒戦の奇襲勝利後は、半年後のミッドウェーの惨敗以後、
>全くの一方的なものとなってしまったわけである

>それが、昭和17(1942)年8月から18(1943)年にかけ、
>ソロモンで戦った第二航空隊(途中、五八二空と改称)は、
>補充を繰り返しながら一年で壊滅
>昭和19(1944)年6月に硫黄島に進出した二五二空は、たった三日の空戦で全滅

>大東亜戦争の戦果による将来の帝国の振々乎たる発展を思い、全く感慨無量である
>かくも栄ゆる御代に会えるとは思わなかった
>もうどんな辛抱でもする
>東亜の天地、世界の天地に盟主として君臨しなければならない