小松左京スレ 第19 何事にも終わりはある、問題は…
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ここは、『果しなき流れの果に』『復活の日』『日本沈没』「くだんのはは」「神への長い道」など
数々の作品を著わし、日本SF史に不滅の足跡を残した作家、小松左京(1931-2011)のスレです。
■前スレ
小松左京スレ 第18 パンデミック真っ最中
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1585934308/ BBJは木星を太陽化する必然性がちゃんとしてればなぁ 木星の衛生群をテラフォーミングする為じゃなかったの? しかし木星 ジュピターばっかり惜しまれてるが当然衛星たちも道連れになってんだろな >>753
映画の描写で見る限り、木星はあきれるばかりの物凄い急加速で動き出していて、
あれだと衛星群からみると木星が突然消滅したような感じで、
木星の重力に引っ張られて一緒にブラックホールに突入するんじゃなくて、
遠心力のままに各衛星は飛散するんじゃなかろうか。 そりゃ映画の描写そのまま受け取ればそうだがな
物凄いどころか木星の直径を考えれば最後の方は光速超えてる
あの時代設定の技術水準でどうやったらあーなるのか 22世紀半ばの話でありながら
木星の模様は20世紀の木星とそっくり
大赤班が21世紀の現在すでに半分ぐらいに縮小していて
今後50年以内に消えるかもしれないといわれてるのに
あと ガス噴射しながら飛んで行っても
縞模様が全然乱れない 80年代に大赤斑の縮小傾向は既に観測されてたっけ? 大阪兵庫宮城にまん延防止措置か
なんでこんなことになっちゃったんだろう
どくとるまん防後悔記 しかし、感染は拡大したが、そのうちの80%以上のPCR陽性者はただの無症状感染者だったのだ!知らんけど >>758
19世紀後半にはその直径は約4万kmと地球が横に3つ並ぶ大きさであったが、1979年、1980年のボイジャーによる観測では約2万3300kmになり、2014年時点のハッブル宇宙望遠鏡による撮影では
約1万6500kmにまで縮小していた。既に2012年初めには、
アマチュア天文家の観測によって縮小ペースが約930km/年のペースまで加速しており、
形状が楕円から真円に近いものに変化していることが判明していた。
= 2030年代に消滅 現在、ジュピターを真面目にリニューアルするなら、「エウロパの生命を守れ」「エウロパに生命がいないことを証明しろ」とかが反対派のスローガンになるのかな。 >>757
のちのMGM映画「2010」でやったような木星シミュレーションなんて
デジタル・プロダクションがクレイ使って、縞模様を動かしてたというんで、
「さよならジュピター」の時点でそれを求めても無茶な話だったかも
今は家にかつてのクレイなみのパソコンが置ける時代になったけど
それを使って「2010」の木星CGを創れるかといえばそうでもなく… >>751
太陽エネルギーが乏しいから、だったはず >>764
『さよならジュピター』 1984年3月17日公開
『2010』 1984年12月7日公開(米国)
両者は同年の映画。
で、実はBBJの木星爆発シーンも、、
NASAからボイジャー撮影のデジタルデータの提供を受けたという触れ込みのフルCGだったが、
単純に画像データをマッピングするオブジェクトを球から紡錘形に変形させるだけだったので
木星が爆発しているのに表層大気の雲の縞模様はまったく崩れないという不自然なことになっていた。
その点で、「モノリスの大群が木星表面を不気味に変容させる」という『2010』の映像の迫力には全く及んでいなかった。
同年の映画なのに。 >>765
核融合を利用した船が太陽系中を飛び回ってる設定で
ただのエネルギー目的のソーラー発電の為木星を太陽化させる訳ないと
テラフォーミング目的だったんじゃないかと思ったんだけど >>766
三浦友和が女性科学者に大赤斑の説明してた時はCGどころか
ボイジャーのデータのコマ撮り画像出してたね
テレビで見たそのまんまじゃねーかと映画館で突っ込んだ記憶が >>766
「2010」では、
NASAのデータは学術的には充分だったが、
結局長さ2.4mのプリントを焼いてそれにディテールを描き足してったと
さらにそれを流体力学で動かす-
木星の中でなにが起きてるかはわからんが見える動きは再現されていると
コンピュータや流体力学のサイエンティストを招へいできるような
あちらさんと比較するのは酷な話かもなあ >>767
木星の衛星をテラフォーミングするとしても何万年単位での開発になっちゃわないか
? 太陽系開発機構の総裁ウェッブは
アメリカ合衆国が宗主国から独立したように、
宇宙居住者を地球から独立させようと画策したわけや
決して反対派に向かって言ったりしなかったがJS計画の真の目的はそれ しかしまあ、ガンダムの地球連邦と違って地球は特に宇宙に向けた軍事力を所有してなかったから
(どれぐらいかというと、宇宙船もろくに作れる状態じゃなかった……!
EX船団の製造を地球に振り分けるにあたり、NCデータは全部宇宙側が提供する必要があった
どうやって地球が宇宙側の人事権を握れていたのかは謎
作中で出てきたなんかの生産性数値の比率を見る限り、あの設定ではむしろ宇宙側にこそ地球を兵糧攻めにする能力があったハズ
読み返したら疑問を解消するなんかが書いてあるかもしれんが、
作者が変に平和主義的・サムライ的世界観にしてしまっている可能性が
微レ存、 >>771
それじゃ物語の必然性がさ感じられないわけよ
1万年後に氷河期が来て地球に住めなくなる、とかなら分かるけど >>773
設定が稚拙なのは映画のシナリオのノベライズだからかね
火星のナスカ絵も実は先に月で見つかってたり、
EX船団より先に先遣隊が出発してた事もサラッと流してるし >>773
>地球は特に宇宙に向けた軍事力を所有してなかった
いちおう、ウェッブ総裁の太陽系開発機構とは別に宇宙空軍というものが存在していたみたいだけど。 >>777
地球軌道でのレスキュー隊以上のものじゃないと書いてあった気がする 宇宙社会では理性的でないと生活は難しい、だから犯罪率は地球上より低い、
みたいなクラーク的理想社会なんしょ
ガンダムみたいに独立戦争とかやらない まあたしかに宇宙居住者5億人に対して太陽系は広すぐる……orz、
みたいなことも書いてあったし実際そんな感じやし、
だいたい宇宙居住者はほとんどが博士号を複数持っているようなインテリだそうなので
戦争するふいんきにならないのかもしれん…… 訂正、
△: 宇宙居住者はほとんどが博士号を複数持っているようなインテリ
○: 宇宙居住者はほとんどが博士号を複数持っているようなインテリでありかつ実務で多忙を極める さよならジュピター、映画だと冒頭の説明字幕で人類の総人口と宇宙居住者の人口が明記されてたけど、
総人口120億人で宇宙居住者が5億人だっけ?
それだと総人口の約4%だけど、現実の現在の世界全体では博士号保持者の総人口に対する割合ってどれくらいかしらね。 次は シン仮面ライダーだってよ
さよならジュピターもやってほしいわ 実写でシンナウシカとかシンラピュタとかやらんか?
シントップをねらえ シンナディア シンマクロス シン大コン
シンオネアミス なんの為テラフォーミングするのか? 太陽系開発機構だから
需要あろうが無かろうが取り敢えず開発し続ける 組織なんてそんなもの
現実でもいらない空港やら道路作ってるだろ なんのためにテラフォーミングするのか?
そこに星(利権)があるからさッ!
by 太陽系開発機構理事長 >>786
どっかで見かけたけど、シン始皇帝というのにトドメを刺されたw シン台列車 シン経衰弱 シン剣白刃取り
シンドラーのリスト >>792
筒井康隆が書きそう
「さいならズピター」 ダイコンメシがランドセルを背負ったり
バニーガールに変身したりして戦う >>799
版権の問題で宇宙戦艦とかナントカ号は出てきませんよ? >>795
筒井さんには
シンへの長い道を書いてもらおう。 >>805
Voyagerは直接関係ないのに…
庵野様々だな 当時ユーミンのボイジャー買って未収録だったのは騙されたと思ったもんです 「Voyger」ってなんだよ…
校正なにやってんだ 山尾悠子の日本SF大賞受賞のことば
https://sfwj.jp/awards/Nihon-SF-Taisho-Award/39/20190628003335.html
だからSFとは私の才能をさいしょに認めてくれた場所であり、
まったく人種が違っていて話の相手にはならなかった場所でもあり、
家庭に入った女には蓋をせよと主張した支配的な毒親の如くでもあり、
そしてまた普通ではないレベルの熱心さでもって私の復帰のために尽力して下さった個人も存在する場所であり――
疎遠の経緯は複雑でかんたんに説明できるものではない
この「家庭に入った女には蓋をせよと主張した支配的な毒親」というのが小松左京だという話
タニグチリウイチ:2021年も引き続き週何日か三鷹通い@uranichi
DASACONの大阪に山尾悠子さんが登場したこともあって2000年頃はSFとしての山尾悠子さんが盛り上がったのだった。
小松左京さんが結婚したので放っておけとか言ったらしい話も添えて
「放っておかれて寡作に磨きがかかってこれはこれで良かった」と山尾悠子さん。
だから今も作品が読めるのだと想おう。
岡和田晃_新刊「NLQ vol.24 ノマド×トライブ」、『怪奇の国のアリス+怪奇の国!』 @orionaveugle
小松左京はカノン化されているので批判しておくと、小松左京と山尾悠子の対談というものがある。
ある本に入っているのだが、読んで頭がクラクラした。
現在では考えられないようなオジさんのセクハラめいた発言が、デビュー直後の山尾に投げつけられていたからだ。
活字にしてはいけないレベルである。
稲葉振一郎@shinichiroinaba
Replying to @shinichiroinaba @orionaveugle
晩年のインタビューで小松は山尾のことを「子育てが面白くなって書くのをやめた」と言っていますが、
この「山尾は家庭に入って廃業したので連絡はするな」と吹聴していたのも状況証拠から推測すると小松かその周辺という可能性が浮上します。 らしいとかある本とか状況証拠とか曖昧にもほどがあるw とりみきも「愛のさかあがり」描いてたら
「もっとSF漫画が描けるヤツだと思ってたのに、禁足申しつける」
って小松左京から留守電に入ってたソウナw >>813
現在では考えられないったって、その対談が行われたのは現在ではないので、当たり前っちゃあ当たり前な話ではある。 >>818
筒井先生は 【最高級有機質肥料】 という名作を
お書きになった方だから大丈夫 新井素子が奇想天外新人賞に応募した際の選考で、星新一が激賞するのに対して
小松左京と筒井康隆は極めて否定的だったなんてこともあった。
ttp://gkojax-text.tumblr.com/post/642268812487606272
また、「さよならジュピター」で本筋とは必ずしも関連しない無重力ベッドシーンの実現にかなりご執心だったという話もあったような。
そういえば、少し前に西田藍が「復活の日」での描写について、あんた非常時を隠れ蓑にしてセックスしたいだけなんとちゃうか、
と噛みついてたこともあった。
ttp://twitter.com/icharlotteblue/status/1366780788381945857
あの世代の日本人男性として典型的な女性蔑視セクハラオヤジの域から一歩も出るものではなかった、ということですかね。
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) なんだかな、こんなとこにもジェンダー被れのポリコレ棒大好き人間が出てきたんか? あの状況で南極越冬隊員達には正しく人類存続の使命を負わされてるわけで
現実にああいう状況が発生したとなったら、あれ以外の選択肢はありえんだろ
それと、こちらニッポンでは、似たような状況において雑婚を否定した状況も描いてる >>824
>あの状況で南極越冬隊員達には正しく人類存続の使命を負わされてるわけで
>820のリンク先で西田藍もそれ(極限状況ゆえに計画的に交配せねばならない)は否定してないよ。
ただ、そこで具体的な手法として作中ではどうやら人工授精等を最初から選択肢に入れず
生セックスしか想定してなさそうなのがどうしても抵抗があるらしい。
母体の安全が、とかせっかく専門家も設備も比較的期待できる環境なのに、とかいろいろ書いてるけど、
根本的には、妊娠して母親になるのはやぶさかではないけど不特定の相手とセックスさせられるのは絶対に嫌だ、
という生理的な拒否感らしい。 現在は、(マウスで)iPS細胞から卵子を作り精子と受精させて子供を産ませるところまで成功しているらしい
iPS細胞で卵子・精子を作る「究極の不妊治療」は実現できるのか?
https://www.businessinsider.jp/post-228197 現在ではね。
1960年代から70年代に移ろうという時代の南極で人工授精に資源や知性、その他諸々をどれほどさけたのやら? こういう人ネパールの一妻多夫制とか知ったら想像だけで死ぬんじゃなかろうか ネパールはどうか知らんが、そんなにアレなら、今からでも中東の王族にでも文句言いに行けばイイのに。 ついでにその教義と教祖を罵ればいいな。
死刑宣告が下るけどw 原作だと「マスでもかいてろ」のオチが印象的でその手の問題がどういう扱いだったかよく覚えてない
というのも初読当時はまだお子ちゃまでそのセリフの意味が分からなかったし
わかったらわかったで何で隠語覚えたての中学生みたいなセリフで落としたんだろうと思うしで >>825
SFだからね、南極基地のシーンで少ない女性を半強制的にセックス&出産の道具にする
というのには自分も(男の性欲からでた詭弁みたいな)違和感を覚えた
愚かな人類など、べつに滅んでもかまわないわけだしね
あの状況の中では、むりに子孫を残す必要はないという意見があってもいい なんだかな、人類が滅びてゆくその過程の最中で『愚かな人類はァ』なんて中2全開のセリフを吐けるようなヤツいるんかね?
だってそんな事を言ってる自分も、明日死ぬか今日死ぬかの瀬戸際なんだぜ? 「復活の日」のその場面はあまりセクシャルな感じを受けなかったな。
出陣前の若者へのご褒美という戦争時のイメージも確かにあったけど
それよりも純粋な労りというか母性愛というかそういうのを感じて
ラストの再開が胸に迫るものになった。
今の価値観に合わないと言われると確かにそうなんだろうけど。 >>831
「女性側からはそれでもいいと申し出があったがそうもいかない」の一行を免罪符にそこは棚上げにしてる感があるな うん、自分は人類が滅びても仕方ないというふうに考えている
人類がここまで来れたのも、半ば悪運が強かったからだというふうにしか見ていない
自分が生まれた時代、国、性別(男)というのも、ある意味運が良かったからこうしてやってこられた
そういう意味では、リスクの大きさが理解できるから、もう一度生まれ変わりたいとは思わないなw まあ、会った事もない人が死に際になにを思いなにを考えるかなんてのは、
オレにはわからんけど、死んでもいいなんてのはあまり信じられないな。
ま、オレはまだ死にたくないし、周囲の人間に死んでもらいたくもない。それを広げて考えたら人類にだってまだまだ滅んでもらっちゃ困る。
ましてや復活の日の状況下ならば 多分本気で生きるか死ぬかの病気や怪我をしてなかったんだな
そして周りにもおそらく不業の死に至った人が居ない
俺は一度命拾ったから簡単に人生や社会を捨てる奴の気が知れない 経済的困窮や病苦から追い込まれて、自死を選ぶ人の苦痛やら絶望を考えても、ま、ぶっちゃけ、
普通に生きてられるのって本当に幸せだなぁ、と思える程度に年は取ったwww 自分が想像する一番いやな状況というのは、自分が生きるために誰かを殺すか見殺しにしなければ
いけないという事態なんだけど、そういう場面に遭遇しなかった点にはホッとしている
これから先、そういう場面は絶対ないとは言い切れないけどね
あと、リアルに小松左京を読んでいた世代なら、末期がんの親の介護なども現実の問題だよね なるほどそう言われると「復活の日」というのはまだ
個人主義よりも全体主義に重きを置かれる時代の作品だったのかも。
リアルに小松左京を読んできた人たちって末期がんかどうかはともかく
親の看取りを済ませてきた世代で読んだ当時とはまた別の感慨を持って
作品を再読してるんだろうな。
なんか「日本沈没」とか読み返したくなってきた。 >>842
個人主義より全体主義?
なにを言ってるのかわからんな。 あの極限の状況だと女性は子孫繁栄を本能的に感じて子供を産みまくりたくなる可能性も無くはないと思う >>843
ウ〜ン、うまくは言えないけど復活の日のイルマは個人の意志というより
社会の必要からやってきてるわけでしょう。
で、そういう描かれ方が割と自然に受け入れられるような社会背景が
まだ残ってたと。あの場面はちょっと「濹東綺譚」を思わせるような
雰囲気があって好きなんだけど現代的には受け入れがたいんだろうなと。 >>845
そもそもあの時代だってそんなのは受け入れられないよ、1960年代をなんだと思ってんの?www
復活の日の舞台背景は人類の99%が死に絶えてしまった究極の緊急事態下だっての。 >>833
いや、やっぱり人類を存続させたいと思うよ
当然「何もせんほうがええ」という意見はあったろうが、ごくわずかだろう >>847
仮にそういう意見があったとしても、そりゃ未来に対する絶望感からだと思うけどね。
そもそも、周りがバタバタ死んでゆく状況下、自分も39度の高熱に浮かされながら『フッ、愚かな人類が…』
とか言えるか?目の前に転がっているのは自分の家族か友人の死体、って惨状を目の前にしてだぜ? そんな状況なら、普通どう考えても、まったく無気力に死を迎えるか、腐ってゆく死体を前にして恐怖に慄きながら、自らもゆっくり…ってなんじゃないのかね?
あ〜、考えるだけで嫌だわ、そんなの。 >>827
「復活の日」の時代設定は現代じゃなくて微妙に近未来だから。
執筆・出版当時にはまだ実現していなかったガジェットも作中にはいくつか登場している。
その上で、人工授精という選択肢を登場させなかった(もしかしたら思いつきもしなかった)
小松左京の限界が指摘されてるんでしょ。
女性にとって不特定多数とのセックスを強要されるという状況がどれほどおぞましいものであって、
可能性を考える事すらうとましい、現実には絶対に直面したくない状況だという一般的な感覚に寄り添う形で
架空テクノロジーのアイデアを発想できなかった小松左京の限界が。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています