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歴代ライダー主人公が兄弟だったら 45
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
0001名無しより愛をこめて (ワッチョイW b921-YV2t [220.215.244.230])
垢版 |
2020/05/07(木) 03:21:09.31ID:JadzoLws0
今までの仮面ライダー登場人物全員でほのぼの行こう!基本荒らしはスルー
・次スレは980か容量980kbで宣言して立ててください
・本郷猛(1号)が父
・2号〜RXは叔父、FIRST&NEXT・アマゾンズは従兄弟、真・ZO・J・Gは親戚(?)
・2000年以降のライダーは年齢順、同年齢の場合作品放送順優先
(令和ライダーに関しては後年変更の可能性あり)

長男 ヒビキ(31)
次男 戦兎(26)
三男 雄介(25)
四男 翔太郎(不明)※1
五男 進ノ介(24)
六男 永夢(24)
七男 真司(23)
八男 一真(22)
九男 晴人(22)
十男 或人(22)
十一男 翔一(21)
十二男 総司(21)
十三男 映司(21)
十四男 渡 (20)
十五男 士 (20)
十六男 紘汰(20)
十七男 巧 (18)
十八男 良太郎(18)
十九男 タケル(18)
二十男 ソウゴ(18)
二十一男 フィリップ(17)※2
二十二男 弦太朗(17)

※1:翔太郎の年齢は公式設定が無いので、当時の役者さんの年齢を参考にこの兄弟順にしています。
※2:フィリップは書き手によっては兄弟ではなく翔太郎の相棒として扱う場合があり、その場合は弦太朗が二十一男になります。

長女 晶 (24)
次女 雪菜(23)
三女 みのり(22)
四女 愛理(22) ※3
五女 ひより(18)
六女 小夜(15)
七女 樹花(13)

1号家に嫁入り予定 霧子(21)※4

※3:愛理は書き手によって、侑斗と結婚予定として扱う場合があります。
※4:霧子は書き手によって嫁入り済みとして扱う場合があり、姉妹順に入れる場合ひより以降が繰り下がります。

続きます
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0851名無しより愛をこめて (ワッチョイ 9f36-bfGZ [115.37.176.27])
垢版 |
2022/03/11(金) 22:17:18.30ID:Ql5nhx890
一輝の過去と仮面ライダーベイルにまつわる情報を知った兄弟たち

或人「ついにベールを脱いだ仮面ライダーベイル!はい!あ…」
翔太郎「無理に笑わせようとしなくてもいいぞ」
フィリップ「ちなみにベイルの綴りは『vail』。英語で『(敬意をもって)武器などを下ろす』『(尊敬や服従を表して)帽子などを取る、脱ぐ』という意味だね」
翔太郎「戦う相手が抱くのは『敬意』じゃなくて『恐怖』だろ…」

巧「火事か…」(トラウマ発症その1)
一真「火事か…」(トラウマ発症その2)

渡「周囲の記憶から消えていく…」
良太郎「記憶から消えることが辛いのは嫌というほど分かっているのに手を貸せないなんて…」

ソウゴ「ベイルのスペックでパンチ力とキック力に関してはグランドジオウやゼロツー、クロスセイバーを超える…」
士「スペックが全てではないのは良く分かっているが真正面からぶつかり合うのは遠慮させてもらいたいな」

ピンポーン

永夢「お久しぶりです。真さんに…千翼君?」
戦兎「珍しい組み合わせ…だな」
千翼「お久しぶりです」
永夢「でもどうして?」
真「五十嵐家の境遇が他人事に思えなくてな」
フィリップ「仮面ライダーシンが該当する改造兵士レベル3は別の生物の遺伝子を人間に組み込んでいる。ギフの遺伝子を移植した五十嵐元太とはその点に関して他人事に思えなかった…で合っているかな」
真「解説ありがとう。確かにその通りだ」
戦兎「となると千翼は『怪人と呼ばれる存在の要素を含む遺伝子を受け継いだ子供』が一輝たちとの共通点になるのか」
千翼「そうですね」
真「それにベイルは軍事兵器としての利用を目的として開発されたそうだ。紛争地帯で命を守ったり戦いを止めるためにライダーや怪人の力を使ったものがいるのは知っているがもし命を奪うために戦場で使われたとしたら…特に戦兎、その恐ろしさは良く分かっているだろう」
戦兎「はい、分かっています」
フィリップ「改造兵士は名前から分かる通り軍需産業用の生体兵器として作られている。おそらくこのこともあなたが他人事と思えなかった理由だろう」
真「良く調べているな」
千翼「ライダーの力を使うなら『ラブ&ピース』のために使えるのが一番なんですけどね」
戦兎「お、良く分かっているな」
0852名無しより愛をこめて (ワッチョイ 9f36-bfGZ [115.37.176.27])
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2022/03/11(金) 22:18:32.53ID:Ql5nhx890
おまけ 2号家では

侑斗「守りたいという思いと周囲の記憶から消えていく、か…」
デネブ「侑斗以外にも一輝のこともよろしくお願いしますって伝えたほうがいいかな?」
侑斗「デェーネェーブゥー!余計なことすんな!」

大樹「ここにもお節介焼きが一人…でもそうしている方がしんみりしてるよりかは見ていて気が楽だね」

剛「彼らも父親と対立せざるを得ない可能性があるのか」
戒斗「…」(父親がユグドラシルの開発計画で工場を手放した喪失感で家族に暴力をふるい、大金もだまし取られて自ら命を絶ったせいで自分の力だけを信じる考えを形成した人)
マコト「…」(結果的とはいえ産みの父親を手にかけてしまった人)
剛「ライダーの力を持つ親子の対立…まだ可能性とはいえ見るのはやはり気分のいいものじゃないな」
啓介「当事者が言うと説得力が違いますね…ですがゴルドドライブは怪人カテゴリでは?」(父親の収支報告書記載漏れを告発してもみ合いとなり、その後父親が自ら命を絶った人)
剛「えっ!?そうなの!?」(※公式の仮面ライダー図鑑ではゴルドドライブは「怪人」カテゴリ)

明るく振舞おうとする者、過去を思い出した者、心配する者…形は違えど皆心配する優しい人達であった
0854名無しより愛をこめて (ワッチョイ 3236-kNuw [115.37.176.27])
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2022/03/22(火) 21:55:17.17ID:whUMTaHg0
格付けチェックをやっていたがまだこのスレで出ていなさそうなネタは

・マヨネーズかけてばかりなので味覚問題が分かるか不安に思われる仁藤
・他の面々でも味覚問題を間違えると変身の代償ではないかと疑いを持たれる
・コンビ仲間のおかげで消えずに済むも間違えてばかりなので「三流」と扱き下ろされる狗道供界
・最後に「絶対アカン」を選び「映す価値なし」となり消えるクォーツァーの連中
 「舗装舗装言ってた連中が更地」「お前たちの姿って、見えなくないか?」とイジられる
・ザ○シの代わりに腹筋崩壊太郎

…ほかに面白そうなネタあるかな?
0855名無しより愛をこめて (ワッチョイ 3236-kNuw [115.37.176.27])
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2022/03/22(火) 21:56:02.78ID:whUMTaHg0
格付けチェックをやっていたがまだこのスレで出ていなさそうなネタは

・マヨネーズかけてばかりなので味覚問題が分かるか不安に思われる仁藤
・他の面々でも味覚問題を間違えると変身の代償ではないかと疑いを持たれる
・コンビ仲間のおかげで消えずに済むも間違えてばかりなので「三流」と扱き下ろされる狗道供界
・最後に「絶対アカン」を選び「映す価値なし」となり消えるクォーツァーの連中
 「舗装舗装言ってた連中が更地」「お前たちの姿って、見えなくないか?」とイジられる
・ザ○シの代わりに腹筋崩壊太郎

…ほかに面白そうなネタあるかな?
0856名無しより愛をこめて (ワッチョイ 3236-kNuw [115.37.176.27])
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2022/03/22(火) 22:02:12.34ID:whUMTaHg0
うわ二重投稿…

>>853
設定は書き手次第ということと個人的な妄想と前置きしておくが
「俺たちはおやっさんをはじめとした周囲の人たちのおかげで戦い続けられた」
「純平ももっと早くに支えてくれる人達に出会えたか俺たちがもっと早くに知って先輩として接することが出来たなら心をすり減らさずに済んだ」
…と自分たちが救えなかった人として後悔しているという個人的なイメージ
あとは白波純平と五十嵐元太が(二重の意味で)人が違うから気づけるかという点が気になる

或人「二重の意味…これ総司が反応するヤツじゃ」
翔太郎「ああ…」
0857名無しより愛をこめて (ワッチョイW 5fc3-mG1O [14.14.4.70])
垢版 |
2022/03/28(月) 18:57:55.70ID:yHNRtgvS0
>>854
個人的には
・Ga〇ktやYOSHI〇I枠で士や、総司が連勝記録を出し続ける
・楽器の聞き分けの問題正解率100%な渡
・真司や一真、或人とかが同じ部屋で人数が多いので自信満々だが、不正解の部屋
・w組で意見が別れたが、翔太郎の押しが強く、信じて行ったらハズレだった
・最高級さば味噌とひよりの作ったさば味噌が区別がつかない
とか考えた……
0859花見、始まりにて。 1/8 (ワッチョイW 5fc3-mG1O [14.14.4.70])
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2022/03/28(月) 21:26:36.02ID:yHNRtgvS0
……あ、途中で誤送信してしまいました……orz
えと、セイバーの30話後の時間軸です。(芽依ちゃんがネコメギドになった所あたり)

ここは飛羽真の部屋。飛羽真は、悩んでいた。
「どうして!芽依さんを助けてくれなかったんですか!」
確かにあの時はズオスを抑えてくれていたから、芽依を救い出せたかもしれない。でも…あそこで芽依の方を優先していたら、倫太郎が死んでいたのかもしれない。これはどちらを選んでも両方救えないモノだった。倫太郎をとったが、それと引き換えに芽依に時間が迫る。早く、救い出さないとーー
ガチャ
部屋のドアが開いた。入ってきたのは翔太郎。
「飛羽真。大丈夫か?」
「うん…」
「大丈夫じゃない、って顔してんぞ。みんな心配しているからな」
「…ごめん」
「いや、この季節はみんな大体こうだからな、気にすんな。何かあって悩んでいるなら相談しろよ。話聞いてもらうだけでも、気持ちは楽になるからな」
「…ありがとう、翔太郎」
「いいさ、これぐらい。……そういやさ、メギドや組織と戦う為にもさ、力をつけたいだろ?芽依ちゃんを救うにも」
「…うん」
「だからさ、……ライダーバトルしねぇか?」
「……え?」

翔太郎に連れられ、庭に出ると、兄弟が全員集合していて、準備運動をしていた。
雄介「お!翔太郎、飛羽真連れて来てくれてありがとね〜」
飛羽真「えっと…ライダーバトルをやるってどう言う事?いいの、やって?」
フィリップ「そこは僕から説明するよ。この家では毎年家族全員でお花見をするんだ」
飛羽真「うん」
フィリップ「それで、僕達は人数多いから、場所取りが必要だろう?」
飛羽真「うんうん」
フィリップ「だからその場所取りする人決めでライダーバトルをするのが、恒例行事なんだ」
飛羽真「うん……え?それって大丈夫なの…?」
総司「まぁ、ルールは決まっているからな。今年は…去年と同じく五人でいいか。それぞれ戦って、変身解除となれば負けだ。それで負けた人が五人になったらその時点で終了。良太郎以外最終フォームは無し。雄介兄さんはいない事が多いから審判担当だ。…こんなところか」
飛羽真「士じゃないけど、大体わかった…」
雄介「よし、飛羽真と翔太郎の準備体操終わったら始めるか!」
0860花見、始まりにて。 2/8 (ワッチョイW 5fc3-mG1O [14.14.4.70])
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2022/03/28(月) 21:28:08.26ID:yHNRtgvS0
雄介「よし、皆準備はいい?それじゃあ…よーい、ドン!」
全員「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「変身!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」COMPLETE Turn up キーン Hensin Sword form ギャブッ カメンライド…ディケード! サイクロン!ジョーカー! タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ! フレイム・プリーズ! オレンジアームズ! ドライブ!タイプ・スピード! 開眼!オレ! マイティマイティアクション・X! ラビットタンク! カメーンライダー!ジオウ! 飛び上がライズ!ライジングホッパー! 烈火抜刀!

フォーゼ「ヒビキ兄貴!早速だが、タイマン張らせてもらうぜ!フィリップ!」
ダブル『あぁ!最年少組で、最年長のヒビキ兄さんを倒させてもらうよ…!』
と、フォーゼはファイヤーステイツに、ダブルはサイクロントリガーになる。
ダブル「お二人さん盛り上がっているが、最年少組でも最年長でもない俺もいるからな!忘れるなよ!?」
翔太郎はちゃんとツッコミをしながら、闇雲に打たれたフォーゼの炎をトリガーの風で、巻き込み、響鬼に送る。しかし、それを響鬼は身体能力で避け、音撃棒で弾く。
ヒビキ「よし、まとめてみんなで鍛えよう!…ところで毎年の総ちゃんは?」
ダブル「……説教中だな」

カブト「戦兎兄さん何か言うことは?」
ビルド「ごめんなさい。謝るから、謝るから二人同時に力でゴリゴリ来ないで!総司は兎も角、永夢のマキシマムマイティは辛いから!ゴリラモンドでも辛いから!タンクタンクなるか!」
と焦りながら、ゴリラモンドより威力と耐久に強いタンクタンクになる。ラビットラビットで逃げるのも手だが、クロックアップできるカブト相手にやっても追いつかれる可能性があり、そこで隙をみせてしまうかもしれない、と見たのだ。
カブト「後、俺はあくまで永夢兄さんの手伝いだ。諦めろ。永夢兄さんを怒らせたのが運の尽きだ」
そう、この間行った実験の被害者は、怒らせてはいけないメンバーの一人である永夢だったのである。ハイパームテキは使えないのでマキシマムマイティXなはずなのに、ハイパー無慈悲が容赦なく発動しているのである。
エグゼイド「俺のプレイ時に、ゲーム機に薬品ぶっかけて、本体とそのやり込んでいたゲームのデータをぶっ壊したの誰だっけ?」
ビルド「わーお、悲しいことにそれしたの俺だー!…心の底から謝ってるから!この通り!」
エグゼイドの前に土下座をするビルド。第三者目線だと、シュールである。果たして生き残る事ができ…
エグゼイド「……」
ビルド「……」
エグゼイド「…次なんてない」 『マキシマム!クリティカルスパークル!』
なかった。
ビルド「えっちょっまっ…うわあああああ!!」
0861花見、始まりにて。 3/8 (ワッチョイW 5fc3-mG1O [14.14.4.70])
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2022/03/28(月) 21:29:13.14ID:yHNRtgvS0
〜縁側〜
雄介「あー、早かったね…一人目戦兎兄さん。アンクかウォズさん。兄さんこっちまで運ぶの手伝ってくれるかな?イズさんは…戦えるようになったとはいえ、安全の為に待機を」
ウォズ「私は手伝おうとしよう。いつも我が魔王がお世話になっているからね」
アンク「…俺は行かないぞ」
ウォズは協力的だが、一方アンクは拒否。
そこでイズがある作戦を思いつく。
イズ「…ならば、我が社と、外国の大手会社と共同開発した限定アイスを用意しましょう。それで行ってもらえないでしょうか。」
『アンクを使いたい時はアイスを出せば大抵はなんとかなるよ〜』と言っていた映司の言葉を思い出し、実践して見る。
アンク「…しっかりと箱で用意しとくんだな」
と言い、羽を出して救助班へ廻った。…効果は抜群だ。イズは心の中で映司に感謝した。
雄介「…イズさん、ナイス」
イズ「お安い御用です、五代様。」
お互いにサムズアップして、微笑んだ。

ゴースト「隙あり!」
ジオウ「おっと!…絶対に負けない!」
電王(ソードフォーム)「こっちも譲る気ねぇからな!『先輩〜僕らはどっちでもいいんだから、譲ったら〜?』俺が嫌なんだよ!わかるだろ、亀公!『ま、まぁモモタロス落ち着いて…』」
巧「……(大きなため息)」
今18歳ズは「ゴースト&電王」VS「ジオウ&ファイズ」というチームで戦っている。ただ単に効率重視でこのチームで戦っている訳では無い。お互いに信念を持って戦っているのである。そうーー
ゴースト&電王、ジオウ「「「今日のおやつは苺プリン/苺タルトに決まってるだろ!!!」」」
ファイズ「……(大きなため息)」←王様に巻き込まれた
今日作ってもらう苺スイーツをかけて戦っているのである。
ファイズ「…どっちでも良くないか…うまいし…」
ゴースト&電王、ジオウ「「「良くない!!!」」」
巧の憂鬱は続くーー
0862花見、始まりにて。 4/8 (ワッチョイW 5fc3-mG1O [14.14.4.70])
垢版 |
2022/03/28(月) 21:31:41.23ID:yHNRtgvS0
去年敵同士で、鎧武は龍騎に負けましたが、今年はペアを組むそうです。
鎧武「真司兄ちゃん!去年はやられちゃったけど、よろしくな!」
龍騎「おう!という事で或人覚悟ーー!!』 『ストライクベント』
と言い、ゼロワンに向かってストライクベントを放つ。それをメタルクラスタホッパーの飛電メタルで防ごうとしたが、タイミングが遅れ、少し攻撃を受けてしまう。
ゼロワン「うわぁ!くっ…だったらこっちも…!おーい!飛羽真兄さーん!ペア組もー!」
どうしようと、戸惑っている飛羽真を見つけ、呼ぶ。
セイバー「俺?…なるほど!チーム組んだ方が勝率高くなるのと、後助け合えるね…!」
ゼロワン「うん!それぞれの攻撃の隙間に攻撃していこう!」
セイバー「ならっ…!」
と、セイバーはドラゴニックナイトになり、こちらに飛んできた矢を炎ではらう。
鎧武「こっちだって!」
と、鎧武もジンバーレモンから、カチドキになる。そして、火縄大燈DJ銃を無双セイバーと合わせた大剣モードを持ち、セイバーに向かう。
ゼロワン「!飛羽真兄さん!後ろ!はぁ!」
セイバーの後ろに迫り来るシュートベントの炎を伝え、それを放っている隙を見つけ、シャイニングアサルトホッパーのビッカーを龍騎に飛ばす。
しかし途中で龍騎を赤い龍ーードラグレッダーが庇って守った。
龍騎「!危なかったぁ…ドラグレッダーありがとな!」
体制を直して、ソードベントで剣を持つが、そこで…
『シャイニングストームインパクト!』
必殺技が発動して、龍騎にライダーキックが放たれた。そしてーー
真司「あああ!ひっさびさに負けたーー!!」
雄介「二人目は真司!危ないからこっちに来てね〜」
鎧武「真司兄ちゃん〜!!」
真司「紘汰…お前はなるべく生きろ…」
ゼロワン「洒落にならないから!お隣から蓮さん来るから!」
セイバー「えっ、蓮はお隣じゃないよね?」
ゼロワン「飛羽真兄さんそれ蓮違いー!!まぁ、連続で言うとややこしいもんね!はい!アルトじゃーないと!」
すると上空に、アンクと、アンクに体を支えてもらいながらイズが来た。
イズ「今のはー!秋山蓮様と緋道蓮様の「蓮」とー!連続の「連」をかけたとても面白いギャグですー!」
ゼロワン「イズ!救助班じゃないのに解説の為だけに来なくていいからー!後聞こえるように大声でギャグ説明しなくていいからー!」
イズ「という事で城戸様を救助いたしましたので、改めて、開始です。」
ゼロワン「よぉし、この調子d…」 ブン!
セイバー「あぁ!って或人?」
後ろを振り向くと、彼の姿がなかった。
鎧武「油断は禁物だぜ、飛羽真兄ちゃん!はぁ!」
後ろを狙って振り下ろされた太刀を火炎剣烈火で受け止める。
セイバー「くっ!こっちもエレメンタルドラゴンで…!」
刹那、紅き炎と、橙の光が交差した。果たして、決着は着くのか。
0863花見、始まりにて。 5/8 (ワッチョイW 5fc3-mG1O [14.14.4.70])
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2022/03/28(月) 21:33:18.02ID:yHNRtgvS0
『ガルルセイバー!』
ドライブ「よっっと!」
ガルルセイバーの斬撃をフォーミュラのスピードで紙一重に回避する。
キバ「もう二人か…」
ドライブ「だな、人数毎年増えているから時間かかると思ったけど、チームてやってるからあまり変わらないんだな…ほっ」
といいながら、トレーラー砲をキバに向かい撃つ。
キバ「うわっ!ちょっと兄さん、喋りながら撃たないでよ!」
ドライブ「といいながら、渡も喋りながらバリバリ攻撃してきているけどね…ん?」
キバ「どうしたの兄さん?」
ドライブ「…なぁ、場所変えない?俺準ツッコミだからさ…」
キバ「…あぁ!巻き込まれないように、だね…いいよ」
ドライブ「助かる」
と、一時休戦して、場所を移動した。何故ならツッコミ組が、或人を抱かえる状態でこっちに来たからである。

また紘汰達と戦おうとしていた所、何者かに手を取られ、遠くまで移動させられて止まると、目の前に連れてきたのであろうファイズアクセルフォームと、ダブル…ではなく仮面ライダージョーカーがいた。尚、仮面ライダージョーカーと、仮面ライダーサイクロンについては、ダブルで一括りなので、どっちかが敗れただけでも両方アウトである。
ゼロワン「いてて…って巧?と…翔太郎兄さん?」
ジョーカー「或人…一つ言いたい事がある…」
ゼロワン「な、何?改まっちゃって…」

「いい加減、ボケ諦めて、ツッコミになれーー!」 『ジョーカー!マキシマムドライブ!』

と言いながら、ゼロワンに向かって、ライダーパンチを放った。ジョーカーは弱い方だが、マキシマムドライブとなると必殺技なので、違ってくるがーー
ゼロワン「あっっぶねぇぇ…いきなり何、兄さん!?!?」
ジョーカー「お前をこの勝負で蹴りを着け、ツッコミにいれる!それ以上も以下もねぇ!」
ゼロワン「あーもー!俺はボケだってーの!今は社長だけど、元々は「芸人あると」で父さんや人々を笑わせる為にやってきたの!今更役割変えられるか!ボケは単体でも成り立つけど、ツッコミは成り立たないの!ピン芸人には無理でしょ!」
ファイズ「だったら、翔一兄とやればいいじゃねぇか、あっちは完全な天然ボケだし!それに腹筋崩壊太郎にもツッコミ向き判定出てるんだろ!その特性いかせよ!」
この会話の最中、この三人は目にも止まらぬ早さというか、動きの細さで蹴っては避け、剣で切りつけてはその後ろを狙い銃を持ち、相手の肩を軸に体を動かし、銃口の方向を引っ掛けた足で変える……等の動きをしているのである。そして、戦いながらの口論は続く。数分後ーー

ジョーカー、ファイズ「「と ど め だぁーーーー!!!!」」
『Exceed Charge』『ジョーカー!マキシマムドライブ!』
ゼロワン「うわぁぁぁぁぁ!!!」

と、とうとうゼロワンにクリムゾンスマッシュとライダーキックのダブルライダーキックが決まった。三人目である。
果たして、或人の運命はいかにーー!
0864花見、始まりにて。 6/8 (ワッチョイW 5fc3-mG1O [14.14.4.70])
垢版 |
2022/03/28(月) 21:35:16.63ID:yHNRtgvS0
ウィザード「かぁぁずぅぅまぁぁぁ!!!」
ブレイド「はぁぁるぅぅとぉぉぉ!!!」
ディケイド「……何喧嘩したんだ兄さんらよ」
喧嘩の様に戦いあっている二十二歳三つ子の内の二人を見て、通りすがりの破壊者、ディケイドは尋ねた。
ウィザード「一真が!俺の最後の希望食べた!」
ブレイド「いいだろ!一個ぐらい!もう長いんだしさ!」
ディケイド「…大体わかった。そうだな、俺は…晴人。お前を手伝おう!」
ウィザード「流石士。わかってるな」
と、二人は肩を並べ、ブレイドと向き合う。
ブレイド「士ぁ!オンドゥルルラギッタンディスカ-‼︎」
ディケイド「一真兄さん落ち着け。…まぁ、あれだ。食べ物の恨みは怖いだろ?それだけだ」
ブレイド「絶対それだけじゃ無く気分も入っているだろ!というか、ここ見ての通り同い年の喧嘩だから手ぇ出すな!このグループから出てゆけ!」
と、闇雲にブレイドはサンダーをラウズしながら、二人に突っ込む。決してツッコんではいない。
ウィザードはハリケーンスタイルとなり、風をおこしブレイドを吹き上げようとする。
そして、ディケイドはダブルのルナトリガーとなり、ブレイドを狙う。
しかし、ブレイドは闇雲ながらも的確に攻撃や風を避け、ウィザードに剣が届く距離へと向かう。ブレイドは遠距離に向いてないので、基本的に近づく必要があるのだ。
しかし、それが、ウィザードの狙いだった。近づくことに集中しているので、後ろが空いているのである。隣にいるディケイドにアイコンタクトをし、ディケイドは龍騎にカメンライドする。それを見て丁度近くにあったガラスを使って、ブレイドの後ろへ行くと思われた次の瞬間ーー!

雄介「あー…四人目晴人!後一人!みんな頑張れ〜」

ブレイド「…え?晴人…?」
ブレイドが見た光景。それは、龍騎にカメンライドしたディケイドがライドブッカーでウィザードに攻撃したという光景だった。晴人がバタっ、と倒れる。
ブレイド「は、晴人…晴人!」
とブレイドはダッシュで晴人に駆け寄る。
晴人「大丈夫…いや、マジで大丈夫。真横という超近距離で攻撃されただけだから、ちょっと腰の横の所が痛いだけだから。バタって倒れちゃったけど、死ぬほどじゃないから」
ブレイド「あ、うん」
晴人「一真…冷静になって考えたよ…悪かった、みみっちい事で喧嘩してしまって…」
ブレイド「いや!だったら俺も!やっぱりごめんな…晴人の事考えずに勝手に食べちゃって、最後の一個を……今度或人も含め、三人ではんぐり〜行こうぜ!俺、今回の件の関係で奢るからさ!」
晴人「あぁ…勿論、プレーンシュガーで…な…」 ガクッ
そこに救助班のウォズが現れる。
ウォズ「…いいのかい、お話は」
ブレイド「あぁ。昨日深夜のサッカーの試合見てた関係で熟睡しちゃったから起こさないようにな」
ウォズ「了解したよ」
と言い、ストールで晴人を抱かえ、ワープする。
ブレイド「…ディケイド」
ディケイド「おぉ、ディケイド呼びか?怖い怖い。ま、俺から言わせて貰えば、『戦わなければ生き残れない』か?それか、『近くにいたお前が悪い』だな….いや、すまん、すまんからローチ出すな、ジョーカーなるな!おい!チーム縁側!止めろ!」
雄介「うーん…あまり大怪我させない領域でね?」
ディケイド「なんで雄介兄さん止めようとしない!早く終われ!ラスト一人ー!!」
その後なんとか、四人目だったので案外早く終わったとさ。よかったね、士。
0865花見、始まりにて。 7/8 (ワッチョイW 5fc3-mG1O [14.14.4.70])
垢版 |
2022/03/28(月) 21:37:45.25ID:yHNRtgvS0
時は戻り、後二人。
ある所はほのぼのと、ある所はボケとツッコミが激しい中、このグループに関してはお互い真剣に戦っていた。
オーズ「よっと!」
オーズはガタウタ(クワガタ・ウナギ・タコ)のウナギアームのウナギウィップでアギトを捕まえ、こちらへ引っ張る。
アギト「うお!はぁぁ…はぁ!」
しかし、それをフレイムフォームのフレイムセイバーで切り、その後体制を直す。
そこでオーズもシャウタになり、
『スキャンニングチャージ!』
オーズ「セイヤァァ!!」
アギト「ほっ…おっっと…」
シャウタのオクトバニッシュが発動するが、それを、狙いを定めた所で回避する。尚、今回は今度こそ決着をつける為にと、アンクに多額のアイス代を叩いているので、全フォーム使えるのである。

雄介『あー…四人目晴人!後一人!みんな頑張れ〜』

後一人。
アギト「…後一人だってね、映司」
オーズ「うん…さっさと、決着決めようか…!」
アギトはトリニティフォームとなり、ストームハルバードを構える。
一方オーズはタジャドルになる。そして高空に向かい、タジャスピナーにタカ、クジャク、コンドルメダルと、セルメダルをセットする。
『タカ!クジャク!コンドル!ギン!ギン!ギン!ギン!ギガスキャン!』
オーズ「はあぁ…セイヤァァァ!!」
マグナブレイズを発動し、炎を纏い、アギトの元へ急降下して突撃する。
オーズ「よっと……ってあれ?」
しかし降りた後、感覚があまり無く、辺りを見渡してもいなかった。
アギト「こっちだよ!」
と、中空を見上げるとライダーシュートを放っていた。そしてーー

放った後に舞い上がった砂埃が止むとアギトの変身が解けていた。勝者、オーズ。
雄介「ラストは翔一!みんなそこまで!お疲れ様〜」サムズアップ
翔一「それって…」
オーズ「カニ。言ったでしょ?全フォーム使えるって。お陰で小銭と明日のパンツしか無いや〜」
翔一「なるほどね。その手があったか〜流石映司!」
カニアーム。節足動物系コンボの腕部のメダルで、両手にカニシザースと言う鋏を持っている。その鋏を盾として攻撃を防ぎ、その後距離が近くなった所でベルトを取ったのだ。当たる寸前で防御に優れるカニにメダルをチェンジしたのだ。
映司「いやいや、俺も正直賭けだったし、翔一もすごかったよ!……やっと」
翔一「うん?」
映司「やっと、決着ついたね」
翔一「…だね。長かったな〜!」
二人は他の兄弟が集まりつつある、縁側へと向かう。

これにて、花見ライダーバトル、終了である。
0866花見、始まりにて。 8/8 (ワッチョイW 5fc3-mG1O [14.14.4.70])
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2022/03/28(月) 21:40:17.19ID:yHNRtgvS0
総司「…永夢兄さん。次なんてない、とは言ってたが、少し悩んで優しめにキックしただろう?あの感情のままぶつけてたらもっと怪我してるはずだが、そうじゃない」
永夢「…流石総司だなぁ。あの攻撃食らったら変身解けるはずだし、だったら場所取りを罰にすれば平和的だからね。それに戦兎兄さんが反省してたし、いいかなって」
総司「なるほどな」

真司「いや〜アサルトの攻撃もう少し防げると思ったんだけどな〜!」
飛羽真「あぁ、寸前のところでドラグレッダーと、ガードベント出していたもんね」
絋汰「あれは頭脳戦だったよな〜逃げられないように鏡がない場所に誘導してたなんて!」
或人「うん、飛羽真兄さんが提案してくれたんだ!ほんっとありがと!」
飛羽真「いやいや、こっちもチーム組んでくれてありがとう!」

翔太郎「あ〜る〜と〜?」
或人「(びくぅ!)」
巧「負けたんだからツッコミ組に…」
或人「うわぁぁ!ご勘弁〜!」
翔太郎「…くっ、ははは!いや、或人真面目に逃げなくていいから」
或人「え?」
翔太郎「あの時はツッコミのキレを見て、なって欲しかったからかなりやっちゃったけど、冷静に考えて或人の事考えてなかったな、って。ごめんな、或人」
或人「翔太郎兄さん…」
巧「だ、だけど諦めたわけじゃ無いからな!勘違いするなよ!?」
翔太郎「お前才能はあるんだからいつでも暇があったら入ってこい!」
巧「そうしてくれると俺らが助かる!」
或人「あはは…うん、少しぐらいなら持つよ。少しぐらいなら、ね?俺はお笑い芸人のボケ担当兼!ヒューマギアも人も助ける仮面ライダーなんだから…!」

渡「…士。まだ、あれでも一真兄さん本気出してはいなかったから大丈夫だよ」
士「大丈夫なのか…これは」
渡「勝つためとはいえ仲間に攻撃した士が悪いでしょ?それじゃ、隣の大樹さんと一緒だよ?」
士「自ら破壊者としてやってしまった後だが、海東と一緒は…やだな」
渡「でしょ?」

雄介「今年も無事に五人決まってよかったね〜」
飛羽真「最初はどうなるかと思ったけど、こういう感じなんだな」
ヒビキ「うん。相手は同じライダーだからね。バリバリ真面目には戦わないけど、ある程度は勝負だからという事で、容赦はするけど、遠慮なく!って感じなんだよ〜」
翔一「さて!バトルも終わったし、次は持っていくお弁当を考えたり作らないとな〜総司、映司、或人兄さん!やるよ!」
総司「ふっ…当然だ。去年以上に華やかで、美味しい物にするぞ」
飛羽真「お花見か…今からでも楽しみだな…!」
庭の隅に咲く、まだ満開にはいっていない桜を見上げ、笑みが溢れた。来田市の春はもうそこです。
0867名無しより愛をこめて (ワッチョイ 7f6b-VQaK [219.164.228.117])
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2022/03/29(火) 11:59:53.08ID:ev8CiWe+0
>>859>>866
遅れたけどGJです!
相変わらずの文章力でとても分かりやすかった!
無理にとは言わないけどこのまま今年の場所取りバトルとかなんなら花見本番とかも書いてくれたら俺が喜ぶ…!
0868名無しより愛をこめて (ワッチョイW 5f5f-X7Dr [14.11.210.161])
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2022/03/30(水) 17:55:56.48ID:L3LTpoad0
真司「五十嵐元太の限界ちゃんねる、対決ものもあるね。」
弦太朗「うわっ!比奈ちゃんのお兄さんとわんこそば対決して負けてる!比奈ちゃんのお兄さん、強いなぁ!俺もラーメンで対決したいぜ!」
巧「やめておけ、腹壊すから。」
一輝「さくらなら行けそうだな、対戦相手!」
映司「え、さくらちゃんそんなに食べるの?」
一輝「そうだよ、何なら呼んでこようか?」
信吾VSさくらの対決が開催されるのはまた別の話
0869名無しより愛をこめて (ワッチョイ 7f6b-VQaK [219.164.228.117])
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2022/03/30(水) 18:18:03.90ID:12ZfIYac0
樹花「ねえ、お姉ちゃん達!今戦隊ヒロインのお姉ちゃんたちの服があるからみんなで着て
みようよ!あ、ちなみにだけどこれ全部こないだ戦台市に遊びに行った時に戦隊ヒロインのお姉ちゃん達から貸してもらった正真正銘本物の服なのです!」
雪菜「こうしてみるとやっぱり派手だし短いのが多いわね…私に似合うかしら…」
樹花「雪菜お姉ちゃんかわいいしきっと似合うよ!せっかくだしこのいつもとイメージの違うゴーオンシルバーの美羽ちゃんのとか着てみようよ!」
0870名無しより愛をこめて (ワッチョイ 7f6b-VQaK [219.164.228.117])
垢版 |
2022/03/30(水) 18:23:19.08ID:12ZfIYac0
すみません…>>869ですがこれ誤爆です…
趣味で書いてたのを間違って載せてしまいました…
本当に申し訳ないのでこんなのでよければ誰か職人さんネタに使っていただいたりなんてしていただいても大丈夫です…
前も同じようなことやってるのでこれからは今まで以上に気を付けたいと思います…本当にすみませんでした…。
0872名無しより愛をこめて (ワッチョイ 7a36-tEy/ [115.37.176.27])
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2022/04/09(土) 19:09:21.51ID:0d8aXw6X0
公式の仮面ライダー図鑑で『アマゾンズ』が更新されて見て思ったがこのスレでは橘雄悟と御堂英之助はあの計画を諦めていないんだろうか
原作では計画に関わりようのない前原や千翼、外伝漫画『蛍火』の人物とかを抱き込もうとするとか
他の作品の企業・組織に資金提供の依頼を持ちかけるも令華や野座間製薬の根回し・裏工作で断られるとか
ライフエナジーの代わりとして提案するも大牙に門前払いされるとか
デッドマンズに敬虔な信者兼ギフテリアンの素材として提供を提案するとか
…事前に察知されて実施前に対処されていないとほのぼのと対極なうえ自分の技量では面白いネタには出来ない…

ところで配信作品のリバイスレガシーは
・3/27配信の1話は4/27解禁、以後も同様
・5話配信の1か月後一斉に解禁
のどっちになるのだろう
0874名無しより愛をこめて (ワッチョイ 5336-PwpY [115.37.80.68])
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2022/05/03(火) 00:30:57.29ID:SxWUsWTS0
世間はゴールデンウィークだけどそれとはまったく関係ないリバイスレガシー要素を含むネタ
(なるべく1話時点の要素に留めますが最終話配信1か月後までネタバレ禁止だった場合はスルーお願いします)

(リバイスレガシー1話視聴後)
晴人「元太さん…いや白波純平はあんな酷い扱いを受けていたのか」
士「正直ただのダメ親父だと思っていたが…これもある意味『知らないという罪』なのか」
或人「?」
一真・ソウゴ「…ん?」
晴人「…ともかく、以前幸実さんのお見舞いと一緒に兄弟としての自己紹介しに行っただろ?」
士「ああ。一度に二十数人が訪れたら迷惑になるからってことで何組かに分かれて行ったな」
晴人「今思うと話を聞いた幸実さんの表情が色々な感情がないまぜになっていたように思える」
士「俺も順番は早いほうだったが俺がお見舞いに行った時もそんな感じだった気もするな」
一真「俺たちがお見舞いに行ったのは一輝が戦う決意をしてからだけどもし決意する前に行っていたら幸実さんは『戦わなくてもいい』と言葉をかけていたのかな…」
晴人「どうだろう…『自分のわがままのせいで他の人が代わりに傷つく』ことを良しとは思わないだろうが…」
一真「だよな…でもあのボロボロな白波純平を見ていたなら一輝に戦ってほしくないと思いそうだけど」
晴人「あの時の彼とは違って自分たち家族が精神的な支えになれるとも思っていたとか?」
士「となると俺達を見た時に見せた表情は『壮絶な戦いを乗り越えた人が他にもいたという衝撃』と『先輩として一輝の精神的な支えになってくれるはず』と思ったことによるものだろうな」
一真「でも元太さんは再び変身した上に伊良部さんにかくまわれることになった…幸実さんはどう思ったんだろうな…」
士「少なくともいい感情ではないだろうな」
晴人「(俺たちは馴れ馴れしくぶーさんとは呼べないな…)伊良部さんも俺達については調べているだろうしライダーハウスにかくまってもらおうとも考えただろうがやめただろう」
士「戦力という観点なら安全性は申し分ないがベイルが姉妹をターゲットにしかねないと思ってやめたのだろう」
晴人「今幸実さんに対して俺達がやるべきことは五十嵐家に日常を取り戻すための最後の希望となることを約束することだろうな」
士「そんな簡単に約束…いや、野暮なことは言わないでおこう」
おまけ
士「ちなみに『知らないという罪』はブレイドの戦いとしあわせ湯襲撃が同じ18年前であることにかけたネタだ」
一真「なるほど…でも何でその場で解説しなかったの?」
士「近くに或人兄さんがいたからな…ウケなかったネタの解説を見たら落ち込みそうだと思ってな」
一真「あぁ…」

花見の場所取りと記憶問題に関してはクローンライダーや一部作品のファイナルステージであった本来変身出来ない人も変身していた描写を利用できないかと考えたがネタに仕上げられない…
0875花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 1/7 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.78.233])
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2022/05/15(日) 06:47:37.76ID:KtuHoE8Ja
夏の暑さも時々混じるが、全体を通して暖かい、そんな春の日。一輝とバイスはまた一騒動去って、久々にライダーハウスへ帰ってきていた。
一輝「ひっさしぶりだな、みんな元気かな?」
バイス「俺っち達はアギレラの分離にさくらが成功して落ち着いているところだぜ!」
一輝「バイス誰に話してるんだよ、早く行くぞ!」
バイス「はいはーい!……ん?あれ一輝さんよ、なんかいつもより騒がしくないですかね?」
一輝「いや、この家元から結構賑やかだろ。それかお客さんが……」
雄介「あれ?一輝?あ、バイスと分離してる」
一輝「え、雄介兄さん!?」
バイス「あれ、雄介が帰ってくるなんて珍し〜!どうしたの?」
雄介「いや、もう桜咲いてしばらく経った所だからさ、帰った方がいいかなって」
バイス「桜?あっ、もしかして家族みんなでお花見しちゃう系?」
雄介「ん〜確かに間違ってはいないけど……まぁ見た方が早いよいこいこ!」
と、背中を押され開けた玄関をくぐり抜ける。
「た、ただいま〜ってあれ?」
いつもだったら誰かかしらいて、すぐ「おかえり」と返してくれるのだが、誰もいない。しばらくすると奥からバタバタバタ……と段々と足音が近づいてきた。すると
「「「おかえり〜……って一輝(兄ちゃん)!?」」」
とダッシュしていたであろう足にブレーキをかけ、真司、紘汰、タケルが来たが、予想していなかったのか声を揃えて驚いた。
一輝「あー……ただいま?」
真司「ちょっと帰ってくるなら電話とか連絡事前にくれよ!?総司ー!一輝も帰ってきたー!」
紘汰「珍しく雄介兄ちゃんが玄関から帰ってきたから「え!?」ってなったけど一輝兄ちゃんと帰ってきてたのか〜納得納得。な、タケル!」
タケル「うんうん、でも雄介兄ちゃんだけじゃなく一輝兄ちゃんもナイスタイミングだよ!丁度さっき父さんから連絡きたんだ〜とりあえずお庭に行こっ!」
一輝「えっと……なにかするのか?お花見?をやるって話は聞いたけどもうやる……とかじゃないよな?」
バイス「お庭かぁー……。こんなに広いなら、そのイベントとしてサッカー大会しちゃったりライダーバトルしちゃったり?なんちゃ……「その通りだ」だよねだよね……ってええーー!?!?」
庭に向かって歩いていると総司がいつの間にかバイスの隣にいて、返した。
一輝「総司……!ライダーバトルってどういうことだ?」
総司「そのままの意味だ。ただ、ルールはしっかりあるし、そして……花見の場所取りをする人を決める戦いだからな。問題ない。」
一輝「いやいや、どういう事だよ!?」
天に指を突き刺している総司に一輝はツッコミを入れた。……おや?どこかで勧誘されるフラグが立ったような……
総司「家族をしっかり持っている一輝兄さんにもあるだろう。花見をする際、綺麗な桜の木の下にレジャーシートを敷けるように場所を確保した経験が……」
一輝「あぁ……あそこら辺じゃ一番綺麗と有名な近所の公園の桜を、朝早くから父ちゃんと場所取りしていたなぁ……」
総司「そう、その場所取りをする為には守ってる人が必要だ。しかしこの家は家族が多いので、誰がその場所取りをするのか話し合いだけではややこしくなる。そこでこの家では毎年正々堂々とライダーバトルをする事でメンバーを決めているのだ。鍛錬にもなるしな」
バイス「なっるほどねぇ〜……はいはい質問でーす!何人ぐらい場所取り担当するのですかー?」
タケル「うーん……今年で仮面ライダーとしては22人……あれ?総司兄ちゃん、一輝とバイスって「リバイス」でWみたいに一人扱い?それとも分ける?」
総司「ジャックリバイスやサンダーゲイルの事を考えると一人だな。攻撃による変身解除でやられた時もどっちかが戦闘不能になった所で負けとする。となると22人だから、まだ5人でいいな。次辺りから6人を考えてもいいかもしれん」
雄介「最終フォームは良太郎以外禁止で、その人数だけ変身解除になれば終了だよ。……さて!」
目の前に広がるは、普通の家の庭の何倍にもある広い庭。そこには既に他のライダー兄弟が集結していた。
ヒビキ「おっ!雄ちゃん、一ちゃん!待ってたよ!」
一真「早く早くー!」
一輝「……こうやって見ると広い庭が狭く感じるよ……」
総司「年々増えているからな……さて、皆始めるぞ」
0876花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 2/7 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.79.203])
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2022/05/15(日) 06:50:45.90ID:HrqjL5f4a
雄介「よし、皆準備はいい?それじゃあ…よーい、ドン!」
全員「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「変身!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」COMPLETE Turn up キーン Hensin Sword form ギャブッ カメンライド…ディケード! サイクロン!ジョーカー! タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ! フレイム・プリーズ! オレンジアームズ! ドライブ!タイプ・スピード! 開眼!オレ! マイティマイティアクション・X! ラビットタンク! カメーンライダー!ジオウ! 飛び上がライズ!ライジングホッパー! 烈火抜刀! 仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!

ただでさえ普通の庭の何倍もある庭に一気に現れるヒーロー達。それを見て、バイスは
バイス「……いーや、豪華すぎませーん!?」
リバイ「いいから始めるぞバイス」


ゼロワン「さて!フォームの都合上今は俺しかシャインできないけど、翔一とやっていくぞー!ってうわっと!」
いちなりゼロワンの方に光弾が当たってきた。
ドライブ「或人、翔一、お手合わせ願えるかな?」
アギト「いーよー!始め……」
テレッレッレッレーテレーレーレー
アギト「……?なんか聞き覚えある曲が……というか」
ゼロワン「!あれはーー!」
ゼロワンが指した指先の先にはーー

電王「お共たち行くぜ行くぜ行くぜー!!」
マシンデンバードに乗ってる電王ソードフォームと……
ブレイド「ヒビキ兄さんと映司、位置的に一番重たいところ任せちゃってごめんな……?」
響鬼「大丈大丈、鍛えてますから!」〆シュッ
オーズ「それにこんな役、旅しててもあまりできないし、いい体験だよ〜」
ファイズ「あまり、って事はしたことあるのかよ……」
電王「聞けーー!!」
その電王が乗っているマシンデンバードを乗せた神輿を担ぐ四人の仮面ライダー達だった。(尚、ブレイドはジャックフォーム、オーズはサゴーゾコンボ)
……ん?なんかこの光景、デジャブが……?
ゼロワン「……えーと、モモタロス、これどういう状況?」
電王「モモタロスじゃない!俺は、ドンモモタロスだ!!」
三人「ドンモモタロス!?」
……あ、これは……
電王「そしてこいつらがお供の……」
ブレイド「ウェーイ!タカブラザー!」←お供一ノリノリ
響鬼「オニブラザーです!」〆シュッ←皆楽しそうだからいっか〜思考
オーズ「えっと、ゴリラブラザーだよ!」←サイとゾウもいるけどいいのかな?と思いながら
ファイズ「…………」←すごく嫌そうな顔をしている
オーズ「……巧!」
ファイズ「……はぁ、オオカミブラザー……」
電王「五人揃って……もm」
ドライブ、ゼロワン「いや待てーー!!」
そこでドライブとゼロワン……準ツッコミとツッコミ候補生(かなり有力だが本人は否定)のツッコミが発動した。タイミングがナイスである。
電王「なんだよ、名乗らせてもいいじゃないか!」
ドライブ「よくない!というかそれ……隣町の新しい戦隊のパクリじゃないかーー!!」
よくぞ言った。
ゼロワン「後、まだ隣町のその戦隊さん達……確か未だに五人の名乗りしてないじゃん……俺たちがそれより先にやっちゃ駄目だろー!」
電王「俺ドンモモタロウとコラボしたことあるじゃん?その時は騎馬戦みたいになってたけど、俺たちなら本編の神輿担ぎを再現できるんじゃねぇ?って」
ドライブ「いや、本編リスペクトにしても担いでいるの半裸のおじさん達だろ!?」
ゼロワン「後お共たちも微妙に違ってるやないかい!」
とツッコミ達がツッコミを細かく入れていると
電王「ええい、ごちゃごちゃうるせえ!お共たち行くぜー!!」
と、マシンデンバードのアクセルを踏み神輿から飛び出す。この時本家の場合だったら、そのバイクから飛び降り、勢いづいてまだ進んでいるバイクなんか知ったこっちゃないのだが……
電王「……よいしょっと」 ガコン
律儀に止まって降りた。考えてみよう。ここは一号家ライダーハウスの庭であり、もしここでそんな事をしたら……モモタロスもみんなも大体わかっていると思うので、それ以上語るのはやめよう。これを見てファイズは
ファイズ「……こうなるんだったら、あまりやる必要なくないか……?」
こう呟いた。
0877花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 3/7 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.77.8])
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2022/05/15(日) 06:52:48.86ID:GDB+XLmXa
2
フォーゼ「うわ、とっとっとっ……!なんだよ真司兄貴急に!」
フォーゼはエレキステイツとなり、龍騎の荒い攻撃を受け止めていた。
龍騎「……のに……して……」
フォーゼ「え?」
龍騎「なんで龍騎20周年のイベントはあまりしないのに、フォーゼ10周年は色々してんだよーー!!」
それはフォーゼではどうしようもないことである。
???「待て」
瞬きをすると、目の前には龍騎の拳を抑えているある者の姿があった。
フォーゼ「総司兄貴!」
カブト「真司兄さん、お前と同じ思いを持つのはお前だけじゃない。俺も15周年だが、全然だ。」
龍騎「じゃあ……!」
カブト「だがな。お前はソウゴの時にコラボという形だが、スピンオフを持っているだろう。……それに対し、俺は間に何も無いんだーー!!」
カブトクナイガンの攻撃が龍騎を襲う。それをギリギリでガードベントを発動し防ぐ。
龍騎「いや、総司いつものノリだったら「作品など無い」っていう所だろ!というか、お前がそれ言っていいのか!!」
カブト「仕方がないことだ!という事で弦太朗!敵の味方は味方!協力する!」
くるりと振り向き、フォーゼと協力する事を述べる。
フォーゼ「あ、あぁ!助かるぜ兄貴!」
しかし、フォーゼは「あれ、総司兄貴、俺も20周年でイベントあるって話忘れてないか……?」と思いながらも、これ以上話が難しくなるとわからなくなるので、「まぁ、いっか!」と、ベルトのアストロスイッチを切り替えた。


時は遡り、今日。父・本郷猛から花見の場所取りの話が提示されてからの事。
次男・桐生戦兎はリバイスの一輝とバイスが、一人で二人とわかってからやってみたい事を実践してみようと試みた。そう、それはーー

ビルド「と、いうことで!二人で一人VS一人で二人!どっちが最強か決定戦ーー!!」
ダブル「まぁぁたややこしい事を……」
エグゼイドL「あはは……」
バイス「おぉ!面白そう!……でどうするの?というか戦兎はどっちでもないよね?」
ビルド「いやいや!俺は二人で一人チームだよ!……そうなんだけど、あのバカ……」
龍我「バカじゃねぇ!筋肉バカだー!!悪ぃ戦兎、遅れた!!」
ビルド「バカは否定しないのかよ。後声大っきいんだよ、後で二号家に怒られるぞ」
と、玄関から庭へ来れる道から、二号家の万丈龍我が戦兎に聞こえるよう、ツッコミながら走ってきた。
リバイ「貴方は!確か……」
ビルド「紹介しよう。俺とベストマッチな相棒、仮面ライダークローズ、プロテインの貴公子こと万丈龍我だ!という事で万丈、早速だがクローズビルドになるぞ」
龍我「あぁ!負ける気がしねぇ!」
リバイ「って事はフィリップみたいにどっちかがなる感じ?」
ダブル「『いや、どちらかというと、エクストリームになる感じだね』」
リバイ・バイス「「え?」」
『Are you ready?』
ビルド・龍我「「変身!!」」
ふと見ると、の中にビルドと龍我がいて、二人同時に挟まれる所を目撃した。
バイス「ぎゃああああああ!!挟まれちゃったーー!!」
クローズビルド「バイス安心しろって。って事で最高のベストマッチ、クローズビルド、完成だ!『やっぱ変な感覚になるな……』つべこべ言わないの」
ダブル「お二人がすごいペア感出しているが俺達だって初代合体ライダーとして負けてらんねぇな!行くぞフィリップ『あぁ、その検証には僕も興味があったんだ。どちらも敗北となれば白黒つくしね。という事で悪魔と悪魔の科学者の実験にご協力を願うよ……!できるだけその結果は、僕達の勝利にしたいけどね』」
エグゼイドR「いいじゃねぇか!永夢!リバイス!俺達の協力プレイ見せつけてやろうぜ!」
エグゼイドL「あぁ、ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
バイス「俺っち達だって、後輩だからって負けないですもんねー!」
リバイ「バイス、一気に行くぜ!」
という事でエグゼイドダブルアクションゲーマー&リバイスVSダブル&クローズビルド戦、スタートである。
0878花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 4/8 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.77.109])
垢版 |
2022/05/15(日) 06:58:27.65ID:KMrGdJiWa
今までおふざけ感がある感じで来ていたが、ここは他と違い緊迫とした空気が漂っていた。
『カメンライド・ブラスト!』
ディケイド「はぁ!!」
ディケイドがライドブッカー(銃)を連射する。
『イチゴアームズ!シュシュッと スパーク!』
鎧武「行け!!」
それを鎧武がその弾にイチゴクナイを当てることにより攻撃を打ち消す。
『スクランブルタイムブレーク!』
ジオウ「背中が空いているよ!紘汰兄ちゃん!」
そこをジオウが狙い、後ろからで攻撃しようとする。そう、ここは、
元大首領兼破壊者
vs

vs
魔王
とかいうとんでもない戦いが繰り広げられていたのであった。
ディケイド「どうした、さっきまでの勢いはどうした、魔王様?ただの虚勢だったのか?」
ジオウ「くっ、確かにスマ〇ラでもマ〇カーでも負けた……けど!こっちのファイトなら負けない!」
ディケイド「お前だって俺の楽しみにしてた駅前のチョコレートケーキ勝手に食いやがって……あれ何時間並んだと思っているんだ!(夏みかんが)」
ジオウ「名前提示しないから悪いんだよーだ」
鎧武「俺は二人の戦いがこれ以上激しくならないように抑えないと……もし収拾つかなくなると総司が……唐揚げ(ヘルヘイムの実使用)一個増量の可能性が……ええい!ここからは俺のステージだ!」
君は誰を応援する?
0879花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 5/8 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.77.31])
垢版 |
2022/05/15(日) 06:59:54.45ID:bOXHLvPMa
一方、隣町パロ組は……
ウィザード「で、なんで俺達まで巻き込まれている訳……」
ゴースト「うんうん」
ドライブ「仕方ないだろ!?こっち三人なのにあっち五人じゃ難しいし!わあっと!」
ウィザードとゴーストも巻き込まれてしまいました。数の割合はいいが、カオスは続くよどこまでも。
ゼロワン「後なんかよくわからないけど、五人で一つになる形で協力しているのか、強いんだよね〜!はぁ!」
ゴースト「なるほど……これが戦隊の力……」
ウィザード「俺達戦隊じゃなく仮面ライダーだけどな……くっ」
電王「ふっふっふっ……だいぶ相手が怯んだ所でお共たち!必殺技だ!」
ブレイド「え、何するんだっけ」
ファイズ「最初の考案者一真兄だろ!!」
オーズ「ほら、ごにょごにょ……」
ブレイド「あそっか!斬撃を飛ばす!」
電王「おーい……一真大丈夫かー……」
ブレイド「ウェイ!」『スラッシュ・サンダー』
『スキャンニングチャージ!』
『フルチャージ』
響鬼「はあぁぁぁ……」
電王達はそれぞれ必殺技などを発動させる。(尚、ファイズはフォンブラスターを使い、オーズはサゴーゾの攻撃の形状上、メダジャリバーを使っている)
ドライブ「って銃系じゃないのかよ!?斬撃!?」
ブレイド「だって俺とヒビキ兄さん銃系無いもん」
ドライブ「そりゃそうだけど!」
ゴースト「どうする!?ここままだと負けちゃう!」
ゼロワン「……そーだ!目には目を、攻撃には攻撃を、だ!」
ウィザード「なるほど、あれと同等の攻撃を出せば太刀打ちできるし、更には倒せるかもしれない、と」
ゴースト「そうだ!あっちが斬撃ならこっちは銃使える比率高いから銃撃にしよう!……あっ、でも翔一兄ちゃんは飛び道具系無いよね……」
アギト「じゃああっちがお供上の問題でできなかったモモタロ斬みたいにやれば問題なし!」
ゴースト「なるほど!」
ウィザード「もうなんか訳分からなくなってきた」
ゼロワン「考えるな!!感じろ!!」
とあちらが攻撃を始める前に早口で話し、それぞれフレイムセイバー、ウィザーソードガン、ドア銃、ガンガンセイバーガンモード、オーソライズバスターガンモードを構える。

電王「行くぜ行くぜ行くぜー!!俺の必殺技……パートツー!!」
刃が煌めき、他の斬撃と共に前方へと進む。
アギト「ちなみに今日の夜ご飯何かわかる?」
ゴースト「え?」
アギト「発砲祭!!(八宝菜)」
同時に光の弾が打ち出され、ある方向へと飛びアギトがその後に続く。

龍騎「あー……」
攻撃をドラグセイバーで受け止めながら、少し遠くで戦ってる5:5の最後の戦いを龍騎は見ていた。
カブト「どうした、真司兄さん」
龍騎「いやさー……或人側の銃撃なんか見たことあるな〜って思ったらさ、あれみたいなんだよね、」

龍騎「エンドオブザワールド」

ヒビキ「……お〜、変身解けちゃった」
進ノ介「俺も〜……」
結果。響鬼、ドライブ、変身解除。残り3人。(ヒビキ兄さんには速攻で、服届け委員会(縁側組)が服を届けました)
0880花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 6/8 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.77.187])
垢版 |
2022/05/15(日) 07:01:21.59ID:DnZb3inPa
剣を振るう度、火の粉が踊る。どしん、と地面を叩きつける重い音が鳴り響く。
キバ「……飛羽真兄さん本当に大丈夫だから。僕一人で何とかなるから……」
セイバー「大丈夫とはいえないだろう。お花見が来ちゃった以上戦いは逃れられないのだけど、こういう形で戦いたくはなかったかも」
ガキン、とドッガハンマーの柄と火炎剣烈火
の刃がぶつかる。実質、こは意地の張り合いの戦いである。内容は……
セイバー「ラブコフの毛を取ったの一緒に謝ってあげるから!」
キバ「僕だけで行くから大丈夫!!」
……この花見の戦いは、実力勝負だけでなく、普段口で喧嘩して話して勝敗を決めないといけない事を、戦いで白黒つけられる物なのである。そして、その大体がくだらない兄弟喧嘩だったり、こういう小さい譲り合いだったりする。平和かな。
セイバー「いやいや、俺もあの時一緒にいたのに止めてあげられなかった!から!」
キバ「散歩で初めてさくらちゃんがジャンヌに変身者したのを見た時に、本能的にラブコフから無意識に背後からピンセット片手に取っちゃったのは僕だから!まさかあの後、弱いとはいえフックが入った後、「サイテー!」って言われるとは思ってなかったから!あれは心から謝ろうと思った!」
セイバー「だから!この勝負で俺が勝ったら、俺も三号家に言って一緒に謝る!渡が買ったら渡一人!それで行こう!」
キバ「うん!プライド的に僕にも譲れない戦いがここにある!」
キバット「プライドまで行くのかよ渡……」
キバ「キバット……。どちらにせよキバットも……ね?」
キバット「……はい」←キバットの噛ませろの旅をラブコフにしようとして、ギリでさくらに防がれた
キバ「という訳で僕も昔と違ってしっかりと進む勇気がある!だから行く!その為に僕は負けない!はあぁ!!」
『バッシャーバイト!』
バッシャーマグナムの水の弾丸が打ち出される。その水が映し出すのは、キバの方に走り出す炎の剣士。
それに対して仮面ライダーセイバー、神山飛羽真はエレメンタルプリミティブドラゴンに。攻撃を避けたり、剣で受け流しながら前に進む。目標は目の前。彼の腰に着くベルト。
セイバー「渡の結末は俺が決める!」
『必殺読破マシマシ! 烈火抜刀!』
セイバー「森羅万象斬!」
『エレメンタル合冊斬り!』
水の弾が彼を止めるか、光の刃が届くのが先か、そしてーー

雄介「3人目渡!残り2人だよ〜」
勝負あり。セイバーの攻撃がキバのベルトに届いたのだ。
セイバー「……渡」
変身が解けた渡はセイバーを見上げる。
セイバー「お互いに全力を出せたいい勝負だった。……お節介かもしれないけど、俺にも行かせてくれ。ラブコフも許してくれるさ。……うん、多分、今こうしてお節介を焼いているのは一輝の影響かな。共闘多いし」
しかし、渡はわかっていた。確かに一輝の影響もあるかもしれないが、それは飛羽真の元から備わっていたものであり、諦める事を嫌うからであると感じ取った。
渡「……うん。わかった。後で一緒によろしくお願いします……!」
0881花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 7/9 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.78.120])
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2022/05/15(日) 07:04:28.89ID:OthVlNN/a
エグゼイドL「パラド!そっち!」
パラドがビルドにガシャコンハンマーを上から振るう所で、ダブルのメタルシャフトで防御を固められる。
ダブル「させねぇぜ!はぁ!『……ふぅ、翔太郎、僕とチェンジでファングジョーカーに!』あぁ!イズ!アンクに俺の体回収する様に!」『ジョーカー!』『ファング!』
翔太郎・フィリップ「「変身!」」
と、ダブルはファングジョーカーに変身し、縁側からイズは言葉を受け取る。
イズ「承知しました、左様。アンク様お願いします。」
アンク「……チッ、新フレーバーのやつ二つでな」
と、アンクは羽をはためかせ、翔太郎の体を回収しに行く。
クローズビルド「万丈!そろそろ行くぞ!『おぅ!』」
二人はダブルが二人を相手にしてる内にベルトのレバーを回す。
クローズビルド「『ラブ&ピースフィニッシュ!!』」
攻撃が来ることを察し、ダブルは避けたが、エグゼイドには向かってくる。
エグゼイドR「永夢!サポートしろ!」
エグゼイド「あぁ!はあぁ!!」
とエグゼイドLはエグゼイドRを空に打ち上げる。
エグゼイドL「っパラド大丈夫か!?」
エグゼイドR「……あ、あぁ!ギリ、な!」
しかし、その攻撃を最初の方で食らうことにより威力を最小限に抑え、耐えたのだ。
クローズビルド「『はぁ!?あの攻撃耐えたのか!?』……今だ!ダブル!」
ダブル「『おっしゃ任せとけ!』こちらは準備済だよ」『ファング!マキシマムドライブ!』
既に短時間が限界のファングメタルになっていた。そしてマキシマムドライブを発動し、両腕のセイバーが大きくなる。そして
ダブル『「ファングスピアバレット!!」』
先程クローズビルドが蹴り上げた標的のエグゼイド達に向かって、高速回転しながら突っ込んだ。……ツッコミだけに。
雄介「四人目永夢!後一人!頑張って〜!」
永夢「ぐっ……流石、翔太郎とフィリップ……」
ダブル「『いや、永夢もよくクローズビルドの攻撃だけで倒れなかったよな……そこはすごいと思うぜ』」
パラド「悔しい……けど、久しぶりに心が踊ったぜ!ありがとな!」
永夢「リバイス、後は頼んだよ」
0882花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 8/9 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.78.120])
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2022/05/15(日) 07:05:17.10ID:OthVlNN/a
こうして永夢が離れた後、
クローズビルド「さて!後一人!時間いっぱいまで勝負しましょうか!」
リバイ「バイスはクローズビルドを!俺はダブルの方をやる!」
バイス「アイエイサー!」
こうして2:1の時でも二人でいる為2:2で対応できるのが一人で二人組の強みであり、二人は順当に落ち着いて、戦っていた。しかし……
ダブル「よっと!はぁ!」
リバイ「くっ……ここで一旦……」
バイス「!一輝危ない!!」
物陰で早くなる攻撃でキレかけてる息を一旦落ち着いていた所に飛んできたルナトリガーのマキシマムドライブを、バイスが庇ったのだ。
リバイ「っ!バイスっ……!?何で……」
バイス「いてて……あ、俺っちは大丈夫、一輝後ろ!」
リバイ「はぁ!……んで、なんで庇った!」
バイス「……だって、俺っちはベルト取っても意味無いし、当たっても問題が無いから、ちゃんとベルト付けてる一輝を守らなきゃな〜、って」
リバイ「そういう事か……バイス!俺の事は気にするな!このベルトもお前も、俺自身の力で守ってやる!だからバイスは相手に集中しろ!」
バイス「一輝……でも俺っちだけじゃ……」
リバイ「俺はお前が負けない、って信じる!だからお前も俺を信んじろ!」
お前を信じるからお前も俺を信じろ、その言葉は確かにバイスの中の何かに刺さった。
バイス「……よし!一輝、俺っちも頑張っちゃう!」
リバイ「あぁ!一気に、いや、一緒に行くぜ!」『ボルケーノ!』
ダブル「一輝……お前もいいバディを見つけたな……『けど翔太郎、彼らに押されているだけじゃ駄目だよ、僕達も行こう』わかってるぜ、フィリップ!」『サイクロン!ジョーカー!』
再びリバイVSダブル、バイスVSクローズビルドで始まった戦い。彼らはお互い別の相手をしていても、一つ。例え離れてしまっても、revise(修正)すればいいのだから。そして……
リバイ「バイス!」
バイス「ほいさー!」
ダブルが体制を崩したところでバイスを呼び、必殺技を発動する。
「ボ・ボ・ボル!ボ・ボル!ボ・ボルケーノ!」
「ボルケーノフェスティバル!」
リバイ・バイス「「はぁぁぁぁ!!」」
ダブル「くっ……」
炎と氷のダブルライダーキックが放たれる。しかし相手のダブルも防御に優れるサイクロンメタルで抑えている。果たしてーー

翔太郎「……強かったぜ、リバイス」
膝を着いていたのは翔太郎、つまり、リバイスが……
雄介「ーーおぉ、最後の一人は翔太郎とフィリップ!みんなそこまで!お疲れ様〜」サムズアップ
勝ったのだ。そして一斉に残りが変身を解く。
一輝「翔太郎兄さん……!」
翔太郎「二人共、まだまだ困難は続くぜ……だからこそ二人で頑張りな……!俺から言えるのはこんな所だ」
リバイスの二人に向かって翔太郎は、帽子をかぶり直し、そう言った。
戦兎「クローズビルドは葛城巧と違い、俺が万丈を信用したからこそ生まれたフォームなんだ。二人にもリバイスがある。これからもっ、信用し合えよ!」
戦兎は誇らしげにしながら、彼らに大事な事を述べる。
一輝「二人共……」
フィリップ「おっと、油断するのは早いよ、これは両方倒れて勝敗が着くもの。だから来年も皆でやろうじゃないか!」
龍我「なるほどな!」
バイス「……一輝。来年も……」
バイスは一輝に向き合う。
一輝「あぁ、二人で一緒に行こうぜ……!」
バイス「うん!!」
0883花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 9/10 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.77.245])
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2022/05/15(日) 07:07:33.08ID:ZREZtY1La
その後
巧「……なるほどな、ヒビキ兄さんに攻撃を一点に集中させた、って事だったんだな」
翔一「うん、攻撃時前方にいて、攻撃した時にフォームチェンジや武器のチェンジで防御される事の無いヒビキ兄さんなら、頑張れば当たるかなって。と言ってもヒビキ兄さんって防御力も高いだろうから通るかは賭けだったけどね〜」
進ノ介「というかモモタロス、斬撃合わさって一つの大きいのになってなかったか!?」
モモタロス「ふっふっふ〜これが戦隊パワーって事だ!」
巧「俺らライダーだぞ」
良太郎「まぁまぁ……」
映司「正直に言って、全員のタイミングが合っていただけなんだよね〜んで一つになったって事。」
タケル「でも五人同時に完全に揃えるのってすごいな〜……」
或人「確かに団結の力、戦隊かもね……!」

紘汰「はぁ……、俺の!勝利だ!止めきったー!!」
ソウゴ「むぅ……、士兄ちゃん。その……今度……お詫びに、おじさんのアップルパイ持ってくるよ、ごめん、勝手にたべちゃって」
ウォズ「アップルパイ!?」
ソウゴ「ウォズはいちいち反応しないで」
士「ふん……俺も、まぁ、年上なのに大人気なかったな。悪い。……もらえるならそれで許してやる」
ソウゴ「……うん!」
紘汰「……めでたしめでたし、ってね……!」

真司「あともうちょっとだったのにな〜……」
総司「だな、しかし去年のメンバーもそうだった。お前だけでは無いのだから、いいのでは、と俺は思うぞ」
真司「なるほどな〜……」
弦太朗「大変だったけど、本気の真司兄貴強かったぜ、対戦ありがとうな!」
総司「まぁ、確かにレアだな」

一輝「毎年こうやって戦って、目的以外にも絆も深めているんだな」
一真「その通り!それがわかれば十分だよ!」
晴人「いいものだろう?」
翔一「後、俺らが飛びっきり美味しいお弁当を作るからね!みんなお楽しみに!」
バイス「うっひょー!楽しみ〜!」
一輝「こらバイス、調子にのるな!……バイス、」
バイス「ん?」
一輝「家族をずっと守っていてくれたから花見がどういう物なのかは知ってるかもしれないが、今年は一緒に、お弁当食べて、騒いで、花見を楽しもうな……!」
バイス「……!あぁ、よろしく頼むぜ!」
ガシッと手と手をぶつける。窓からはピンクが溢れていた。
0884花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 10/10 (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.77.245])
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2022/05/15(日) 07:08:07.92ID:ZREZtY1La
後日
ピンポーン
飛羽真「あっすみません、さくらちゃんいますか?」
一海『あぁ、ちょっと待ってな』 ガシャ
数十秒後、玄関からさくらが出てきた。
さくら「あっ、一輝兄の……」
飛羽真「突然ごめんね、この間の件で謝りに来て……」
さくら「なるほど、ちょっと変身するね、変身!」『蛇・蛇・蛇・ジャンヌ〜!』
ラブコフ「ラブ〜!……コブ!?」
渡「えっと、ラブコフちゃん、本当にあの時勝手に取ってごめんなさい!」
ガバッと九十度で礼をする。数秒後、
ラブコフ「……コブ、コブコブ」
ジャンヌ「ん?何ラブちゃん」
しゃがんで耳を貸す。
ジャンヌ「……うん、取るのだったら、事前にちゃんと言えや!女の子なんだから!との事。」
渡「うん……」
ジャンヌ「それで、今度その分遊んでくれたら、許す、ってさ」
渡「そんなんでいいの……?」
ジャンヌ「いい、って。という事で後日ラブちゃんをよろしくお願いします!」
渡「……うん!」
飛羽真「あぁ……約束だな?」
ラブコフ「コフ〜」

飛羽真「……な?二人で行った方が心強いだろ?」
渡「うん……それにラブコフちゃん優しかった……」
飛羽真「渡の気持ちがちゃんと伝わったからだよ、あんまに悔やんでいたしね。……よし、今度ラブコフと遊ぶ時何するか、考えようか」
渡「あ、僕バイオリンのコンサートするよ、父さんには敵わないけど」
飛羽真「いいなそれ!じゃあその演奏をバックに、俺は絵本を読もうかな」
帰り道、無事に問題解決し、二人で見る夕焼けは、やけに明るく感じた。
0885花見の前にバトル、今年はどう廻る!? 後書き (アウアウウー Sa15-QwQl [106.130.78.197])
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2022/05/15(日) 07:21:29.57ID:YYWZx9FXa
以上です……
今年はいつもより多めに書いてしまったので、7レスぐらいに収める予定が、改行や多すぎる問題が発生して10になってしまった……orz
本当だったら仮面ライダーリバイスになった時期で完成させるつもりがリアルの影響でズリズリと引きずって、とうとう5月にもなってしまいました……アギレラがweekend入った後の話です。桜は咲いていても北の方がギリギリかな……?
そのせいもあって所々gdgdしてる所があったり、ミスもあると思いますが、優しい目で……
花見本番は書ける気がしないので、お任せします……
個人的にドンブラの所書いてて面白かったなと思いますw後、ちゃっかり風都探偵のファングメタルも出しました〜(エタニティ出したかったけど、流石に色々と断念)
0887大事に決めろ!兄弟達の想い (ワッチョイW e705-T8yM [116.94.227.241])
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2022/05/17(火) 09:17:01.49ID:S9CmZ23c0
 大二が痛々しい
 もっと自分を大切にしてくれ
 というわけで2号家兄弟の話

注意
・時間軸は第34話後 まえがき,あとがき含め5レス消費予定
・2号家兄弟全員は出ません
・大二の年齢は19歳に設定(一輝が22歳で高校生のさくらが大ちゃん呼びであることから一輝よりさくらと歳が近いと推測)
・34話後の話なので全体的に空気がピリついてます
 特に、剛が大二に対して兄弟愛ゆえに辛辣で、龍我,雅人,戒斗,流星の発想が物騒
・兄弟みんな大二を大事に思っています
0888大事に決めろ!兄弟達の想い 1 (ワッチョイW e705-T8yM [116.94.227.241])
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2022/05/17(火) 09:17:39.52ID:S9CmZ23c0
 大二の頸動脈から出血する光景に、ライダーハウス2号家は凍り付いた。

 重苦しい雰囲気のなか、
 堪えられなくなったのか、誠がついに
 「…もう、いいだろう!」
 絞り出すように漏らした。その表情には苦悶の色が滲んでいる。

 「…大二の直向きさ、熱いねぇ」
 でも嫌いじゃないと付け足す大樹。
 すかさず剛が
 「頭に血が上っちゃって…見てらんねェな」
 悪態をついた。
 敢えて口悪くしているのだろうと察しつつも、慎太郎が
 「そんなことを言うな」
と窘めた。
 が、剛は苦虫を噛み潰したよう面で
 「だってッ、結果、自爆じゃん…」
 尚も吐き棄てた。
 すると
 「お父さんのことで空回りしてたキミがそれ言うのかい?」
 大樹が煽り、
 「何だと?!」
 途端、剛が怒気を帯びた顔になった。
 「あーだから余計に苛立っているんだね、あの頃の自分を見てるみたいで…」
 大樹は、経験者の言うことは違うなぁ、と更に畳み掛け
 「大樹っ、お前…ッ!!」
 剛は大樹に眼光を鋭くした。
 「ふたりとも止めろ」
 大樹の厭味とも取れる言動に不機嫌になる剛と剛の大二に対する態度を不愉快に思っている――本人は認めたくないだろうが――大樹の間に侑斗が割って入る。
0889大事に決めろ!兄弟達の想い 2 (ワッチョイW e705-T8yM [116.94.227.241])
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2022/05/17(火) 09:19:01.47ID:S9CmZ23c0
 「あの悪魔長官、ブン殴りてぇ…!!」
 龍我が怒りに燃えている。
 あぁそうだな、と賛同する流星は
 「俺にできるのなら赤石長官を消したい」
 拳を握り締めた。
 「戦略的退化、か…あの男が選ぶ人類の未来など、弱者の理屈。
  そんなくだらんことを吐(ぬ)かす奴は、顔面を拳で殴り頭を掴み上げ、投げ飛ばして壁にでも叩き付ければいい。
  物理的に黙るぞ」
 淡々とした口調ながらも憤りを隠さない戒斗。
 「首を折るというのはどうかな」
 雅人がニヤリと笑う。
 「おまえ達、落ち着け…」
 見兼ねた薫が宥め
 「ちょっと過激よ、君達!」
 明も慌てて口を出す。

 続けて明は
 「落ち着いてほしいのは大二もなんだけど」
 肩を竦めた。
 新が、熱くなる気持ちはわかるんだけどな、と一言 添えて
 「無茶してほしくない」
 大二の身を案じる。
 「門田さんがフェニックスにいないいま、使命感が強まっているんでしょうね」
 慎太郎が神妙な面持ちでそう述べると
 「大二は、自分を庇って彼が戦線離脱したから自身がケジメをつけると気負っているのかもしれない」
 マコトが険しい表情になった。
 「真面目なんだな…大二兄さんは」
 しみじみ呟く侑斗に、明は肯いて
 「うん…。そして、優しいのよね本当に…大ちゃんは」
 遠くに目を遣った。
0890大事に決めろ!兄弟達の想い 3 (ワッチョイW e705-T8yM [116.94.227.241])
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2022/05/17(火) 09:19:39.04ID:S9CmZ23c0
 「甘いんだ…っ」
 不意に、蓮が零した。
 「叶えたい願いがあるなら、戦って勝たなければいけないのに…ッ
  あいつだってわかっているはずだ――長官を倒さなければ、組織を正しく導くなんてことはできない…
  闘いは冷静な方が勝つ。頭に血が上っていたら、マトモな判断はできない。なのに、あいつは熱くなり過ぎている。
  もっと非情になれよ…甘さがあるから冷静さを欠くんだ…」
 眉根を寄せて厳しいことを云う蓮であったが、どこか憂えげな様子で内心は大二を気に懸けているのが窺える。
 「あのバイスタンプは大二に適しているんだろうか」
 朔也が疑問を口にした。
 「調整済みのバイスタンプであれば大二に適合したかもしれない。
  だが、あれは調整前のスタンプがカゲロウとの激闘の末に変化したもの…
  形を変えたあのバイスタンプが心身ともに何らかの影響を与えているんじゃないだろうな」
 自身もライダーシステムの不具合で体調を崩し情緒不安定になったことがある彼は、真剣に心配している。
 「…カゲロウが消えたことで大二自身に変化があったのではないか」
 始が口を開いた。
 「本物の悪魔になりつつあ――「そんな、恐いこと言わないでくれ!」
 ジョーカーアンデッドになってしまった友のことを思い浮かべたのか苦しそうに紡ぐ始を遮って、ゲイツが叫んだ。
 「大二兄さんは悪魔になんかならない!!
  ジオウだって最低最悪でなく最高最善の魔王になったんだからなッ!
  ホーリーライブ…聖なる戦士だ、大二兄さんはきっと正しさを貫く最高の戦士になる…」
 ゲイツは語気を強める。
 「良いこと言うじゃないか、ツンツン!」
 攻介がゲイツの肩を叩いた。
 「大二は今ピンチだ。けど、ピンチはチャンス…大二なら、このピンチをチャンスに繋げて遣り遂げるさ!」
 攻介はニカッと笑い、諫が
 「あいつはあいつの信念に従って長官をぶっ潰すと腹を決めたんだ。
  だったら、俺達は…あいつ――大二を見守るだけだ」
 そうだろ?と広角を上げた。

 諫と攻介の前向きな発言に、朔也と始は幾分 心が軽くなったようで口元を緩め、蓮は視線を落とす。
0891大事に決めろ!兄弟達の想い 4 (ワッチョイW e705-T8yM [116.94.227.241])
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2022/05/17(火) 09:20:09.19ID:S9CmZ23c0
 俯いた蓮を見遣って、薫が語り出す。
 「…優しさを捨てず、皆の笑顔を護る為に闘い、世界を救った男を俺は知っている」
 蓮が顔を上げた。
 「非情にならなくとも、戦いに勝つことはできる。…甘いかもしれない、綺麗事かもしれない。
  だが…非情にならなかったから、優しさを捨てなかったからこそ、その男は闘えたのだと俺は思う」
 そこで薫は、蓮にあたたかな眼差しを向けた。
 「(おまえは‘あの’とき非情になることを望んでいると言っていたが、おまえは優しさを捨てずにいた。そして、おまえの願いは叶った…
  俺は、おまえが優しさを切り捨てなかったから願いを叶えられたような気がするんだ)
  だから蓮、もう責めるな――優しさを捨て切れない大二を…それから…‘あの’ころのおまえ自身を…」
 「 !!」
 薫の言説に蓮は目を見開く。

 そこで兄弟一同は、蓮のまとうオーラがやわらかくなるのを感じた。

 張り詰めた空気がほどけていく。

 「大二は正義感が暴走しているようだが…、あいつなら――全力で振り切ってくれるだろう」
 ここまで静観していた竜の言葉が心強い。
 「今度 大ちゃんが帰ってきたら、肩の力を抜けってお説教だな」
 頭の後ろに手を遣りながら明が結論付け。
 それに対し、飛彩が
 「あぁ。だが、まずは…怪我の治療だ」
 こう返したところで、
 兄弟達は各々いまここにいない大切な兄弟――大二に想いを馳せるのだった。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
以上です
大二、真面目なのも真っ直ぐなのもいいけれど、最近あまりに向こう見ずでハラハラする
大二が乗り越えてくれることを信じて…
乱文失礼しましたー
0892一輝兄をツッコミに勧誘しよう回? (ワッチョイ 7ee5-X0FM [153.194.68.221])
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2022/05/30(月) 00:15:24.66ID:yRI6m2TF0
結構前のリバイス本編ネタからだけど、やっと見れたのでここにageてみる。ほぼリバイス組の会話になっちゃったけど無理だって思ったら飛ばしてくれ。
セリフにはいない人多いけど全員いると思って。

或人「そういや一輝って空〇階段さんにお会いしたんだっけ?凄いなぁー!!」
一輝「う、うん...」
バイス「ねえねえイッキ!ここでぇ、あの時の漫才披露するってのはどーう?ミンナも見たいよねっ?」
一輝「あのなぁバイス...あの時の漫才もグダグダで...」

或人「さいっこーの相棒達の漫才、見たいな!!」
弦太朗「俺も、一輝兄貴とバイスの漫才見たいぜ!!!」
巧・翔太郎「...!?」(期待の眼差し+目キラキラ)
戦兎「あー...普段目を輝かせない奴らが...」

一輝「いやでも...」
バイス「大丈夫だぜイッキ!もしもの時は俺っちがアドリブで何とかするからさー」
一輝「そっか、じゃあ...一輝に行くぜっ!」

(なんだかんだ終わり...)
パチパチパチ...

或人「いやー凄いなぁ!初心者とは思えないよ!」
飛羽真「うん、すごく良いと思う!」
バイス「えへへーだってよイッキ!!」
一輝「まあ...やれてよかったかもな」
バイス「んでそこに目を輝かせてるお2人さんがいるんだけど...」
一輝「...え?」

巧「...一輝兄、ツッコミやんねぇか!?向いてるって!」
翔太郎「そうだ、いつもバイスに言ってる感じで...」

皆「あー...」
士「まあ、こうなるだろうことは大体わかってた」
総司「天の道を往き全てを司る男にも分かっていた...」
翔太郎「いや、2人じゃなくても分かってるから!な?」

一輝「俺...どうすればいいんだ...?」
0893今日もメシが美味いから! 1/4 (ワッチョイ 7ee5-X0FM [153.194.68.221])
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2022/05/30(月) 00:16:36.20ID:yRI6m2TF0
※男子高校生、いっぱい食えくらいのノリで書いた。旬ではない物を生食で食べてる。他

弦太朗の食欲は規格外だ。
兄の一真はよくブルドーザーに例えるが、フィリップには胃袋が宇宙と繋がっているとしか思えなかった。高身長とはいえ、その薄い身体のどこに大量の食事が入るのか不思議でならない。

「んーまいぜ!」

フィリップの前方には、土鍋で炊かれたふっくらご飯が漫画のように盛られていた。それが今回は、沢庵と一緒に食べているだけなのに、嵩の減るペースが凄まじい。まさに『もりもり』と食べている。
まだおかずのハンバーグも残っているのに、だ。

フィリップも釣られて沢庵を口へ運んだ。噛むほどザク、ザクッと音が鳴って、野菜のほのかな甘みが遅れて広がった。なんだか米が欲しくなって、お椀に空いた左手を添える。
黒い椀に入っているからか、米の表面は艶やかで1粒ずつの光沢が際立って見えた。口の中の沢庵が消えないうちに迎え入れる。ほろほろと解けて、咀嚼するたびに沢庵とは違う甘みが広がった。

美味しい……フィリップは知らず頬を緩める。米をもう一口、追加した。

ふわりとデミグラスソースの香りが強くなった。見ると、弦太朗がハンバーグに移行していた。一口分(といっても大きい)を切り分け、口の中に放り込む。

「ん〜〜〜!!」

形はしっかりしているのに、箸を入れると一瞬で貫通する。火の通ったミンチの隙間からじゅわりと肉汁が溢れ、ソースの上を流れていく――台所の守護神たちの他の追随を許さない技が詰まったものだ。
美味しいに決まっていた。
そしてそれを見ていたら、食べているはずなのにお腹が空いた……気がした。
0894今日もメシが美味いから! 2/4 (ワッチョイ 7ee5-X0FM [153.194.68.221])
垢版 |
2022/05/30(月) 00:17:39.37ID:yRI6m2TF0
ソースが落ちないように左手を添え、口に運ぶ。
ジュワッと口の中で肉汁が弾けた。計算し尽くされたソースが混ざり、旨みが全体に広がっていく。
そこに白米をすくって噛んで飲み込んで。脂っこかった口の中をさっぱりさせるのを繰り返す。
美味しい。身体が喜んでいるとはこのことだろう。

「んまいな、フィリップ兄貴!」
「……!」

無意識に追々で米を運んでいたので、言葉にならずに焦った。が、正確に読み取ったらしい弦太朗は嬉しそうに真っ白な歯を覗かせた。歯磨き粉のCMに出られそうな笑みだった。

「2人ともご飯どうする?」

銀のトレーを両手に抱えた翔一がニコニコ顔でやってきて、穏やかに尋ねた。弦太朗は「頼む!」と言いながら勢いよく渡してトレーと交換したが、フィリップは一瞬首を傾げ――2人……ふたり?
――遅れて、己への問いだったことに気付いた。見ると、己の椀もいつの間にか空になっている。まだハンバーグが残っているのに米がない。
渡してしまうと、翔一は変わらずニコニコ顔で台所のほうに消えていった。

弦太朗に小休止は存在しない。

トレーに盛られていたのは、ぶつ切りにされて種が綺麗に取り除かれた生のピーマンと、湯気が漂う牛カルビの組み合わせだった。
3つある小鉢には各種のタレが備わっているが、弦太朗はまず輪郭から水が滴っている生ピーマンを手に取ると、表面に薄く油が張ってきらきらと輝いているカルビをそのまま乗せて――

ザ――――ッッック、ザクッ!!

2回で口の中に収めてしまった。耳の近くで音がしているのかと錯覚するくらい、噛み砕いている生ピーマンのザクザク食感がフィリップにまで響いてくるようだ。
しばらくして口の中の物を完全になくしてから、弦太朗が口を開いた。
0895今日もメシが美味いから! 3/4 (ワッチョイ 7ee5-X0FM [153.194.68.221])
垢版 |
2022/05/30(月) 00:18:57.48ID:yRI6m2TF0
「ん、兄貴も食おうぜ!」

そんなに、美味しそうな顔をしていたのだろうか。ニカッと歯を見せて笑う姿に背中を押され、フィリップは渡されるがまま1セットと小鉢のタレを受けとった。
(肉に味は付いてるけど、味の濃いタレも合うんだぜ。とのこと)。

唾液を分泌する箇所がすこしだけ痛くて、フィリップは同じようにかぶり付いた。
サクッ!
柔らかな肉が、舌に触れただけで勝手にとろけていく。形が残り続けているピーマンとは大違いだ。
なんとか一緒に食したくて、フィリップは必死に噛み続けた。甘い――肉も、ピーマンも。ただ苦味は確かにあって、それが濃いタレとマッチしていた。美味しい。食べ応えが凄まじい。

残りの全てを収めて噛み続けていれば、おかわりした米が運ばれてきた。弦太朗のは1回目と同じく、漫画盛であった。

「翔一兄貴、サンキューな」
「! ……!!」
「はーい。あ、いいよフィリップ。ごゆっくり」

フィリップが口の中を空にしようと奮闘していた間――弦太朗はというと、いつの間にか大量の米をリスのように頬張って、すぐに空にしてニカッと笑っていた。
(イリュージョンか? と思うが、そういう訳ではない。離れた席で総司が、これまた離れている真司に「よく噛んでくれ」と言っている。弦太朗は言われたことがないので、きちんと咀嚼しているのだ)

「フィリップ兄貴」
もぐもぐごっくん。「……ん、何だい」

「今日も幸せだなぁ!」
「――ああ。本当に」

2人は自然と会話を終了させると、自分のペースで食事をモリモリ食べた。恐らく倍食べた。周りの兄たちはあまりの微笑ましさに、自然と上がる頬を隠すのが大変であった。
0896今日もメシが美味いから! 後書き(4) (ワッチョイ 7ee5-X0FM [153.194.68.221])
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2022/05/30(月) 00:20:04.29ID:yRI6m2TF0
翔太郎「………………相棒。弦太朗の前に座るときは気を付けろって言っただろ」
フィリップ「……っ…………なにも……言わないでくれ…………」
ヒビキ「おっと……フィーちゃん、ばたんきゅー?」
一輝「兄ちゃんそれ古くない……?」

巧「(……見てるだけで満腹になった気がする)」
タケル「(お腹空いてきたなぁ)」


弦太朗の前に座ると、釣られてモリモリ食べてしまうフィリップの話。


兄弟間で「見てるだけで腹いっぱいになる組」と「釣られてモリモリ組」でいい感じに別れそうだな…と思って。
食欲の秋で書いたつもりが規制&規制で投稿できなくてもう冬になってしまったよ
0898名無しより愛をこめて (ワッチョイ aa6b-2OYr [219.164.228.117])
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2022/05/30(月) 16:20:07.22ID:SfkkBdtI0
ある日の日曜日
ゆい「おばあちゃんがよく言ってたんだ!ごはんは笑顔だって!」
総司「……」
またある日の日曜日
ゆい「おばあちゃん言ってた!人の力も出汁も、合わせるのがミソって!」
総司「……」
またまたある日の日曜日
ゆい「おばあちゃんが言ってた!同じ釜のご飯を食べたものはずっと友達って!」
総司「……」
またまたry
ゆい「おばあちゃん言ってた!違う味が仲良くなれば、味噌も人も旨味が増す!」
総司「……」
またry
ゆい「おばあちゃん言ってた!小さじ一杯大事な一杯って!」
総司「……うむ」
オチは無い…
0899話を聞いてあげて欲しい。1 (ワッチョイW 7e10-VOWV [153.242.35.141])
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2022/05/31(火) 11:55:09.85ID:uE2vwhW00
注意!
・三号家の話です。
・大二が二号家、さくらが三号家です。
・長いです。6レス有ります。

さくらが三号家に顔を見せた。
賢人「さくら!帰ってきてたんだな。おかえり」
唯阿「来ていたのか、さくら。久しぶりじゃないか」
さくら「うん、ただいま。賢人兄、唯阿姉」
賢人は、さくらが暗い表情を浮かべているのに気付いた。
賢人「何か……有ったのか」
さくら「朱美さんを助けられなかった。
大ちゃんが一輝兄に殴りかかった時も、私、大ちゃんを止められなかった」
唯阿「さくら……」
賢人「……」
さくら「もしも、あの時、ヒロミさんが大ちゃんを止めてくれなかったら、きっと……悔しい。
もっと……もっと私が強かったら」
唯阿「さくら、あまり自分を責めるんじゃない」
さくら「強くなりたい」
賢人「さくらはすでに強いさ」
さくら「でも!」
賢人「だから、もっと強くなれる」
さくら「えっ……」
賢人「俺の知り合いの剣士に、ひたすらに強さを求めていた奴がいてな、
危ういところも有ったが、気付いたらあいつは確実に強くなっていった。剣技と心、どっちも。
強さの果てが見たいと言って、今は武者修行に出ているよ」
さくら「その人、名前は?」
賢人「緋道蓮って言うんだ」
さくら「緋道……蓮。うん、覚えた。私、その人に会ってみたい」
賢人「いつか紹介するよ」
さくら「本当に!?」
賢人「ああ、約束する」
さくら「約束だからね!」
0900話を聞いてあげて欲しい。2 (ワッチョイW 7e10-VOWV [153.242.35.141])
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2022/05/31(火) 11:56:41.15ID:uE2vwhW00
唯阿「二人で盛り上がっているところ悪いが、くれぐれも無茶な事はするんじゃないぞ」
唯阿が一瞬賢人を睨んだ。
まるで、「お前に対しても言っているんだぞ」と釘を刺すように。
さくら「わかってるって!もう、唯阿姉ってば心配しすぎ」
唯阿「わかっているなら良いがな」
賢人「俺もさくらの事を心配しているからな」
さくら「唯阿姉は賢人兄にも言ってんの!」
賢人「そうだったのか……すまない」
唯阿「どうやら、こっちはわかっていなかったみたいだな」
申し訳なさそうな顔をする賢人に、唯阿とさくらは大きなため息をついた。
唯阿「それと、さくらの夢は何だ」
さくら「唯阿姉?……前にも言ったじゃん!私の夢は無敵だって」
唯阿「じゃあ、その夢を見失わないようにする事だな」
さくら「見失う訳ないでしょ」
唯阿「決して……私みたいにはなるな」
さくら「唯阿姉……」
賢人「唯阿……」
さくらも賢人も唯阿が戦っていた頃には居なかったが、何があったのかは大まかに知っている。
唯阿がかつて天津垓によって脳にチップを埋め込まれて、垓の部下として従っていた過去も、
自分が垓に道具として扱われている事に苦悩していた事も、唯阿本人から聞かされていた。
唯阿「私は道具じゃない……私が天津垓の元に居た時に口癖のように言っていた……
必死に自分に言い聞かせていた。
さくらにはそうなって欲しくない」
さくら「唯阿姉、私、大丈夫。
絶対に見失わないし、誰かの道具になんかなったりしない」
賢人「じゃあ、約束しないか。
無茶をしない事、さくらが夢を見失わない事、
誰かの道具にならない事、俺がさくらに蓮を紹介する事、
後は、さくらが生きて帰って来る事……しあわせ湯にも、ここにも」
さくら「わかった」
さくらと賢人は小指を絡めた。
賢人「ほら、唯阿も」
唯阿「あ、いや、私は……」
「遠慮しておく」と言いかけて、その言葉を飲み込んだ。
そして、唯阿も遠慮がちに指を絡める。
賢人「約束しよう」
さくら「うん、約束ね」
唯阿「……ああ、約束だ」
0901話を聞いてあげて欲しい。3 (ワッチョイW 7e10-VOWV [153.242.35.141])
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2022/05/31(火) 11:59:55.03ID:uE2vwhW00
さくら「二人ともありがとう。私の話を聞いてくれて」
賢人「聞く事しか……できないけどな」
さくら「何言ってんの!こんな事ウィークエンドじゃ言いにくいし、
賢人兄が気付いてくれて、何か有ったのかって聞いてくれから、私は二人に話せたの」
賢人「だったら……良かった。
唯阿、今ならわかるよ。俺達が戦ってた時の皆の気持ちが」
唯阿「賢人の時はもっと酷かったがな。
この家の誰にも相談しようとしなかったどころか、家に全く寄り付かなかった時期が有るわ、その間に地獄兄弟入りしかけるわで、大変だった……
まあ、私も似たような物だったが」
賢人「心配をかけてしまって本当に悪かった。
あの時の俺は、本当にもう二度と帰って来れないと思ってたんだ」
唯阿「『帰って来ない』じゃなくて『帰って来れない』か。
そこまでいくと、一人で抱え込むを通り越して、頑固とでも言うべきじゃないか」
さくら「そうそう……一輝兄や大ちゃんもそうなの。
頑固なんだよね」
唯阿「そういう奴を身内に持つと苦労するな」
さくら「本当に……なんで、大ちゃんは話を聞こうとしないかな。
それに、一輝兄は、なんで何にも言わないで、黙って殴られようとするのよ。
……なんで、朱美さんを助けられなかったのかな」
さくらはそう言うと、ぽろぽろと涙をこぼし始めた。
唯阿はさくらの背中を優しくさすった。
賢人はさくらに自分のハンカチを渡した。
さくら「賢人兄、ごめん。ちゃんと洗って返すね」
賢人「そんな事は気にしなくて良いから」
唯阿「困った事が有れば、また私達に話せば良い。いくらでも聞いてやる」
賢人「ああ、どんな話でも聞くよ」
0902話を聞いてあげて欲しい。4 (ワッチョイW 7e10-VOWV [153.242.35.141])
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2022/05/31(火) 12:01:12.02ID:uE2vwhW00
さくら「じゃあさ……二人に頼みたい事があるんだけど、良い?」
賢人「何?」
唯阿「内容にもよるが」
さくら「あのね、一輝兄と大ちゃんの話も聞いてあげて欲しいの。
うちの家族とか、ヒロミさんとか、一号家や二号家の兄弟には言えない事も、もしかしたら二人にならって思って。
賢人兄の一人で抱え込もうとするところが、一輝兄とちょっと似てる気がするし、
大ちゃんは今フェニックスで大変だから、昔ZAIAで色々と有った唯阿姉と話せたら良いかも知れない」
唯阿「なるほどな」
賢人「なんだ……そういう事なら、全然かまわない」
唯阿「そもそも大二くんが私と話してくれるかがわからんぞ。それでも、私もやれる事はやろう」
さくら「二人とも本当にありがとう。それと、一輝兄と大ちゃんをお願いね」
賢人「ああ、任せろ」
唯阿「私の方はあまり期待するな」
さくら「ちょっと!唯阿姉はそんなに弱気でどうすんの!」
0903話を聞いてあげて欲しい。5 (ワッチョイW 7e10-VOWV [153.242.35.141])
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2022/05/31(火) 12:03:14.01ID:uE2vwhW00
賢人「という訳で、一輝と少し話がしたいんだけど、頼めるか?」
飛羽真「もちろん。俺から一輝に言っておくよ。
でも、一輝に賢人かあ……」
賢人「不安か?」
飛羽真「逆。良い組み合わせだと思ってさ。一輝と賢人って、二人とも優しくて、責任感が強いだろ。
それで、繊細で弱音が吐けなくて一人で背負っちゃうところが有るから、そういう人間同士でお互いに良い話し相手になれるんじゃないかと思うよ」
賢人「だと、良いけどな。
さくらの兄弟なら俺達の兄弟でもある……なんて、俺なんかが言っても良いのかわからないけど、力になれる事が有ればやりたいんだ」
飛羽真「兄弟だよ。だって、俺にとってもそうだもん。
一輝だけじゃなくて、さくらも大二も俺の兄弟。だから賢人もさ、さくらだけじゃなくて一輝や大二も兄弟で良いんだよ。
あ、でも俺と賢人は兄弟じゃないな」
賢人「確かに、そうだな」
飛羽真「賢人、一輝の事よろしくな」
賢人「ああ、任せてくれ」
飛羽真「ふふ……」
賢人「飛羽真?」
飛羽真「いや、ごめん。一輝がよく「兄ちゃんに任せとけ!」ってるからさ、それを思い出したんだ」
賢人「ああ、なるほど……ふふっ」
0904話を聞いてあげて欲しい。6 (ワッチョイW 7e10-VOWV [153.242.35.141])
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2022/05/31(火) 12:06:45.20ID:uE2vwhW00
唯阿「という事を頼まれてな。大二くんと少し話せないかと考えている」
諫「そういう事なら俺からも頼むぜ。
と言ってもな、今の大二が別に親しくもないお前の話を素直に聞いてくれるとは考えづれえ」
唯阿「私としてもお前と同意見だ。
だが、私だからこそ話せる事も有るんじゃないかと、さくらに言われた」
諫「刃も妹や弟に甘いって訳だ」
唯阿「弟……」
諫「さくらが妹なら、当然大二や一輝は弟だろうが。
俺だって、大二と同じように一輝やさくらも家族だと思っている」
唯阿「むちゃくちゃだな」
諫「別に、家族が一つだけしか有っちゃいけないなんて決まりが有る訳でもねえだろ」
唯阿「まあ、お前の言う事も一理有るか」
諫「大二が素直にお前と話をしてくれるかはわかんねえが、俺も最大限のフォローはさせてもらうぞ」
唯阿「助かる」
0907名無しより愛をこめて (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
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2022/06/01(水) 11:17:22.64ID:GXUePazK0
大二…ほんと…自分を労われ…!
そんな訳で約2週遅れの第35話後の2号家兄弟の話です

※注意※
・長いです まえがき,あとがき含め11レス消費予定
・登場するのは、大二,明,諫,飛彩,侑斗,流星 2号家全員は出ません
・1号家から進ノ介に来てもらいました
0908大事に決めようか 1 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
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2022/06/01(水) 11:17:50.30ID:GXUePazK0
 「俺はフェニックスを守り抜く…」
 海に陥落したフェニックスベースを見つめて、大二は決意を口にする。



 出血している首元を抑え、ふらつきながらも歩き出した。
 この状態でしあわせ湯に帰るのは憚れる、ウィークエンドへ行く気にもなれない。
 覚束ない足取りで辿り着いたのは…――ライダーハウス2号家だった。

 突然、視界が歪む。
 身体が傾いた。
 このままじゃ…倒れる…ッ――そう思った矢先、大二の体躯は誰かに支えられた。
 「大丈夫か…」
 ―――だれ…?
 大二は相手を窺うべく顔を上げようとしたが、首に激痛が走り――
 「だ、れ…」
 そのまま、意識を手放した。
0909大事に決めようか 2 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
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2022/06/01(水) 11:18:42.70ID:GXUePazK0
 「……ん、ぅ、」
 大二は瞼を開けた。数回 瞬きした後、がばりと上体を起こす。途端、ぐらりと頭が揺れた。
 「応急処置はしたけど、安静にしてないとダメよ」
 聞こえてきた方へ目を向けると、明だった。
 「おかえり」
 場の空気にそぐわない程、穏やかな、明の声と表情(えがお)。
 「……ただいま」
 面喰った大二は少々間を置いて返事をした。
 「なにが『おかえり』だよ、明兄さん…」
 呑気なこと言っている場合か…と呆れた様子で流星が登場し
 「大二兄さん、大丈夫?」
 急いでこっちに寄ってきた。
 「…あ、あぁ」
 大二はそう応えて
 「ライダーハウス(ここ)に連れてきてくれたのは、流星か?それとも、明兄さん?」
 ふたりに訊いた。
 「どっちも違う。侑斗兄さんだよ。
  侑斗兄さん、ライダーハウス(うち)の玄関先で倒れそうになった大二兄さんを支えて、
  背負(おぶ)ってベッドまで運んだんだ」
 流星の答えに、そうか…と呟く。

 ―――じゃあ…、あの瞬間『大丈夫か…』と言葉を掛けてくれたのも…

 「侑斗はどこに…?」
 お礼を云おうと大二は辺りを見回した。
 「侑ちゃんなら、大ちゃんをベッドに寝かせてすぐ、この部屋から出てったけど…
  今はリビングじゃないかな…」
 明の弁に続けて流星が
 「侑斗兄さん、素直になれないとこあるから…
  大二兄さんのこと心配なんだけど面と向かって話すの恥ずかしいんじゃない?」
 付け加える。
 大二は、そういうことってあるよな、と納得した――大二も気恥ずかしさから一輝とちゃんと喋れない時期があった――。
0910大事に決めようか 3 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
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2022/06/01(水) 11:19:12.27ID:GXUePazK0
 それから流星は、大二の額からズレ落ちたタオルを取り、新しいの持ってくる、と部屋を後にした。

 と、そこへ…。
 「部屋の真ん前まで来たんだから、顔 見た方がいいだろ?」
 ほらと促されて現れたのは――噂をすれば何とやら…の、侑斗…と…
 ―――誰ぇ?
 大二の知らない人であった。
 「……傷、まだ…痛むだろう」
 眉を僅か顰めて伺う侑斗に、少し…と返してから、大二は侑斗と一緒に来たらしいその人物を見遣った。
 「初めまして、だな。俺は泊進ノ介。1号家の五男だ」
 進ノ介は、宜しく、と爽やかな笑みを浮かべた。
 「1号家…つまり、お隣さん…。ということは、兄ちゃんの…お兄さん?」
 「あぁ、そうだ。
  霧子に頼まれてな、お邪魔させてもらった。一輝も心配していたよ」
 「進ノ字くんはね、霧ちゃんの旦那さんなんだよー」
 すなわち、剛ちんの義理のお兄さん!という明の補足を耳に入れつつ
 「…それは…その、…わざわざ来てもらって…」
 申し訳ない。――大二は、お辞儀をした。
 再び傷口が痛む。思わず、包帯の巻かれた首に手を当てる。処置をしたと謂っても応急なものだ、血は完全には止まっていない。
 「!!ご、ごめんな…!横になって…!」
 進ノ介が頭を下げた。
 いや…あなたが謝ることでは…!――大二は、心苦しくなった。
 「進ノ字くん、君が謝ることじゃないでしょ。
  悪い、大ちゃん!俺、安静にしてなって言っときながら、手ぇ貸してなかった…
  そんなに痛むんじゃ、ひとりで横になれないよな」
 明が大二の背中に手を添える。
 そのまま大二の身体はゆっくりベッドに沈んでいった。

 まるで重病人だな、と大二は己が情けなくなる。――実際、大二は重傷だし重病人扱いは妥当なのだが当人は自身に無頓着であるようだ。
0911大事に決めようか 4 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
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2022/06/01(水) 11:19:42.78ID:GXUePazK0
 「ところで、進ノ字くん。
  霧ちゃんに頼まれて来てくれたそうだけど…
  剛ちんから聞いたんじゃないんだ?」
 明がふと問えば
 「それが…
  『剛はちょっと心が荒(すさ)んでいるんです…そういう時ほど誰にも相談しないで…
   きっとあなたにも何も話してないだろうから』って、霧子が…」
と返ってきた。
 「あー…確かに、剛、いま荒れてるからねー…
  そう…あの子、進ノ介くんにも言わないんだー…」
 明がどこか遠い目をすると、進ノ介は
 「剛は悩んだり苦しんだりしてる時こそ独りで抱え込みがちなんですよ…」
 もう少し頼りにしてくれてもいいんですけどね…と淋しそうな表情(かお)をした。

 「…あのぅ、」
 大二はおずおずと尋ねてみた。
 「剛はなにを抱えて…?」
 「…えっとぉ ねぇ…」
 明の歯切れが悪い。
 「大ちゃんが無茶して重傷なのを心配し過ぎて おこ、みたいな?」
 「…!!」
 大二は息を呑んだ。
 「なんかー、大ちゃんがここに運ばれるところ見て、
  剛ちん自分の部屋に閉じ籠もっちゃってさー…
  さっき大ちゃんの応急処置が済んでから剛ちんの部屋 覗いたんだけど、
  『いま大二と顔を合わせたら、なに考えてんだよッ!
   って胸座(むなぐら)を掴んじゃいそうだから…
   あいつ大怪我してんのに…』って言ってたよ」
 云って明は苦笑した。
0912大事に決めようか 5 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
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2022/06/01(水) 11:22:03.06ID:GXUePazK0
 「……そ、それは、」
 気まずい。
 大二は顔を背けた。

 「おまえが気に病むことはない」
 頭上から降ってきた声に向き直る、
 と、刹那、――侑斗と瞳(め)が合った。
 「あいつの性分だ」
 「まーねー、兄弟を心配するのは当然のことだし、
  大ちゃんが心配なのは俺達みんな同じなんだけど、
  剛ちんの場合、その心配の仕方が、ね…
  だから大ちゃん、剛がピリついてるからって必要以上に自分を責めるなよ?」
 侑斗は淡々と綴り、それに肯いて明は大二の頭にそっと手を置いた。

 「いまは快復を第一にゆっくり休むんだ」
 侑斗のぶっきらぼうな物言いだけれどあたたかさを感じる声色に、彼のやさしさが滲み出ている。
 大二は小さく笑む。
 「うん。ありがと…侑斗」
 礼を言われる程じゃない、と侑斗はそっぽを向いた。
0913大事に決めようか 6 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
垢版 |
2022/06/01(水) 11:22:33.46ID:GXUePazK0
 「いま帰った…」
 飛彩が、帰ってきた。
 「すまない。遅くなった」
 「急に緊急の手術が入ったんでしょ?お疲れ様〜」
 詫びる飛彩を明が労った。
 「だが、」
 大二が重体というときに…と飛彩は唇を噛んだ。――大二は居た堪れない。
 「大二、傷口を見せろ」
 「血も止まったみたいだし、もう平―― 「包帯を外すぞ」
 平気と云い終える前に包帯を解かれた。
 飛彩は大二の首の出血箇所をじっと見ている。
 「確かに流血はしていないようだ…血が凝固している」
 「バイ菌で化膿しないように消毒してから包帯を巻いたんだ。
  包帯は数十分おきに交換してる」
 「なるほど」
 明の医療対処法に飛彩は耳を傾けた。
 「本当なら病院で看るんだけど…
  ギブ様だっけ?ギボ様だっけ?
  あんな悪魔だか化け物だかに襲われて、負傷.だからね…」
 「ギフ、だな。
  しかし、大二に怪我を負わせたのは長官でなかったか?
  …何にせよ、化け物に変わりないが。
  得体の知れない悪鬼の襲撃が負傷原因なら、
  現代の医療が通用するか.投薬治療を行って副作用が出ないか.不明な以上、
  できる処置は限られてくる。
  現状は血液凝固により一先ず止血されていると考えていいだろう」
 明と飛彩の会話を、大二は神妙な面持ちで聴いていた。
 「だが、血液が凝固し過ぎると出血していない血管まで塞いでしまうことがある。
  また反対に、凝固が不十分だと今後 軽い怪我でも過剰な出血が生じやすくなる」
 飛彩は微かに眉根を寄せる。そうして大二の眸(め)をしっかり見、
 「何(いず)れにしろ、安静にするんだな。…少なくともライダーハウス(ここ)にいる間は」
と告げた。
0914大事に決めようか 7 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
垢版 |
2022/06/01(水) 11:35:01.91ID:GXUePazK0
 「新しい包帯とタオル持ってきた!」
 流星が戻ってきた。
 「サンキュ、流ちゃん」
 明が包帯を受け取る。
 新しい包帯を巻こうとする明を飛彩が止めた。
 「気休めにしかならないだろうが…」
 そう前置きして飛彩は仮面ライダートゥルーブレイブに変身すると、大二の首元に手を添えた。
 「なるほど、手当て、か」 
 「トゥルーブレイブはヒーリング機能があるもんね」
 明が感心し、流星も頷く。
 「大二のこの傷に効果があるかわからない…完全回復は見込めないだろう…
  だが、―― 「何か、何でもいいから何か、したいんだな?飛ぃちゃんは」
 伏し目がちに紡ぐ飛彩の心情を汲み、明が代弁するように引き取った。
 「……」
 変身を解き、恥ずかしげに視線を逸らす飛彩の横顔を見遣って大二ははにかんだ。
 「ありがとう、飛彩兄さん。楽になったような気がするよ」
 「…そうか…」
 照れくさそうな飛彩に対し、大二は<飛彩兄さんの気持ちが嬉しい>と思っているのだけど、さっきの手を翳す兄の佇まいが真剣だったから実はむず痒くなっていて、上手いこと言葉にならない。
 大二は、うん、とだけ云った。
 自分の本音のところまできちんと伝わったか不安になったが、明が
 「飛彩の心遣いが身に染みて気分が和らいだんだろう」
 な、大二?と察してくれた。
 「ん、」
 大二が肯定の意味で一音を発する、
 と、
 飛彩は明の手から包帯を取り、大二の首に、壊れ物でも触れるように丁寧に素早く巻いていった。
0915大事に決めようか 8 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
垢版 |
2022/06/01(水) 11:35:30.33ID:GXUePazK0
 「大二の具合はどうだ?」
 そこで諫が顔を出した。
 「あ、諫ちゃん、おかえり」
 「おかえりなさい、諫兄さん」
 長兄と末弟に迎えられ、諫は、おぅただいま、と云って足を踏み入れた。
 そうして大二の元に近づくと
 「生きててよかったな」
 ぼそっと溢した。
 「おまえ、自分の信念を突き通す為に長官をぶっ潰すと腹を決めたんだろ?
  そしておまえの信念は、自分が信じる正義を貫くことなんだろ?
  だったら、長官をぶっ潰してそれで終わり.じゃない。そうだろう?」
 「 っ!」
 「俺は、正義なんて都合のいいように暴力を振るう為の言い訳だと思っている。
  だから俺は、闘う理由に正義を利用しない。
  けどな、正義の為に闘う奴を否定はしない。
  おまえが、自分の追い求める理想の組織を取り戻す為に
  自分の信じる正義を貫いて闘うっていうなら、それがおまえのルールなんだろ。
  ただ護りたいものを護り、気に入らないものはぶっ潰す。――俺と同じだ。
  自分が信じる正義を貫いて、自分が追い求める組織を取り戻す…
  ――それが、おまえの信念なんだろ?
  だったら、気に入らねぇ奴ぶっ潰して、そこで終わりじゃないだろう?
  おまえの信念は、そんなとこで完遂するのか?違うだろ。
  おまえの求める組織の在り方ってのはおまえが潰れちゃ続いてかないだろうが。
  自分の信じる正義を貫き、自分の思う正しい組織を取り戻す と
  本気で覚悟を決めてるなら、こんな処でくたばるなよ…」
 「…ッ!!」
 「命を懸けても命は捨てるな。
  おまえにはまだやることがある。組織を正すのは、おまえの役目のはずだ。
  正義を貫き、理想の組織を取り戻すことを信念として掲げた、おまえの、な。
  もう一遍てめぇの“心”に問い掛けろ、自分は何の為に闘っているのか…」
 ここまで澱みなく連ねて、諫は大二を真っ直ぐ見た。
0916大事に決めようか 9 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
垢版 |
2022/06/01(水) 11:37:03.87ID:GXUePazK0
 「諫兄さんの言う通りだ」
 大二の瞳に光が戻る。
 「俺…、自分が本当に望んでいるものは何か、本当に闘うべきものが何なのか、
  自分の胸に手を当てて、もう一度ちゃんと考えることにするよ」
 幾らか心の靄が薄れたような面差しになった大二に、一同は安堵した。
 その場にいた進ノ介も同様で目を細めて見守っていたが、ひとついいかな、と大二にアドバイスする。
 「正義というのは胸に秘めておくくらいがいいんだ」
 それに同意して、明が、そうだぞ大ちゃん、と
 「肩の力を抜け」
 助言した。
 「みんな、ありがとう。進ノ介さんも…ありがとうございます」
 大二は、やわらかく笑んだ。

 「…すっかり長居しちゃって…すみません」
 「いいのいいの!!来てくれてありがとね進ノ字くん!」
 そんな明との遣り取りの後
 「大二くん、ゆっくり休んで!」
 進ノ介は帰って行った。

 「んじゃ、そろそろ…寝ようか大ちゃん」
 長兄の一声で、兄弟達も部屋を出て行く。
 「「「「「おやすみ」」」」」
 「おやすみなさい」
0917大事に決めようか 10 (ワッチョイ 2f05-jfEb [58.3.35.36])
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2022/06/01(水) 11:37:32.06ID:GXUePazK0
 ドアが閉まり、静かになった。
 ひとりになった大二は、兄弟達に掛けられた言の葉達を反芻する。

 『命を懸けても命は捨てるな』。『もう一遍てめぇの“心”に問い掛けろ、自分は何の為に闘っているのか…』。――諫の力強いエール。向こう見ずな自分を恥じる。
 『正義というのは胸に秘めておくくらいがいいんだ』。――進ノ介の飾り気のないアドバイス。本当に正義感があるのはこういう人なのだろう。
 『肩の力を抜け』。――明の温かい助言。懐が深いなと思う。
 『大二兄さん、大丈夫?』――流星の気遣わしげな眼差し。思慮がちゃんとあるのだと感心する。
 『いまは快復を第一にゆっくり休むんだ』。――侑斗のどこか柔らかな声。優しさを隠し切れない奴。
 『安静にするんだな。…少なくともライダーハウス(ここ)にいる間は』。――飛彩の真剣な表情。几帳面で頼りになる。

 自分は独りではない。――そのことに気づき、大二はハッとした。
 深呼吸する。

 ―――まだだ…まだやれる…!

 浮上した心持ちで、大二は瞼を閉じた。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
以上です
あんなに身も心も傷ついてそれでも正しさを信じて世界を護るんだって立ち上がる大二、しんどい…
大二自身の強い想いで立ち向かっていってくれたらいいなぁという気持ちを込めて…
乱文失礼しましたー
0918名無しより愛をこめて (ワッチョイW 1a32-I9ko [133.206.1.96])
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2022/06/01(水) 17:34:16.83ID:ZpcMgpE00
久々に見たら大作が続々と…
皆さんGJ!

ところで素朴な疑問なんだけどリバイスライダーの兄妹の扱いってメインのライダー3人が実の兄妹ってケースが初だからか

その1:一輝→1号家、大二→2号家、さくら→3号家のパターン(例:渡・太牙と同じパターン)
その2:五十嵐家の兄妹全員1号家パターン(例:光実・貴虎と同じパターン)

の2種類に分かれると思うんだけどこの流れを見てるとその1パターンの方が職人さん的に書きやすかったりするのかな?
その2パターンは2号家ポジションのライダーの扱いをどうするか難しそうだし
0919名無しより愛をこめて (ワッチョイW 7e10-VOWV [153.242.35.141])
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2022/06/01(水) 20:28:58.19ID:nbE9LLep0
>>905
そう言えば、唯阿と賢人は三号では双子になるのか……
>>917
GJ!二号家もあたたかいなあ。
>>918
そういう事は、それぞれの職人さんにお任せするのが良いんじゃないでしょうか。
0922名無しより愛をこめて (ワッチョイW cf10-45on [153.242.35.141])
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2022/06/04(土) 21:45:17.87ID:OslgI+Ic0
>>921
4号家にて
貴利矢「いやー、ちょっと聞いてよ。『退場したと思ったら再登場したライダーの会』自分も檀黎斗も居るじゃん」
ヒロミ「自分を殺した相手も居るのは、確かに気まずいな」
貴利矢「それもそうなんだけどさあ……
何か、気付いたら自分がアイツのお目付け役みたいになってんの」
ヒロミ「それは大変だな……」
貴利矢「いや、まあわかるよ。
アイツを抑えられるの自分くらいだし。
一応、準会員にポッピーも居るんだけどな。
いや、でもさあ……」
ヒロミ「……お疲れ様」
貴利矢「……どうも」


後日、退場したと思ったら再登場したライダーの会にて
賢人「ヒロミさんから聞きました。
会の中に『クリスマス近くに退場したと思ったら再登場したライダー部門』でも作ります?」
貴利矢「いや、良いよ……大丈夫大丈夫。
何か、気遣わせてごめんな」
迅「でも、君、ヒューマギアの僕から見てもかなり大変そうに見えるよ」
0923名無しより愛をこめて (ワッチョイW cf10-45on [153.242.35.141])
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2022/06/04(土) 22:08:41.36ID:OslgI+Ic0
>>922
迅「あと、3人とも再登場の時に衣装が変わってイメチェンしたよね」
貴利矢「自分はジャケットが色違いになっただけで、お2人さんほど派手には変わってないけどな。
それに、すぐに元のジャケットに戻って……あ、その後に白衣になったから結局変わってはいるんだっけ」
賢人「俺も結局元の服に戻って、そして、飛羽真がいなかった間はさらに違う服を着てたな」
0924名無しより愛をこめて (ワッチョイ ff36-Vucb [115.37.80.68])
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2022/06/05(日) 14:49:33.55ID:zwl81DPp0
流れを切るようだけど今日の内容に関連したちょっとした小ネタを1本

一真「赤じゃない…?」

飛羽真「一真は何に反応しているんだ?」
晴人「ブレイドは今まで唯一赤いフォームがなかったからリバイスが最強フォーム含めて赤がメインカラーじゃないことに驚いているんだろう」
士「まぁ劇場版やVシネ限定フォームで出てくる可能性はまだ残っているがな」
0926名無しより愛をこめて (ワッチョイ cf8c-ffpc [153.176.139.96])
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2022/06/12(日) 18:27:15.93ID:2ZDDva430
今日の放送から
晴人「一輝達は偽りの希望を与えている、か…。」
士「前に呉島光実も言ってた「希望は質の悪い病気」というのもあながち間違いではないかもな。」
晴人「それでも…俺は最後の希望であり続けたい。例え「偽り」だの「質の悪い病気」だのと言われようともな。」
大二(操真晴人…あいつも、今の兄ちゃん達と同じなのか…!)
0927名無しより愛をこめて (ワッチョイ 7f36-0gLE [115.37.80.68])
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2022/06/12(日) 21:35:16.83ID:Wifb6JNq0
ZX「てやあ!」
イクサ「とあっ!」

紘汰「何であの2人がバトルしてるんだ?」
渡「僕が名護さんに対して大二に『遊び心』を教えてあげてほしいって相談して快諾してもらったんだけど同じタイミングで大二に特訓をつけに来た丈二叔父さんと良叔父さんがやって来てどっちが先に特訓をするかを決めるために戦うことに…」
紘汰「でも叔父さんたちは直接大二の所に行けば良かったんじゃ?」
渡「確か士も特訓をつける側として一緒に参加してほしいとか言っていたね」
紘汰「あー、デストロンとバダン、大ショッカーと元悪の組織の関係者繋がりか」
渡「かつて悪の組織にいた人として暴走する正義感に対して思うところがあったのかな」
紘汰「正直俺もロード・バロンやヨモツヘグリアームズみたいな件は二度と見たくないな」
渡「士が特訓するとしたら激情態になってギガント&サイドバッシャーを使ったりするのかな?」
紘汰「それ、父さんや叔父さん達とは違った方向で危険じゃね?」
渡「でも…そろそろ仲裁しに行った方がいいのかな?」
紘汰「確かにな…それに戦いで疲れて特訓できなくなったら意味ないしな」
0928名無しより愛をこめて (ワッチョイ 7f36-bM3h [115.37.80.68])
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2022/06/13(月) 22:02:51.16ID:Fnh2D6vX0
大二の言動に関して少々居辛さを感じる者がここにも1人いた

光写真館
士「ここんとこずっとここに居座ってるな」
大樹「今の大二と鉢合わせたらどんなことされるかわからないからね」
士「何かしてくる前に説得してみたらいいだろ」
大樹「そんなことしても『コソ泥の話など聞くつもりはない』とか言ってきそうだしね」
士「…お前コソ泥呼ばわりされてる自覚あったんだな」
大樹「コソ泥扱いを認めるつもりはないんだけどな」
士「ところでイザコザを仲裁したいとは思わないのか?」
大樹「彼が自発的にやっていることだからね。和解するにせよ断絶するにせよ好きにしてくれればいいさ。それに骨肉の争いに介入する権利が僕にあると思うかい?」
士「介入する権利云々については分からなくもないが…とか言って断絶は嫌だと実は思ってるんだろ?」
大樹「さぁどうかな」
0929名無しより愛をこめて (ワッチョイW c301-Kf3n [126.207.210.41])
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2022/06/17(金) 00:09:42.65ID:BN3/R02X0
知世子「映司くん、このご案内を一輝くんのところにお渡したいんだけど」
映司「はい? これですか?」
っ【おやっさんポジションの会】
知世子「あちらだと、やっぱりお母様になるのかしら?」

セイバーはソフィアさんかな?
0931名無しより愛をこめて (ワッチョイ b236-2bYa [115.37.80.68])
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2022/06/19(日) 17:00:59.20ID:jkDxD0jd0
>>926からインスパイヤ

洗面所
晴人「はぁ…」
?「相変わらずだな、お前…いや、俺」
晴人「!?」
洗面所の鏡に映っていたのは自分ではない自分、もう一人の晴人(以下、黒晴人)であった
黒晴人「こうやって出てくるのはワーロックの時(小説『ウィザード』)以来だな」
晴人「でも…何でまた出てきたんだ?」
黒晴人「大二のことで悩んでるんだろ?」
晴人「それはそうだが…」
黒晴人「あの事件や兄弟などとの周囲の交流で大分弱さをさらけ出せるようになったと思っていたが心の裡に言いたいことをしまっておく傾向は相変わらずだな」
晴人「!!」
黒晴人「まぁ"今の"アイツに『自分はそんなに強い人間じゃない』と言ってもバカにされるだけかもしれないがな」
晴人「それは…」
黒晴人「アイツの頭が冷えた後でいいからお前の戦いを一緒に振り返ってみるのはどうだ?ちょうど10周年の年だしな」
晴人「…そうさせてもらうか」
黒晴人「そうすりゃ口が裂けてもバカにすることは二度と言えないだろうな。何なら折檻もつけていいぜ?…まぁ、流石にやる訳ないか」
晴人「そんなことはしない。でもちゃんと彼の心に向き合ってみるさ」
黒晴人「フッ…それでこそ『最後の希望』だ。じゃあな、俺」
晴人「じゃあな」
0934名無しより愛をこめて (ワッチョイ d68c-Ks4Y [153.199.241.137])
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2022/06/24(金) 13:45:52.52ID:OL2wm7s10
今年の夏映画のキービジュアルが情報解禁されたので

士「『ライダーなどお供にもならん』か…桃井タロウめ、言ってくれるな」
ヒビキ「まぁ肯定的に言えば、ドンブラザーズにとって俺達仮面ライダーは
    打ち克つべき最大のライバルって事なんじゃないかなぁ?」
0936名無しより愛をこめて (ワッチョイW d15f-R2+W [14.11.210.161])
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2022/07/03(日) 13:20:08.84ID:burvc7ux0
京香「貴方、嬉しそうに招待状書いてるけど誰に出すの?」
忍「五十嵐元太、だよ!主人公の父親ライダー親睦会に呼ぼうと思ってね。」
総司「これは俺が持って行こう。しあわせ湯に届ければいいんだな?」
戦兎「じゃ、お願いしようかな。」
何はともあれ、五十嵐元太変身おめでとうございます。
0937名無しより愛をこめて (ワッチョイW 2610-6Blm [153.242.35.141])
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2022/07/09(土) 12:41:27.25ID:J7NUjFjp0
>>935
こんな感じでいかがでしょうか?
長かったら不要だと思われる部分を削ったり、逆に足りない部分が有れば付け足したりしていただければ……

七男 神山飛羽真(セイバー)24歳 「物語の結末は俺が決める!」「約束する」
文豪にして剣豪、書店「ファンタジック本屋かみやま」を経営する売れっ子小説家の七男・飛羽真。
基本的に相手を否定せず何でも肯定する性格のため、ボケないが、誰かボケに対しても笑って流す事が多く、ツッコミでもない。
マイペースだが「約束は自分の人生、守るべきもの」が信条であり、わかりやすく言えば、約束絶対守るマン。小説家としての締め切りもきちんと守る。速筆。
そのため、基本的に相手を否定しない性格ではあるが、「約束をないがしろにする事」と「本の力を悪事に使う事」には強い否定の姿勢を示し、厳しめの態度を取る事もある。
職業柄、ファンタジー文学の知識が豊富。
今までの多人数ライダーの中では考えられないほど、他ライダーは初期の頃から話が通じる協力的な人が多く、他の多人数ライダー作品の兄弟からは驚かれていた。
0938それは、子守唄のように―― 1/4 (ワッチョイ 45e5-fqrD [180.49.190.11])
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2022/07/09(土) 19:33:47.09ID:/4fkrlJ+0
>>799の続き(みたいなもの?)を勝手に書いた。現実の詩、詩人の名前などが登場。不快に思われたら申し訳ない。嫌な予感がする人は自衛を。もし規制されたら避難所に置いておきます。
ああ、いけない――――飛羽真がそう思ったときには、かくんと膝の力が抜けて身体が前のめりに傾いていた。人間、危機が迫ると本当にスローモーションに見えるのだなと、ぼんやり思いながら。
作業机に突っ伏し――かけたところで、いやに冷静な頭がインクの蓋を閉じてないことを思い出す。寸前のところで机の縁に指をかけて筋肉を強張らせ、全身を後ろに放り投げた。

……あ。これはこれでやってしまったな。

回らない頭でその考えに至ったときは既に遅かった。天井が万華鏡のようにぐるりと回って、飛羽真の身体はイスごと巻き込んで派手に倒れていった。
ドンガラガッシャーン!
漫画のような効果音が耳元でけたたましくつんざいて、背中の痛みよりも眩暈を助長する爆音に顔をしかめる。……放り出された身体は、一向に動かなかった。

これは……おこられるな、まちがいなく。
普段よりも床が近いからか、1階がにわかに騒がしくなったのがよく伝わってきた。

無理をして寝不足になって、下手をすれば『こうなる』とも解っていたのに、やめられなかった。そして今になって考えることが怒られる予想なのだから、己に呆れてしまう。

甘んじて受けよう、飛羽真は揺れる視界を手の甲で覆い、短く息を吐いた。
総司よりも兄の永夢の方が怖い……いや――いや、そんなこと、よりも――……

「全く……」

ドアを開ける音より先に、低く落ち着いた声が届いた。飛羽真は引きずるように腕を退かせる。
「……、ぇ」間接照明によって薄く灯された木目調の壁と、十字に張られた窓ガラスが目に飛び込んできた。窓の外は夜……時間帯は同じ、だが、その奥では真っ白な雪がちらついていた。
どうして……?
頭が持ち上がらない……小さくもがいて、柔らかなベッドに寝かされていることに遅れて気付いた。
0939それは、子守唄のように―― 2/4 (ワッチョイ 45e5-fqrD [180.49.190.11])
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2022/07/09(土) 19:34:40.14ID:/4fkrlJ+0
「無茶をする」

ふたことめ。飛羽真から見えない位置にいようと、さすがに、声の主を間違えることはない。

「……つ、かさ……」
「この前、プリミティブに世話になったばかりと聞いたんだがな」
「……どうして、それを……」

言った直後に、あの場にいた渡の存在を思い出した。あのとき士は旅に出ていたはずだが、2人の会話の中で自然と飛羽真のことが話題に上がったのだろう。
ふたり――もしかしたら3人かもしれないが――他の兄弟には、何も言われなかったから。くすぐったいような恥ずかしいような気持ちで、飛羽真は小さく肩を竦めた。

「何も面白いことはないだろう」

足音の間隔が長めに響いて、飛羽真の頭に影を差した。鮮やかなマゼンタのシャツの上から黒のニット服をすっぽり被った(寒さ)完全防備姿の士の手には、湯気の上がったマグカップが握られていた。

「いつのまに……」

片手で器用に起こされながらベッドに腰掛けると、ホットミルク入りのマグカップを受け取った。両手から伝わる熱に癒されたが、ヘッドボード近くの壁に背中を預けた士がちらりと飛羽真を見たので。
飲む、飲むってばとジェスチャーをして(あまり動かなかったが)こくりこくりと嚥下した。
優しい甘さがする。ハチミツ入り、だ。

「……、ふ」

ほう……と飛羽真は息を吐いていた。部屋は適温に保たれているが、視界の大半を占める雪から寒気を感じていたらしい。胃に落ちた温かさが末端まで滲んで、ゆるゆると脱力してしまう。
うつら、としかけてかぶりを振った。まだ言わなければいけないことがある。「……ありがとう」
0940それは、子守唄のように―― 3/4 (ワッチョイ 45e5-fqrD [180.49.190.11])
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2022/07/09(土) 19:35:40.78ID:/4fkrlJ+0
「何のことだ」
「……つれてきて、くれて」
「……、渡兄さんと目配せしただけだ。これこそ事態の先延ばしに過ぎないだろ」
「……ああ、うん…………だけど」

ふっと飛羽真が息を吐くと、半分まで嵩を減らしたホットミルクが小さく波を立てて揺れた。今さら、安堵からじんわりと視界が歪む。

「にいさん、に」
「……」

兄さん――永夢は、今日は珍しく休みでライダーハウスにいた。飛羽真が倒れたら十中八九、付き添いとして身を削ってしまう。
それに、あの兄はきっと……おこって、それから、かなしむだろうと。

倒れてから気付いたのだと説明したかったのに、舌が回らなかった。それから士は横からマグカップを攫うと、存外優しい手つきで飛羽真を横にした。何の抵抗もなくベッドに沈んでいく。

「解っているなら、と言いたいが。治らないだろう兄さんの場合。だったら気を付けるしかない。あの戦兎兄さんだって数を減らせたんだ」
「……、……がんばるよ」

つ、と士の視線の先を追うと、窓の外を眺めているようだった。しんしんと降っている雪は止みそうにない。積もりそうだな、と頭の片隅で思った。それともすでに積もっているのか。
雪が音を吸っているのか、辺りはとても静かで……

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降り積む
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降り積む

たった2行の三好の詩を、士の穏やかな声が囁くように転がしていた。
「つ……、さ」まぶたがおもい。とろとろと沈んでいく思考がまとまらない。鈍くなった聴力でもう少しそばだてようとして「もう寝ろ」――飛羽真は眠りに落ちた。
0941それは、子守唄のように――翌日(4) (ワッチョイ 45e5-fqrD [180.49.190.11])
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2022/07/09(土) 19:36:27.64ID:/4fkrlJ+0
爽やかすぎる目覚め、というか既に陽が落ちかけていて、考えることを放棄しかけた。

飛羽真「……うわー……」
士「ちなみに19時間だ。……今日は休みだろう」
飛羽真「そう、だけど。そうだけどね? ね、え。実は盛った……?」
士「冤罪だな。それともベロナールでも盛って欲しかったか?」
飛羽真「はは……いや、俺が悪い。ごめんなさい」
士「解ればいい。帰るぞ」




※帰ってきちんと説教は食らいました。

補完
ベロナール…文豪たちが活躍してた当時の睡眠薬。詩人・三好達治も使っていたとか。
0942名無しより愛をこめて (ワッチョイW 5501-n7Jj [126.207.210.41])
垢版 |
2022/07/10(日) 14:02:46.23ID:zMB8as520
>>937
ありがとうございます。簡略化するとこんな感じでしょうか。

七男 神山飛羽真(セイバー)24歳 「物語の結末は俺が決める!」「約束する」
文豪にして剣豪、売れっ子小説家の七男・飛羽真。基本的に相手を否定しない性格で、他者のボケすらも肯定する。
約束絶対守るマン。締め切りもきちんと守り、速筆。「約束をないがしろにする事」と「本の力を悪事に使う事」は強く否定。
ファンタジー文学の知識が豊富。
他ライダーは初期から話が通じる人が多かった。
0943名無しより愛をこめて (ワッチョイW 2610-6Blm [153.242.35.141])
垢版 |
2022/07/10(日) 17:24:22.89ID:orLDVamY0
>>937 です。

>>942
ありがとうございます。すっきりして分かりやすくなりました。
ただ、飛羽真が副業で書店経営している事はどこかに入れた方が良いかなと思います。

>>938
GJ!です。心が暖かくなりました。
0945名無しより愛をこめて (ワッチョイW 2610-6Blm [153.242.35.141])
垢版 |
2022/07/12(火) 17:10:06.15ID:wz0as1Uf0
>>944
こんな感じでどうでしょうか?

七男 神山飛羽真(セイバー)24歳 「物語の結末は俺が決める!」「約束する」
文豪にして剣豪、売れっ子小説家の七男・飛羽真。基本的に相手を否定しない性格で、他者のボケすらも肯定する。
約束絶対守るマン。締め切りもきちんと守り、速筆。「約束をないがしろにする事」と「本の力を悪事に使う事」は強く否定。
副業で書店「ファンタジック本屋かみやま」を経営していて、ファンタジー文学の知識が豊富。
他ライダーは初期から話が通じる人が多かった。
0946名無しより愛をこめて (ワッチョイ ab8c-qysg [153.176.136.128])
垢版 |
2022/07/17(日) 10:33:03.42ID:Jqc48S5L0
大二の帰還・in2号家

不破「大二…歯ぁ喰いしばれっ!」

バキッ!
大二「っ…!」

伊達「ちょ、ちょっと不破ちゃん!? いきなり修正パンチだなんて…」
照井「待ってくれ。あいつにも何か考えがあっての事だろう」

不破「今まで散々俺達を振り回した分は、さっきの一発でチャラにしてやるよ。
……良く戻ってきたな、大二。心配かけさせやがって…!」

大二「うん、ただいま。でも…他の皆は…」

剛「気にすんなよ。俺だって進兄さん達を振り回した事あったし、おあいこだって!」
御成「ああ、良かった良かった…大二殿が無事に戻ってきてくださって…」
0948名無しより愛をこめて (ワッチョイ ab8c-qysg [153.176.136.128])
垢版 |
2022/07/17(日) 14:41:48.96ID:Jqc48S5L0
>>947
ある程度改行で間隔を開けて、陰から見守っているつもりにしたかったんだけど
何かミスってしまった、申し訳ない…

それと劇場版は第44.5話なのか、それとも後日談なのか…
0949名無しより愛をこめて (ワッチョイW fd01-Pe8n [126.207.210.41])
垢版 |
2022/07/19(火) 23:47:24.90ID:w37G80nd0
>>945
ありがとうございます。後日まとめwikiを書き換えておきますー。

>>946
GJです!
不破さんもっと優しくしてあげてえぇ
0951名無しより愛をこめて (ワッチョイ ab8c-qysg [153.176.136.128])
垢版 |
2022/07/21(木) 23:45:25.52ID:+NXs1gfw0
>>950
どうもですー
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。