ゴジラ-1.0 (マイナスワン)-2
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ゴジラ-1.0 2023 『ゴジラ-1.0(ゴジラ マイナスワン)』は2023年11月3日公開予定の日本映画で、ゴジラシリーズの第30作である。 ゴジラ-1.0 GODZILLA MINUS ONE 監督 山崎貴 脚本 山崎貴 撮影 山崎貴(VFX) 配給 東宝 公開予定日 2023年11月3日 最初にちょこっと出たあと延々と人間ドラマやって 最後にまたちょこっと出て死んで大団円の感じなのかな ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 ワッチョイ入れないからまた荒らし湧いてるじゃねえかよ アニゴジとかいうゴミクソを貼るしか無いあたりに知能の限界を感じる ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ごめん。ワッチョイ入れて誰か立て直してくれても全然いいよ... ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 アニゴジ別にイヤじゃないけど、怪獣バトルなかったからなぁ KOM 渡辺猪四郎も日本人へのインタビューで言ってたけど、何のてらいもなく 「さらば友よ」 ホンマヤダ 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 とうとう過疎った ワタシ「ユアストーリー」観てない とりあえず「永遠の0」「アルキメデス」みたいな荒唐無稽娯楽作最低ラインで期待してる 山崎の作品を本気で話したいと思ってる奴なんていないし、ゴジラスレは他にもあるからこのスレ要らないよね お前誰からも相手してもらえなくなるけどどうすんの? 他の奴は相手して欲しくて色々言っていたのかもしれないが、俺は純粋に山崎がクソだと思ってるから貶めてるんだよ んじゃゴジラ総合スレとかには来ないと思っといていい? >>75 そうか。達者でな。 アンチライフ楽しめよ。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 話すことなんてないのにスレ立ててしまったのか 案の定人居ないし 馬鹿なのかな? あらしが複数いるだけで、事実上過疎化(てかあらしが我がもの顔) ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ドラクエよろしくライド落ちかな。 山崎ワールドリンクして終了。 山崎が嫌いな奴はこれまでのあいつの所業を書き連ねるが、山崎をバカにしたいだけのやつはドラクエネタしか書けないんだよなぁ こんなゴミに金を落とすのはバカたから金曜ロードショーで見るよ 昔大森一樹がゴジラ撮ると聞いてえええ?と思ったけど出来たの見たらそこそこだったんで今回も見てみようと思ったんだけど 時代設定が戦後と聞いてやっぱだめだこりゃと思った >>124 vsビオランテはともかくとして vsキングギドラ見た時は頭抱えて、もう撮ってくれるなと思ったけどなw vsギドラ以上は十分期待してる >>123 なんや、金落とすのはバカだけど金ロー見る時間は無駄じゃないのか ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 >>126 金曜ロードショーはながら観出来るだろバーカwww 叩くために見るんだからながら見で充分なんだな お前ゴジラ興味ないだろ? 山崎なんてながら見で十分 ゴジラが好きなら好きであるほど真面目に見る必要なんてない 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた >>141 ゴジラファンなので山ちゃんのパチもんゴジ泣きなんてながら観で良いんだよバーカwww ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 山崎関連あらしが我が物顔だから、埋め立てが続いてんのか❓ このスレ舐めちゃいかん 上映前なのに山崎だからどんな話かわかってるっていう山崎マニアが2人もおるんやぞ つまり山崎アンチこそが最大の山崎の理解者であるということか そりゃ叩くために嫌いな監督の作品を金ローでやるの待ってでも見ると宣言してらっしゃるからな 真の山崎アンチなら失敗確定で叩きどころ満載な作品が公開されたのを眼の前にして 金ローで放送されるまで1年間以上我慢できるのかなあw 自分がアンチなら徹底的に叩くために見に行きたくなるんじゃないかとw 金ロー待ってたら上映直後に周りが詳細に叩いてるのに乗り遅れることになっちゃうもんな >>171 まあ自分もそうなるだろうね そういう気持ちで観に行った東京SOSは意外と楽しめたが そもそも自分の「好き」と人のそれって一致しないしね 前レスでビオゴジままあ楽しめたってのあったけど、ワタシには再放送で観たレオゴンの長編のコピペにしか思えんかったし (大森ゴジラでは)総じてゴジラスレでは評判ワルイ(?)ギドゴジやデスゴジのほうが、比較的過去のゴジラやウルトラに囚われてないって思えた 異論百出だろうけど >>176 この前からお前困ったらそれしか言えてないやんw >>177 言ってないんだけど… 調べればすぐ分かる嘘をなぜついてしまうのか >>178 101 名無しより愛をこめて 2023/08/05(土) 16:00:42.59 ID:2NydJi830 >>100 何で俺が? 馬鹿なの? これお前ちゃうの? >>181 違うけど そいつは馬鹿って書いて俺はバカって書いてる そういう癖も見抜けないのに分かった気になって煽るのは恥ずかしいからやめておきな それとそもそも俺は困ってないし、101も困っていないだろ ただ煽りたいだけだから深く考えず反射で書き込んでるんだろうけど >>182 言い忘れた。別に煽りたくて言ってるわけじゃないんだよ。 居なくなってほしくて言ってるんだ。 >>184 マイナス意見見たくないなら、全肯定スレでも作って閉じこもってれば? それかネットなんてやめてしまえ >>185 別に俺全肯定派ではないんだよ。どっちかと言うと不安派でな、売上なんて良くてシンライダー下手したらハガレン実写まで行かんかも実写聖闘士星矢まで行かなかったらどうしようとまで思っとるわけよ。 それにしても山崎憎しだけで動いてる奴が目に余ってな。 もう上映決まってんだからガタガタ抜かすな別にお前らが騒ごうが喚こうが上映中止にはならねぇんだよとイラッとしてしまった。すまんな頭冷やすわ 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 聖闘士星矢未満のゴジ泣きストーリーwww 山ちゃんはそれでも辞めへんで~ってかwww まだ本編の内容なんて何にもわからんのに何発狂してんのお前ら そういや、今年は映画と被るからフェスの日程を変えるべきだ、変わることに賭けてもいい、とか言ってた奴が居た気がしたけど、彼は元気にしてるかね? ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた >>244 だよなwww 辞めへんから厄介なんだぜ >>246 ってことはみんなゴジフェスに行ってゴジ泣きストーリーは見ないって事だね!ヤッター❢ 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 >>261 だってまともなゴジラファンならゴジ泣きゴジストーリーなんて見ないからね 悪いね 誰がどう言おうが俺は期待してる 周囲の雑音なんかどうでもいい スネ夫が現実にいたらこいつみたいなのかなと思いながら見守ると面白いよこいつ >>270 山ちゃんのゴジ泣きゴジストーリー信者www ゴジラだから仕方なく見る それだけ 何の期待もしていない ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた 仕方ないから見るとかいうやつは真のゴジラファンではない 真のゴジラファンならゴジ泣きゴジストーリーなんて絶対に見ないからね見ることで山ちゃんを図にのらせちゃうからね ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 山崎を図に乗らせること、山崎作品を見て心が折れることよりも収益悪すぎてその次が無くなることの方が嫌だから見るのだ わかってないな 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 >>290 こういうのが山ちゃんを図にのらせるんだよなバーカwww >>306 別に山崎が図に乗ってもどうでもいいが。 お前は山崎が嫌いなんだろうがこっちは山崎本人には興味無いんだよ。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 真のゴジラファンならこんな約束されたゴミは見ないからね 山ちゃんのゴジ泣きゴジストーリーを見ないが真のゴジラファン シンゴジのときも同じようなこと言ってたけど じゃあ真のゴジラファンとはなんなのだ? >>311 おいおい、俺が聞いてるのは「山崎が嫌いな奴の定義」じゃなくて「真のゴジラファンの定義」だぞ >>315 質問にはもう答えてるだろ 滑ってるからそういうのやめな このスレは山崎アンチとアニゴジ信者しかいねーのかよ 負の原動力ってすげーな 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 >>313 だ~か~ら~真のゴジラファンはゴジ泣きゴジストーリーなんて見ねぇんだよバーカ 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 >>319 Q:真のゴジラファンとは? A:山崎作品を見ないことだ これが答えになっているとでも思ってるのか? 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 電子怪獣 メカニコング 身長:20メートル 体重:1万5千トン ネルソン司令官と野村三佐が伝説の巨獣キングコングの能力を検証し、 人工的に再現したロボットの設計図を基にドクター・フーが作り上げた、金属色に輝くゴリラ型の巨大ロボット。 建造のためのスポンサーは某国工作員マダム・ピラニアの母国であり、本来の用途はこの某国が入手したがっている エレメントXという放射性物質の採掘であるため、戦闘用ではない。 1号機はエレメントXの鉱脈が帯びる強力な磁場の影響から、動作不良に陥る。 次に建造された2号機の初仕事は、逃走したキングコングの追跡となる。 東京へ輸送され、増上寺で始まったキングコングとの激戦は、 東京タワーにまでおよぶ。2号機の頭部にはキングコング用の催眠光線投射機が取り付けられ、 東京タワーでのキングコング捕獲作戦に使用される。キングコングを催眠状態にすることに成功するも、 野村のライフルによって催眠光線投射機が破壊され、催眠状態から覚めたキングコングによって投射機は叩き飛ばされてしまう。 その後は東京タワーに登り、人質をつかみながらキングコングと戦うなど高い機動性を示したが、 東京タワー頂上付近の高圧線に触れてバランスを崩し、落下して地面に激突した衝撃で大破して爆発する。 アメリカのビデオクラフト社と日本の東映動画による 日米合作アニメ作品『キングコング』に登場する「ロボットコング」が基となっている。 鳴き声は『ウルトラセブン』のカプセル怪獣ウインダムに流用されている。 『チビラくん』のゲゲボボの設計図にメカニコングのものが使用されている。 造形 頭部造形は利光貞三、胴体は八木康栄による。演技者は関田裕。 胴体は風呂用マットなどに使われる「ハードスポンジ」で作られている。 当初、肩の丸い保護パッドは無かったが、撮影時に取り付けられた。東京タワーのシーンではこれを取り外して撮影している。 腕は長・短の2種類用意された。この違いを受けて「メカニコングは二体作られた」とする文献も見られたが、 安丸信行によって現在は否定されている。 眼球には8mm映写機のランプを使用し、点灯が可能。1尺サイズのギニョールモデルも作られ、東京タワーのシーンで使われた。 ヘドラ 体長 0.1ミリメートルから20メートル(水中棲息期) 30メートル(上陸期) 40メートル(飛行期) 60メートル(完全期) 体重:4万8千トン(最大時) 攻撃:ヘドリューム光線、ヘドロ弾、硫酸ミスト 劇中での命名者は海洋生物学者、矢野徹の息子である研少年。また、最初に上陸した際、驚いた研に短剣で腹部を切り裂かれている。 宇宙より隕石に乗って飛来したとうかがえる鉱物起源の生命体へドリュウムが、 都市近海に堆積していたヘドロや公害による汚染物質と結合し、成長した姿。 本作でヘドラに入り、後年には平成ゴジラに入ることとなるスーツアクターの薩摩剣八郎(本作では「中山剣吾」名義)いわく 「ぼろぞうきんを重ね合わせた海坊主の幽霊みたい」な姿をしており、赤い目が縦に開いている。 身体は乾燥するとボロボロに崩れるが、完全死を迎える前に水分が補給されると、破片の個々がオタマジャクシ似の形態に実体化する。 それらは合体して大きな身体を形成するうえ、成長するにしたがって生える陸上用の足による二足歩行化を経て、 最終的には飛行能力や光線発射能力まで発現する。飛行形態でゴジラを楽々と持ち運ぶほどの怪力や自らの体液でもあるヘドロなど、 さまざまな能力を駆使してゴジラを苦しめた強敵である。 ヘドラが通った後には硫酸ミストがまき散らされ、金属は錆びて人間は骨と化す。 ヘドロや工場排気を吸い込んで取り込むため、一時的には環境を改善しているようにも思えるが、 結局はその汚染物質を他の地域へ拡散させるため、「公害問題が、工業地帯など限られた地域に犠牲を強いている」という批判をも体現している。 飛行や光線の原動力は体内での核爆発と設定されており、劇中で矢野博士は「恒星同様のもの」と解釈している。 誕生当初は海でタンカーなどを襲っていたが、半ばまで成長すると上陸して工場地帯を襲撃し、そこでゴジラとの初戦に突入する。 ゴジラの放射熱線を受けて一時退散した後、まもなく飛行能力を得て再来した際には周辺の都市と人間に大被害を与え、 再戦したゴジラを翻弄する。その後、矢野博士の研究により最後まで水分を飛ばせば完全に殺すことが可能と推察され、 自衛隊の協力で設置された大型の電 極 板に誘き寄せられるが、トラブルの連続によりダメージとならず、三度現れたゴジラと交戦する。 そこでもゴジラの左目を潰し、右腕を白骨化させるなど激しい戦いを繰り広げるが、 ついにゴジラの放射熱線で機能を発揮した電極 板の雷電攻撃を受けてダウンする。これにより絶命したかに思われたが、 乾燥が完全ではなかったため、残骸の内側から脱皮するように新たなヘドラが出現し、逃亡を図る。 しかし、放射熱線の応用による空中飛行で追撃してきたゴジラに電 極板へ連れ戻され、 電流を浴びて再び押し倒されたうえに未乾燥の内部をえぐり出され、さらなる電流を浴びせられたことで完全死を迎える。 ただし、エピローグではすでに「新たなヘドラ」が誕生していることが示唆されている。 上記のとおり、乾燥には弱いものの完全に倒すことは非常に難しく、ゴジラ史上に残る難敵となっている。 なお、他の怪獣を交えずに全編通してゴジラと1対1で戦った怪獣は、『キングコング対ゴジラ』(1962年)のキングコング以来9年ぶり。 以後の作品では複数の怪獣が登場するタッグマッチ、あるいはハンディキャップマッチ形式が一般的になり、 ヘドラは昭和ゴジラシリーズで最後にゴジラとシングル(1体1)で戦った怪獣となった。 スーツアクターは前述したように中山が担当しており、彼の入った最初の怪獣であるが、スーツデザインと重量の関係からあまり動けず、 ゴジラに入っていた中島春雄がリードしてゴジラが立ち回る感じのアクションにされたという。 劇中、ヘドラが工場の煙突から煙を吸い上げるシーンはスーツ内に中山が入ったままであり、「非常に苦しかった」と語っている。 また、一度撮影中に転んで起き上がれなくなってしまったことがある。 名称 関連書籍などでは各形態は水中棲息期、上陸期、飛行期と表記されるが、最後の形態は成長期、完全期、巨大化期と表記が分かれている。 劇場予告編では「公害怪獣」ではなく、「忍者怪獣」と表記されていた。 中島春雄やスタッフからは「ゴミ」と呼ばれていた。 備考 監督の坂野義光は敵役ヘドラの造形に関し、自ら脚本にト書きを入れるほどのこだわり (ヘドラの目玉について脚本に「女性器のような」という記述を加えるなど)を見せ、飛行態などのデザインにも積極的に関わっている。 撮影初日にはヘドラの体に毒々しい反射素材の色彩を加えようと思いつき、自ら塗装を始め、ついにはこの作業に1日を費やしてしまった。 超ドラゴン怪獣キングギドラ 『ゴジラvsキングギドラ』に登場。 身長:140メートル 翼長:150メートル 体重:7万トン 大気圏内飛行速度はマッハ4。 3匹のドラットが、マーシャル諸島のビキニ環礁核実験の放射能の影響により合体、巨大化・凶暴化して誕生した。 未来人の特殊音波によって操られており、稲妻のような引力光線を吐いて福岡市街と広島市を破壊し、翼から放つ衝撃波は瀬戸大橋を粉砕する。 そして航空自衛隊のF15編隊を寄せ付けずに壊滅させ、以前よりも巨大になって復活し、北海道に上陸したゴジラと対峙する。 最初は空中からのキックなどでゴジラとの戦いを優位に進めるが、未来人のコントロールが失われたことで形勢が逆転し、 尾をつかまれ何度も地面に叩きつけられる。その後も長い首を使って締め上げ、泡を吹かせるも 体内放射の直撃を浴びて吹き飛ばされたすえに熱線で中央の首をはね飛ばされる。 ゴジラが未来人の母船を破壊した隙に逃走を図るが、熱線で翼を貫かれ、海へ沈む。 主用武器は引力光線と衝撃波。翼を閉じて身を守り、パワーアップしたゴジラの熱線をも防ぐが、逃走時には貫かれる メカキングギドラ 身長:140メートル 翼長:150メートル 体重:8万トン 大気圏内飛行速度はマッハ4 北海道でゴジラに敗れてオホーツク海に沈み、212年間仮死状態で存命していたキングギドラを地球連邦機関が回収し、 23世紀の技術で改造したサイボーグ怪獣。 失われた中央の首のほか、胴体や翼と尾の先端、脛もメカ仕様になっている。 左右の首からは改造前と同じ引力光線、中央の首からは引力光線以上の威力を持つレーザー光線を発射できるほか、 胸にはゴジラ捕獲用兼高圧電流照射兵器としてのマシンハンドやチェーンを装備している。 3つのロックオンサイトで光線の照射を操作し、コックピット内に追加されたタッチパネルで3つの長い首の神経に命令を伝達して、 ゴジラに巻きつく、かみつくといった動作を行わせることができる。その巨体ゆえに敏捷な起動は難しく、 2枚の翼は機械製になっているため空気を捕らえて浮力を得ることも難しい。そのため、飛行はホバリングが主になっている。 コ・パイとしてアンドロイドM11のAIが積んであり、これによって制御され、KIDSパイロットによって操縦される。 アライグマ(洗熊、浣熊、学名:Procyon lotor)は、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。 アライグマ属の模式種。タヌキに似ており、アライグマを英語でraccoon (common raccoon) と呼ぶのに対し、タヌキは raccoon dog と呼ぶ。 前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である。雑食性であり、小動物を捕獲して食べる。 北アメリカ原産で、日本やヨーロッパにも外来種として生息する。移入後の繁殖により、農作物への被害や生態系への影響などが問題となっている。 形態 頭胴長42 - 60 cm尾長20 - 41 cm、体重4 - 10 kg。飼育下では体重が20 kgに達するものもいる。 灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。 タヌキと誤認されることが多いが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である。 また、足が黒いタヌキやニホンアナグマと比べて、アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある。 さらに、クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため、 足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。 歯式は、3/3, 1/1, 4/4, 2/2の合計40本(切歯は上下で3本ずつ、犬歯は上下で1本ずつ、 前臼歯は上下4本ずつ、後臼歯は上下2本ずつの合計40本の歯をもつ)。 乳頭数は、胸部・腹部・鼠蹊部にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される。 分布 アメリカ合衆国、カナダ南部、中央アメリカ(メキシコなど)を原産地とする。 日本では海外からの移入により広い地域に定着する。 また、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソ連のベラルーシやアゼルバイジャン、 西インド諸島といった国々にも外来種として定着している。 生息地 基本的に水辺近くの森林に生息するが、湿地、農耕地、海岸、都市といった幅広い環境に適応できる。 アメリカにおけるアライグマの都市部への生息範囲の拡大は顕著で、最初の都市部への定着報告は1920年代に始まり、 ワシントンD.C、ニューヨーク、シカゴ、トロントなど各地の都市に拡大している。基本的に夜行性だが、昼でも活動することがある。 自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む。 四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく、立体的な行動をみせる。 行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、 低い個体数密度では逆に拡大するといったように環境条件によって変化する。 人間との関わり ペット アライグマはその可愛らしい風貌からペットとして人気が高かった。 原産地であるアメリカでもペットとして飼育されており、例えば、アメリカ合衆国第30代大統領カルビン・クーリッジの妻である グレース・クーリッジは、レベッカという名のアライグマを可愛がっていたという逸話がある。 自宅の庭先に現れる野生のアライグマに餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいる。 (ただし野生生物への餌付けは、個体数の増加のほかに、感染症や物理的傷害を受けるリスクがあるため好ましくないとされている。) 2005年以降の日本では、アライグマは日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、 外来生物法により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究などの例外を除き、 アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である。 飼育 人工的な環境下での寿命はおよそ14年。 主食として、にんじん、りんご、バナナ、副食としてドッグフードを与え、水は食物を水につける習性があるので大きめの容器を使う。 ケージは幼獣では犬用のペットケージで間に合うが、成長すると運動量が増えるため、 木登り用の止まり木を含む、10平米以上の広さのケージを必要とする。 日本国内では地方自治体が条例によってケージの規格を指定している場合がある。 手先が器用で、簡易的な飼育設備ではすぐに脱走してしまうため施錠が必要。 飼育環境としては、アライグマは比較的丈夫であるため、気温や湿度に神経質になる必要はないが、 日当たりがあって風通しのよい環境に置くとされている。 幼少期においては人に懐くが(ただし、幼少期の時点で暴れる個体もあり、性格の差が激しい)、 成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物である。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヘドラ 体長 0.1ミリメートルから20メートル(水中棲息期) 30メートル(上陸期) 40メートル(飛行期) 60メートル(完全期) 体重:4万8千トン(最大時) 攻撃:ヘドリューム光線、ヘドロ弾、硫酸ミスト 劇中での命名者は海洋生物学者、矢野徹の息子である研少年。また、最初に上陸した際、驚いた研に短剣で腹部を切り裂かれている。 宇宙より隕石に乗って飛来したとうかがえる鉱物起源の生命体へドリュウムが、 都市近海に堆積していたヘドロや公害による汚染物質と結合し、成長した姿。 本作でヘドラに入り、後年には平成ゴジラに入ることとなるスーツアクターの薩摩剣八郎(本作では「中山剣吾」名義)いわく 「ぼろぞうきんを重ね合わせた海坊主の幽霊みたい」な姿をしており、赤い目が縦に開いている。 身体は乾燥するとボロボロに崩れるが、完全死を迎える前に水分が補給されると、破片の個々がオタマジャクシ似の形態に実体化する。 それらは合体して大きな身体を形成するうえ、成長するにしたがって生える陸上用の足による二足歩行化を経て、 最終的には飛行能力や光線発射能力まで発現する。飛行形態でゴジラを楽々と持ち運ぶほどの怪力や自らの体液でもあるヘドロなど、 さまざまな能力を駆使してゴジラを苦しめた強敵である。 ヘドラが通った後には硫酸ミストがまき散らされ、金属は錆びて人間は骨と化す。 ヘドロや工場排気を吸い込んで取り込むため、一時的には環境を改善しているようにも思えるが、 結局はその汚染物質を他の地域へ拡散させるため、「公害問題が、工業地帯など限られた地域に犠牲を強いている」という批判をも体現している。 飛行や光線の原動力は体内での核爆発と設定されており、劇中で矢野博士は「恒星同様のもの」と解釈している。 誕生当初は海でタンカーなどを襲っていたが、半ばまで成長すると上陸して工場地帯を襲撃し、そこでゴジラとの初戦に突入する。 ゴジラの放射熱線を受けて一時退散した後、まもなく飛行能力を得て再来した際には周辺の都市と人間に大被害を与え、 再戦したゴジラを翻弄する。その後、矢野博士の研究により最後まで水分を飛ばせば完全に殺すことが可能と推察され、 自衛隊の協力で設置された大型の電 極 板に誘き寄せられるが、トラブルの連続によりダメージとならず、三度現れたゴジラと交戦する。 そこでもゴジラの左目を潰し、右腕を白骨化させるなど激しい戦いを繰り広げるが、 ついにゴジラの放射熱線で機能を発揮した電極 板の雷電攻撃を受けてダウンする。これにより絶命したかに思われたが、 乾燥が完全ではなかったため、残骸の内側から脱皮するように新たなヘドラが出現し、逃亡を図る。 しかし、放射熱線の応用による空中飛行で追撃してきたゴジラに電 極板へ連れ戻され、 電流を浴びて再び押し倒されたうえに未乾燥の内部をえぐり出され、さらなる電流を浴びせられたことで完全死を迎える。 ただし、エピローグではすでに「新たなヘドラ」が誕生していることが示唆されている。 上記のとおり、乾燥には弱いものの完全に倒すことは非常に難しく、ゴジラ史上に残る難敵となっている。 なお、他の怪獣を交えずに全編通してゴジラと1対1で戦った怪獣は、『キングコング対ゴジラ』(1962年)のキングコング以来9年ぶり。 以後の作品では複数の怪獣が登場するタッグマッチ、あるいはハンディキャップマッチ形式が一般的になり、 ヘドラは昭和ゴジラシリーズで最後にゴジラとシングル(1体1)で戦った怪獣となった。 スーツアクターは前述したように中山が担当しており、彼の入った最初の怪獣であるが、スーツデザインと重量の関係からあまり動けず、 ゴジラに入っていた中島春雄がリードしてゴジラが立ち回る感じのアクションにされたという。 劇中、ヘドラが工場の煙突から煙を吸い上げるシーンはスーツ内に中山が入ったままであり、「非常に苦しかった」と語っている。 また、一度撮影中に転んで起き上がれなくなってしまったことがある。 名称 関連書籍などでは各形態は水中棲息期、上陸期、飛行期と表記されるが、最後の形態は成長期、完全期、巨大化期と表記が分かれている。 劇場予告編では「公害怪獣」ではなく、「忍者怪獣」と表記されていた。 中島春雄やスタッフからは「ゴミ」と呼ばれていた。 備考 監督の坂野義光は敵役ヘドラの造形に関し、自ら脚本にト書きを入れるほどのこだわり (ヘドラの目玉について脚本に「女性器のような」という記述を加えるなど)を見せ、飛行態などのデザインにも積極的に関わっている。 撮影初日にはヘドラの体に毒々しい反射素材の色彩を加えようと思いつき、自ら塗装を始め、ついにはこの作業に1日を費やしてしまった。 アライグマ(洗熊、浣熊、学名:Procyon lotor)は、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。 アライグマ属の模式種。タヌキに似ており、アライグマを英語でraccoon (common raccoon) と呼ぶのに対し、タヌキは raccoon dog と呼ぶ。 前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である。雑食性であり、小動物を捕獲して食べる。 北アメリカ原産で、日本やヨーロッパにも外来種として生息する。移入後の繁殖により、農作物への被害や生態系への影響などが問題となっている。 形態 頭胴長42 - 60 cm尾長20 - 41 cm、体重4 - 10 kg。飼育下では体重が20 kgに達するものもいる。 灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。 タヌキと誤認されることが多いが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である。 また、足が黒いタヌキやニホンアナグマと比べて、アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある。 さらに、クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため、 足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。 歯式は、3/3, 1/1, 4/4, 2/2の合計40本(切歯は上下で3本ずつ、犬歯は上下で1本ずつ、 前臼歯は上下4本ずつ、後臼歯は上下2本ずつの合計40本の歯をもつ)。 乳頭数は、胸部・腹部・鼠蹊部にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される。 分布 アメリカ合衆国、カナダ南部、中央アメリカ(メキシコなど)を原産地とする。 日本では海外からの移入により広い地域に定着する。 また、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソ連のベラルーシやアゼルバイジャン、 西インド諸島といった国々にも外来種として定着している。 生息地 基本的に水辺近くの森林に生息するが、湿地、農耕地、海岸、都市といった幅広い環境に適応できる。 アメリカにおけるアライグマの都市部への生息範囲の拡大は顕著で、最初の都市部への定着報告は1920年代に始まり、 ワシントンD.C、ニューヨーク、シカゴ、トロントなど各地の都市に拡大している。基本的に夜行性だが、昼でも活動することがある。 自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む。 四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく、立体的な行動をみせる。 行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、 低い個体数密度では逆に拡大するといったように環境条件によって変化する。 人間との関わり ペット アライグマはその可愛らしい風貌からペットとして人気が高かった。 原産地であるアメリカでもペットとして飼育されており、例えば、アメリカ合衆国第30代大統領カルビン・クーリッジの妻である グレース・クーリッジは、レベッカという名のアライグマを可愛がっていたという逸話がある。 自宅の庭先に現れる野生のアライグマに餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいる。 (ただし野生生物への餌付けは、個体数の増加のほかに、感染症や物理的傷害を受けるリスクがあるため好ましくないとされている。) 2005年以降の日本では、アライグマは日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、 外来生物法により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究などの例外を除き、 アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である。 飼育 人工的な環境下での寿命はおよそ14年。 主食として、にんじん、りんご、バナナ、副食としてドッグフードを与え、水は食物を水につける習性があるので大きめの容器を使う。 ケージは幼獣では犬用のペットケージで間に合うが、成長すると運動量が増えるため、 木登り用の止まり木を含む、10平米以上の広さのケージを必要とする。 日本国内では地方自治体が条例によってケージの規格を指定している場合がある。 手先が器用で、簡易的な飼育設備ではすぐに脱走してしまうため施錠が必要。 飼育環境としては、アライグマは比較的丈夫であるため、気温や湿度に神経質になる必要はないが、 日当たりがあって風通しのよい環境に置くとされている。 幼少期においては人に懐くが(ただし、幼少期の時点で暴れる個体もあり、性格の差が激しい)、 成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物である。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヘドラ 体長 0.1ミリメートルから20メートル(水中棲息期) 30メートル(上陸期) 40メートル(飛行期) 60メートル(完全期) 体重:4万8千トン(最大時) 攻撃:ヘドリューム光線、ヘドロ弾、硫酸ミスト 劇中での命名者は海洋生物学者、矢野徹の息子である研少年。また、最初に上陸した際、驚いた研に短剣で腹部を切り裂かれている。 宇宙より隕石に乗って飛来したとうかがえる鉱物起源の生命体へドリュウムが、 都市近海に堆積していたヘドロや公害による汚染物質と結合し、成長した姿。 本作でヘドラに入り、後年には平成ゴジラに入ることとなるスーツアクターの薩摩剣八郎(本作では「中山剣吾」名義)いわく 「ぼろぞうきんを重ね合わせた海坊主の幽霊みたい」な姿をしており、赤い目が縦に開いている。 身体は乾燥するとボロボロに崩れるが、完全死を迎える前に水分が補給されると、破片の個々がオタマジャクシ似の形態に実体化する。 それらは合体して大きな身体を形成するうえ、成長するにしたがって生える陸上用の足による二足歩行化を経て、 最終的には飛行能力や光線発射能力まで発現する。飛行形態でゴジラを楽々と持ち運ぶほどの怪力や自らの体液でもあるヘドロなど、 さまざまな能力を駆使してゴジラを苦しめた強敵である。 ヘドラが通った後には硫酸ミストがまき散らされ、金属は錆びて人間は骨と化す。 ヘドロや工場排気を吸い込んで取り込むため、一時的には環境を改善しているようにも思えるが、 結局はその汚染物質を他の地域へ拡散させるため、「公害問題が、工業地帯など限られた地域に犠牲を強いている」という批判をも体現している。 飛行や光線の原動力は体内での核爆発と設定されており、劇中で矢野博士は「恒星同様のもの」と解釈している。 誕生当初は海でタンカーなどを襲っていたが、半ばまで成長すると上陸して工場地帯を襲撃し、そこでゴジラとの初戦に突入する。 ゴジラの放射熱線を受けて一時退散した後、まもなく飛行能力を得て再来した際には周辺の都市と人間に大被害を与え、 再戦したゴジラを翻弄する。その後、矢野博士の研究により最後まで水分を飛ばせば完全に殺すことが可能と推察され、 自衛隊の協力で設置された大型の電 極 板に誘き寄せられるが、トラブルの連続によりダメージとならず、三度現れたゴジラと交戦する。 そこでもゴジラの左目を潰し、右腕を白骨化させるなど激しい戦いを繰り広げるが、 ついにゴジラの放射熱線で機能を発揮した電極 板の雷電攻撃を受けてダウンする。これにより絶命したかに思われたが、 乾燥が完全ではなかったため、残骸の内側から脱皮するように新たなヘドラが出現し、逃亡を図る。 しかし、放射熱線の応用による空中飛行で追撃してきたゴジラに電 極板へ連れ戻され、 電流を浴びて再び押し倒されたうえに未乾燥の内部をえぐり出され、さらなる電流を浴びせられたことで完全死を迎える。 ただし、エピローグではすでに「新たなヘドラ」が誕生していることが示唆されている。 上記のとおり、乾燥には弱いものの完全に倒すことは非常に難しく、ゴジラ史上に残る難敵となっている。 なお、他の怪獣を交えずに全編通してゴジラと1対1で戦った怪獣は、『キングコング対ゴジラ』(1962年)のキングコング以来9年ぶり。 以後の作品では複数の怪獣が登場するタッグマッチ、あるいはハンディキャップマッチ形式が一般的になり、 ヘドラは昭和ゴジラシリーズで最後にゴジラとシングル(1体1)で戦った怪獣となった。 スーツアクターは前述したように中山が担当しており、彼の入った最初の怪獣であるが、スーツデザインと重量の関係からあまり動けず、 ゴジラに入っていた中島春雄がリードしてゴジラが立ち回る感じのアクションにされたという。 劇中、ヘドラが工場の煙突から煙を吸い上げるシーンはスーツ内に中山が入ったままであり、「非常に苦しかった」と語っている。 また、一度撮影中に転んで起き上がれなくなってしまったことがある。 名称 関連書籍などでは各形態は水中棲息期、上陸期、飛行期と表記されるが、最後の形態は成長期、完全期、巨大化期と表記が分かれている。 劇場予告編では「公害怪獣」ではなく、「忍者怪獣」と表記されていた。 中島春雄やスタッフからは「ゴミ」と呼ばれていた。 備考 監督の坂野義光は敵役ヘドラの造形に関し、自ら脚本にト書きを入れるほどのこだわり (ヘドラの目玉について脚本に「女性器のような」という記述を加えるなど)を見せ、飛行態などのデザインにも積極的に関わっている。 撮影初日にはヘドラの体に毒々しい反射素材の色彩を加えようと思いつき、自ら塗装を始め、ついにはこの作業に1日を費やしてしまった。 アライグマ(洗熊、浣熊、学名:Procyon lotor)は、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。 アライグマ属の模式種。タヌキに似ており、アライグマを英語でraccoon (common raccoon) と呼ぶのに対し、タヌキは raccoon dog と呼ぶ。 前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である。雑食性であり、小動物を捕獲して食べる。 北アメリカ原産で、日本やヨーロッパにも外来種として生息する。移入後の繁殖により、農作物への被害や生態系への影響などが問題となっている。 形態 頭胴長42 - 60 cm尾長20 - 41 cm、体重4 - 10 kg。飼育下では体重が20 kgに達するものもいる。 灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。 タヌキと誤認されることが多いが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である。 また、足が黒いタヌキやニホンアナグマと比べて、アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある。 さらに、クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため、 足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。 歯式は、3/3, 1/1, 4/4, 2/2の合計40本(切歯は上下で3本ずつ、犬歯は上下で1本ずつ、 前臼歯は上下4本ずつ、後臼歯は上下2本ずつの合計40本の歯をもつ)。 乳頭数は、胸部・腹部・鼠蹊部にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される。 分布 アメリカ合衆国、カナダ南部、中央アメリカ(メキシコなど)を原産地とする。 日本では海外からの移入により広い地域に定着する。 また、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソ連のベラルーシやアゼルバイジャン、 西インド諸島といった国々にも外来種として定着している。 生息地 基本的に水辺近くの森林に生息するが、湿地、農耕地、海岸、都市といった幅広い環境に適応できる。 アメリカにおけるアライグマの都市部への生息範囲の拡大は顕著で、最初の都市部への定着報告は1920年代に始まり、 ワシントンD.C、ニューヨーク、シカゴ、トロントなど各地の都市に拡大している。基本的に夜行性だが、昼でも活動することがある。 自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む。 四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく、立体的な行動をみせる。 行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、 低い個体数密度では逆に拡大するといったように環境条件によって変化する。 人間との関わり ペット アライグマはその可愛らしい風貌からペットとして人気が高かった。 原産地であるアメリカでもペットとして飼育されており、例えば、アメリカ合衆国第30代大統領カルビン・クーリッジの妻である グレース・クーリッジは、レベッカという名のアライグマを可愛がっていたという逸話がある。 自宅の庭先に現れる野生のアライグマに餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいる。 (ただし野生生物への餌付けは、個体数の増加のほかに、感染症や物理的傷害を受けるリスクがあるため好ましくないとされている。) 2005年以降の日本では、アライグマは日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、 外来生物法により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究などの例外を除き、 アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である。 飼育 人工的な環境下での寿命はおよそ14年。 主食として、にんじん、りんご、バナナ、副食としてドッグフードを与え、水は食物を水につける習性があるので大きめの容器を使う。 ケージは幼獣では犬用のペットケージで間に合うが、成長すると運動量が増えるため、 木登り用の止まり木を含む、10平米以上の広さのケージを必要とする。 日本国内では地方自治体が条例によってケージの規格を指定している場合がある。 手先が器用で、簡易的な飼育設備ではすぐに脱走してしまうため施錠が必要。 飼育環境としては、アライグマは比較的丈夫であるため、気温や湿度に神経質になる必要はないが、 日当たりがあって風通しのよい環境に置くとされている。 幼少期においては人に懐くが(ただし、幼少期の時点で暴れる個体もあり、性格の差が激しい)、 成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物である。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヘドラ 体長 0.1ミリメートルから20メートル(水中棲息期) 30メートル(上陸期) 40メートル(飛行期) 60メートル(完全期) 体重:4万8千トン(最大時) 攻撃:ヘドリューム光線、ヘドロ弾、硫酸ミスト 劇中での命名者は海洋生物学者、矢野徹の息子である研少年。また、最初に上陸した際、驚いた研に短剣で腹部を切り裂かれている。 宇宙より隕石に乗って飛来したとうかがえる鉱物起源の生命体へドリュウムが、 都市近海に堆積していたヘドロや公害による汚染物質と結合し、成長した姿。 本作でヘドラに入り、後年には平成ゴジラに入ることとなるスーツアクターの薩摩剣八郎(本作では「中山剣吾」名義)いわく 「ぼろぞうきんを重ね合わせた海坊主の幽霊みたい」な姿をしており、赤い目が縦に開いている。 身体は乾燥するとボロボロに崩れるが、完全死を迎える前に水分が補給されると、破片の個々がオタマジャクシ似の形態に実体化する。 それらは合体して大きな身体を形成するうえ、成長するにしたがって生える陸上用の足による二足歩行化を経て、 最終的には飛行能力や光線発射能力まで発現する。飛行形態でゴジラを楽々と持ち運ぶほどの怪力や自らの体液でもあるヘドロなど、 さまざまな能力を駆使してゴジラを苦しめた強敵である。 ヘドラが通った後には硫酸ミストがまき散らされ、金属は錆びて人間は骨と化す。 ヘドロや工場排気を吸い込んで取り込むため、一時的には環境を改善しているようにも思えるが、 結局はその汚染物質を他の地域へ拡散させるため、「公害問題が、工業地帯など限られた地域に犠牲を強いている」という批判をも体現している。 飛行や光線の原動力は体内での核爆発と設定されており、劇中で矢野博士は「恒星同様のもの」と解釈している。 誕生当初は海でタンカーなどを襲っていたが、半ばまで成長すると上陸して工場地帯を襲撃し、そこでゴジラとの初戦に突入する。 ゴジラの放射熱線を受けて一時退散した後、まもなく飛行能力を得て再来した際には周辺の都市と人間に大被害を与え、 再戦したゴジラを翻弄する。その後、矢野博士の研究により最後まで水分を飛ばせば完全に殺すことが可能と推察され、 自衛隊の協力で設置された大型の電 極 板に誘き寄せられるが、トラブルの連続によりダメージとならず、三度現れたゴジラと交戦する。 そこでもゴジラの左目を潰し、右腕を白骨化させるなど激しい戦いを繰り広げるが、 ついにゴジラの放射熱線で機能を発揮した電極 板の雷電攻撃を受けてダウンする。これにより絶命したかに思われたが、 乾燥が完全ではなかったため、残骸の内側から脱皮するように新たなヘドラが出現し、逃亡を図る。 しかし、放射熱線の応用による空中飛行で追撃してきたゴジラに電 極板へ連れ戻され、 電流を浴びて再び押し倒されたうえに未乾燥の内部をえぐり出され、さらなる電流を浴びせられたことで完全死を迎える。 ただし、エピローグではすでに「新たなヘドラ」が誕生していることが示唆されている。 上記のとおり、乾燥には弱いものの完全に倒すことは非常に難しく、ゴジラ史上に残る難敵となっている。 なお、他の怪獣を交えずに全編通してゴジラと1対1で戦った怪獣は、『キングコング対ゴジラ』(1962年)のキングコング以来9年ぶり。 以後の作品では複数の怪獣が登場するタッグマッチ、あるいはハンディキャップマッチ形式が一般的になり、 ヘドラは昭和ゴジラシリーズで最後にゴジラとシングル(1体1)で戦った怪獣となった。 スーツアクターは前述したように中山が担当しており、彼の入った最初の怪獣であるが、スーツデザインと重量の関係からあまり動けず、 ゴジラに入っていた中島春雄がリードしてゴジラが立ち回る感じのアクションにされたという。 劇中、ヘドラが工場の煙突から煙を吸い上げるシーンはスーツ内に中山が入ったままであり、「非常に苦しかった」と語っている。 また、一度撮影中に転んで起き上がれなくなってしまったことがある。 名称 関連書籍などでは各形態は水中棲息期、上陸期、飛行期と表記されるが、最後の形態は成長期、完全期、巨大化期と表記が分かれている。 劇場予告編では「公害怪獣」ではなく、「忍者怪獣」と表記されていた。 中島春雄やスタッフからは「ゴミ」と呼ばれていた。 備考 監督の坂野義光は敵役ヘドラの造形に関し、自ら脚本にト書きを入れるほどのこだわり (ヘドラの目玉について脚本に「女性器のような」という記述を加えるなど)を見せ、飛行態などのデザインにも積極的に関わっている。 撮影初日にはヘドラの体に毒々しい反射素材の色彩を加えようと思いつき、自ら塗装を始め、ついにはこの作業に1日を費やしてしまった。 アライグマ(洗熊、浣熊、学名:Procyon lotor)は、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。 アライグマ属の模式種。タヌキに似ており、アライグマを英語でraccoon (common raccoon) と呼ぶのに対し、タヌキは raccoon dog と呼ぶ。 前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である。雑食性であり、小動物を捕獲して食べる。 北アメリカ原産で、日本やヨーロッパにも外来種として生息する。移入後の繁殖により、農作物への被害や生態系への影響などが問題となっている。 形態 頭胴長42 - 60 cm尾長20 - 41 cm、体重4 - 10 kg。飼育下では体重が20 kgに達するものもいる。 灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。 タヌキと誤認されることが多いが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である。 また、足が黒いタヌキやニホンアナグマと比べて、アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある。 さらに、クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため、 足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。 歯式は、3/3, 1/1, 4/4, 2/2の合計40本(切歯は上下で3本ずつ、犬歯は上下で1本ずつ、 前臼歯は上下4本ずつ、後臼歯は上下2本ずつの合計40本の歯をもつ)。 乳頭数は、胸部・腹部・鼠蹊部にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される。 分布 アメリカ合衆国、カナダ南部、中央アメリカ(メキシコなど)を原産地とする。 日本では海外からの移入により広い地域に定着する。 また、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソ連のベラルーシやアゼルバイジャン、 西インド諸島といった国々にも外来種として定着している。 生息地 基本的に水辺近くの森林に生息するが、湿地、農耕地、海岸、都市といった幅広い環境に適応できる。 アメリカにおけるアライグマの都市部への生息範囲の拡大は顕著で、最初の都市部への定着報告は1920年代に始まり、 ワシントンD.C、ニューヨーク、シカゴ、トロントなど各地の都市に拡大している。基本的に夜行性だが、昼でも活動することがある。 自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む。 四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく、立体的な行動をみせる。 行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、 低い個体数密度では逆に拡大するといったように環境条件によって変化する。 人間との関わり ペット アライグマはその可愛らしい風貌からペットとして人気が高かった。 原産地であるアメリカでもペットとして飼育されており、例えば、アメリカ合衆国第30代大統領カルビン・クーリッジの妻である グレース・クーリッジは、レベッカという名のアライグマを可愛がっていたという逸話がある。 自宅の庭先に現れる野生のアライグマに餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいる。 (ただし野生生物への餌付けは、個体数の増加のほかに、感染症や物理的傷害を受けるリスクがあるため好ましくないとされている。) 2005年以降の日本では、アライグマは日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、 外来生物法により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究などの例外を除き、 アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である。 飼育 人工的な環境下での寿命はおよそ14年。 主食として、にんじん、りんご、バナナ、副食としてドッグフードを与え、水は食物を水につける習性があるので大きめの容器を使う。 ケージは幼獣では犬用のペットケージで間に合うが、成長すると運動量が増えるため、 木登り用の止まり木を含む、10平米以上の広さのケージを必要とする。 日本国内では地方自治体が条例によってケージの規格を指定している場合がある。 手先が器用で、簡易的な飼育設備ではすぐに脱走してしまうため施錠が必要。 飼育環境としては、アライグマは比較的丈夫であるため、気温や湿度に神経質になる必要はないが、 日当たりがあって風通しのよい環境に置くとされている。 幼少期においては人に懐くが(ただし、幼少期の時点で暴れる個体もあり、性格の差が激しい)、 成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物である。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 >>343 長文コピペ荒らしは自分が気に入っていたアニゴジを皆から叩かれた復讐で荒らしだしたんやで 俺もアニゴジ一部は結構好きだったんだけど二部がなぁ…。ちゃんとメカゴジラを出してればここまで叩かれなかった 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 >>342 まじかよ...ゴジラのゴの字も語ってないんだぞ... >>398 長文コピペNGにしちゃったからほぼ見えてないのよねw 2万年経ったら破棄してたメカゴジラが都市飲み込んでましたって設定と決戦起動増殖都市って言葉の響きには「おおお!」ってなったんだけどね...ちゃんとメカゴジラも見たかったなぁとホント思うよ あれからの星を喰う者のチラシ見て「首しか写っとらんが大丈夫か...?」って思ってたらさぁ... >>402 だ~か~ら~山ちゃんのゴジ泣きゴジストーリーというゴミゴジラを見ない事が真のゴジラファンのあるべき姿っつてんだからゴジラに関して言及してるだろノータリンかよwww >>403 メカゴジラの件については予算が無かったか、或いはGVKとの兼ね合いで事前にメカゴジラを出さないよう契約をしていたかのどちらかだな まあ東宝サイドがシンゴジのヒットをそのまま成功の法則と勘違いして怪獣プロレスを否定して作ったらこうなるわな で、全く同じ失敗をSPでもやってるというねw >>406 契約はKOM前にギドラ出してるから憶測までしか行けんね ゴジラ一体しか映画に出ないならいいけど、複数怪獣出たらプロレスやって欲しいと思うよなぁ SPは正直途中から何がなにやら... エメゴジのアニメみたいのでよかったんじゃと思いながら見てたよ >>407 実写とアニメってユーザーから求められてるものが違うんよな 自分が知ってる、馴染みのある世界観の延長線上を好まれるのが実写 ケレン味、ファンタジーでナンボのアニメ そのアニメで求められてるものを全否定して作ってもそりゃ当然コケるわな、と ただ勘違いして欲しくないのは「ゴジラをアニメでやる」事自体は間違ってないのよ やり方が悪すぎただけ アライグマ(洗熊、浣熊、学名:Procyon lotor)は、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。 アライグマ属の模式種。タヌキに似ており、アライグマを英語でraccoon (common raccoon) と呼ぶのに対し、タヌキは raccoon dog と呼ぶ。 前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である。雑食性であり、小動物を捕獲して食べる。 北アメリカ原産で、日本やヨーロッパにも外来種として生息する。移入後の繁殖により、農作物への被害や生態系への影響などが問題となっている。 形態 頭胴長42 - 60 cm尾長20 - 41 cm、体重4 - 10 kg。飼育下では体重が20 kgに達するものもいる。 灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。 タヌキと誤認されることが多いが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である。 また、足が黒いタヌキやニホンアナグマと比べて、アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある。 さらに、クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため、 足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。 歯式は、3/3, 1/1, 4/4, 2/2の合計40本(切歯は上下で3本ずつ、犬歯は上下で1本ずつ、 前臼歯は上下4本ずつ、後臼歯は上下2本ずつの合計40本の歯をもつ)。 乳頭数は、胸部・腹部・鼠蹊部にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される。 分布 アメリカ合衆国、カナダ南部、中央アメリカ(メキシコなど)を原産地とする。 日本では海外からの移入により広い地域に定着する。 また、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソ連のベラルーシやアゼルバイジャン、 西インド諸島といった国々にも外来種として定着している。 生息地 基本的に水辺近くの森林に生息するが、湿地、農耕地、海岸、都市といった幅広い環境に適応できる。 アメリカにおけるアライグマの都市部への生息範囲の拡大は顕著で、最初の都市部への定着報告は1920年代に始まり、 ワシントンD.C、ニューヨーク、シカゴ、トロントなど各地の都市に拡大している。基本的に夜行性だが、昼でも活動することがある。 自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む。 四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく、立体的な行動をみせる。 行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、 低い個体数密度では逆に拡大するといったように環境条件によって変化する。 人間との関わり ペット アライグマはその可愛らしい風貌からペットとして人気が高かった。 原産地であるアメリカでもペットとして飼育されており、例えば、アメリカ合衆国第30代大統領カルビン・クーリッジの妻である グレース・クーリッジは、レベッカという名のアライグマを可愛がっていたという逸話がある。 自宅の庭先に現れる野生のアライグマに餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいる。 (ただし野生生物への餌付けは、個体数の増加のほかに、感染症や物理的傷害を受けるリスクがあるため好ましくないとされている。) 2005年以降の日本では、アライグマは日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、 外来生物法により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究などの例外を除き、 アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である。 飼育 人工的な環境下での寿命はおよそ14年。 主食として、にんじん、りんご、バナナ、副食としてドッグフードを与え、水は食物を水につける習性があるので大きめの容器を使う。 ケージは幼獣では犬用のペットケージで間に合うが、成長すると運動量が増えるため、 木登り用の止まり木を含む、10平米以上の広さのケージを必要とする。 日本国内では地方自治体が条例によってケージの規格を指定している場合がある。 手先が器用で、簡易的な飼育設備ではすぐに脱走してしまうため施錠が必要。 飼育環境としては、アライグマは比較的丈夫であるため、気温や湿度に神経質になる必要はないが、 日当たりがあって風通しのよい環境に置くとされている。 幼少期においては人に懐くが(ただし、幼少期の時点で暴れる個体もあり、性格の差が激しい)、 成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物である。 ヘドラ 体長 0.1ミリメートルから20メートル(水中棲息期) 30メートル(上陸期) 40メートル(飛行期) 60メートル(完全期) 体重:4万8千トン(最大時) 攻撃:ヘドリューム光線、ヘドロ弾、硫酸ミスト 劇中での命名者は海洋生物学者、矢野徹の息子である研少年。また、最初に上陸した際、驚いた研に短剣で腹部を切り裂かれている。 宇宙より隕石に乗って飛来したとうかがえる鉱物起源の生命体へドリュウムが、 都市近海に堆積していたヘドロや公害による汚染物質と結合し、成長した姿。 本作でヘドラに入り、後年には平成ゴジラに入ることとなるスーツアクターの薩摩剣八郎(本作では「中山剣吾」名義)いわく 「ぼろぞうきんを重ね合わせた海坊主の幽霊みたい」な姿をしており、赤い目が縦に開いている。 身体は乾燥するとボロボロに崩れるが、完全死を迎える前に水分が補給されると、破片の個々がオタマジャクシ似の形態に実体化する。 それらは合体して大きな身体を形成するうえ、成長するにしたがって生える陸上用の足による二足歩行化を経て、 最終的には飛行能力や光線発射能力まで発現する。飛行形態でゴジラを楽々と持ち運ぶほどの怪力や自らの体液でもあるヘドロなど、 さまざまな能力を駆使してゴジラを苦しめた強敵である。 ヘドラが通った後には硫酸ミストがまき散らされ、金属は錆びて人間は骨と化す。 ヘドロや工場排気を吸い込んで取り込むため、一時的には環境を改善しているようにも思えるが、 結局はその汚染物質を他の地域へ拡散させるため、「公害問題が、工業地帯など限られた地域に犠牲を強いている」という批判をも体現している。 飛行や光線の原動力は体内での核爆発と設定されており、劇中で矢野博士は「恒星同様のもの」と解釈している。 誕生当初は海でタンカーなどを襲っていたが、半ばまで成長すると上陸して工場地帯を襲撃し、そこでゴジラとの初戦に突入する。 ゴジラの放射熱線を受けて一時退散した後、まもなく飛行能力を得て再来した際には周辺の都市と人間に大被害を与え、 再戦したゴジラを翻弄する。その後、矢野博士の研究により最後まで水分を飛ばせば完全に殺すことが可能と推察され、 自衛隊の協力で設置された大型の電 極 板に誘き寄せられるが、トラブルの連続によりダメージとならず、三度現れたゴジラと交戦する。 そこでもゴジラの左目を潰し、右腕を白骨化させるなど激しい戦いを繰り広げるが、 ついにゴジラの放射熱線で機能を発揮した電極 板の雷電攻撃を受けてダウンする。これにより絶命したかに思われたが、 乾燥が完全ではなかったため、残骸の内側から脱皮するように新たなヘドラが出現し、逃亡を図る。 しかし、放射熱線の応用による空中飛行で追撃してきたゴジラに電 極板へ連れ戻され、 電流を浴びて再び押し倒されたうえに未乾燥の内部をえぐり出され、さらなる電流を浴びせられたことで完全死を迎える。 ただし、エピローグではすでに「新たなヘドラ」が誕生していることが示唆されている。 上記のとおり、乾燥には弱いものの完全に倒すことは非常に難しく、ゴジラ史上に残る難敵となっている。 なお、他の怪獣を交えずに全編通してゴジラと1対1で戦った怪獣は、『キングコング対ゴジラ』(1962年)のキングコング以来9年ぶり。 以後の作品では複数の怪獣が登場するタッグマッチ、あるいはハンディキャップマッチ形式が一般的になり、 ヘドラは昭和ゴジラシリーズで最後にゴジラとシングル(1体1)で戦った怪獣となった。 スーツアクターは前述したように中山が担当しており、彼の入った最初の怪獣であるが、スーツデザインと重量の関係からあまり動けず、 ゴジラに入っていた中島春雄がリードしてゴジラが立ち回る感じのアクションにされたという。 劇中、ヘドラが工場の煙突から煙を吸い上げるシーンはスーツ内に中山が入ったままであり、「非常に苦しかった」と語っている。 また、一度撮影中に転んで起き上がれなくなってしまったことがある。 名称 関連書籍などでは各形態は水中棲息期、上陸期、飛行期と表記されるが、最後の形態は成長期、完全期、巨大化期と表記が分かれている。 劇場予告編では「公害怪獣」ではなく、「忍者怪獣」と表記されていた。 中島春雄やスタッフからは「ゴミ」と呼ばれていた。 備考 監督の坂野義光は敵役ヘドラの造形に関し、自ら脚本にト書きを入れるほどのこだわり (ヘドラの目玉について脚本に「女性器のような」という記述を加えるなど)を見せ、飛行態などのデザインにも積極的に関わっている。 撮影初日にはヘドラの体に毒々しい反射素材の色彩を加えようと思いつき、自ら塗装を始め、ついにはこの作業に1日を費やしてしまった。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 なんでフライングしてんのかと思ったら埋め立てかよ… >>408 メカゴジラシティなんかは実写じゃやらんだろうなぁと思ったね アニメでやらないと変て表現もあるしね ジョジョとかCGは頑張ってると思ったけど実写でやるとやっぱ浮くなぁと感じたし。 アニメ化して2番手3番手にアニゴジとかSPみたいなことしたらもう少し違ったんじゃないかと思うんだよなぁ アニゴジは1作目のゴジラだと思ったらミニラだったってところがピークだった アライグマ(洗熊、浣熊、学名:Procyon lotor)は、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。 アライグマ属の模式種。タヌキに似ており、アライグマを英語でraccoon (common raccoon) と呼ぶのに対し、タヌキは raccoon dog と呼ぶ。 前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である。雑食性であり、小動物を捕獲して食べる。 北アメリカ原産で、日本やヨーロッパにも外来種として生息する。移入後の繁殖により、農作物への被害や生態系への影響などが問題となっている。 形態 頭胴長42 - 60 cm尾長20 - 41 cm、体重4 - 10 kg。飼育下では体重が20 kgに達するものもいる。 灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。 タヌキと誤認されることが多いが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である。 また、足が黒いタヌキやニホンアナグマと比べて、アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある。 さらに、クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため、 足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。 歯式は、3/3, 1/1, 4/4, 2/2の合計40本(切歯は上下で3本ずつ、犬歯は上下で1本ずつ、 前臼歯は上下4本ずつ、後臼歯は上下2本ずつの合計40本の歯をもつ)。 乳頭数は、胸部・腹部・鼠蹊部にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される。 分布 アメリカ合衆国、カナダ南部、中央アメリカ(メキシコなど)を原産地とする。 日本では海外からの移入により広い地域に定着する。 また、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソ連のベラルーシやアゼルバイジャン、 西インド諸島といった国々にも外来種として定着している。 生息地 基本的に水辺近くの森林に生息するが、湿地、農耕地、海岸、都市といった幅広い環境に適応できる。 アメリカにおけるアライグマの都市部への生息範囲の拡大は顕著で、最初の都市部への定着報告は1920年代に始まり、 ワシントンD.C、ニューヨーク、シカゴ、トロントなど各地の都市に拡大している。基本的に夜行性だが、昼でも活動することがある。 自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む。 四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく、立体的な行動をみせる。 行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、 低い個体数密度では逆に拡大するといったように環境条件によって変化する。 人間との関わり ペット アライグマはその可愛らしい風貌からペットとして人気が高かった。 原産地であるアメリカでもペットとして飼育されており、例えば、アメリカ合衆国第30代大統領カルビン・クーリッジの妻である グレース・クーリッジは、レベッカという名のアライグマを可愛がっていたという逸話がある。 自宅の庭先に現れる野生のアライグマに餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいる。 (ただし野生生物への餌付けは、個体数の増加のほかに、感染症や物理的傷害を受けるリスクがあるため好ましくないとされている。) 2005年以降の日本では、アライグマは日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、 外来生物法により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究などの例外を除き、 アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である。 飼育 人工的な環境下での寿命はおよそ14年。 主食として、にんじん、りんご、バナナ、副食としてドッグフードを与え、水は食物を水につける習性があるので大きめの容器を使う。 ケージは幼獣では犬用のペットケージで間に合うが、成長すると運動量が増えるため、 木登り用の止まり木を含む、10平米以上の広さのケージを必要とする。 日本国内では地方自治体が条例によってケージの規格を指定している場合がある。 手先が器用で、簡易的な飼育設備ではすぐに脱走してしまうため施錠が必要。 飼育環境としては、アライグマは比較的丈夫であるため、気温や湿度に神経質になる必要はないが、 日当たりがあって風通しのよい環境に置くとされている。 幼少期においては人に懐くが(ただし、幼少期の時点で暴れる個体もあり、性格の差が激しい)、 成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物である。 ヘドラ 体長 0.1ミリメートルから20メートル(水中棲息期) 30メートル(上陸期) 40メートル(飛行期) 60メートル(完全期) 体重:4万8千トン(最大時) 攻撃:ヘドリューム光線、ヘドロ弾、硫酸ミスト 劇中での命名者は海洋生物学者、矢野徹の息子である研少年。また、最初に上陸した際、驚いた研に短剣で腹部を切り裂かれている。 宇宙より隕石に乗って飛来したとうかがえる鉱物起源の生命体へドリュウムが、 都市近海に堆積していたヘドロや公害による汚染物質と結合し、成長した姿。 本作でヘドラに入り、後年には平成ゴジラに入ることとなるスーツアクターの薩摩剣八郎(本作では「中山剣吾」名義)いわく 「ぼろぞうきんを重ね合わせた海坊主の幽霊みたい」な姿をしており、赤い目が縦に開いている。 身体は乾燥するとボロボロに崩れるが、完全死を迎える前に水分が補給されると、破片の個々がオタマジャクシ似の形態に実体化する。 それらは合体して大きな身体を形成するうえ、成長するにしたがって生える陸上用の足による二足歩行化を経て、 最終的には飛行能力や光線発射能力まで発現する。飛行形態でゴジラを楽々と持ち運ぶほどの怪力や自らの体液でもあるヘドロなど、 さまざまな能力を駆使してゴジラを苦しめた強敵である。 ヘドラが通った後には硫酸ミストがまき散らされ、金属は錆びて人間は骨と化す。 ヘドロや工場排気を吸い込んで取り込むため、一時的には環境を改善しているようにも思えるが、 結局はその汚染物質を他の地域へ拡散させるため、「公害問題が、工業地帯など限られた地域に犠牲を強いている」という批判をも体現している。 飛行や光線の原動力は体内での核爆発と設定されており、劇中で矢野博士は「恒星同様のもの」と解釈している。 誕生当初は海でタンカーなどを襲っていたが、半ばまで成長すると上陸して工場地帯を襲撃し、そこでゴジラとの初戦に突入する。 ゴジラの放射熱線を受けて一時退散した後、まもなく飛行能力を得て再来した際には周辺の都市と人間に大被害を与え、 再戦したゴジラを翻弄する。その後、矢野博士の研究により最後まで水分を飛ばせば完全に殺すことが可能と推察され、 自衛隊の協力で設置された大型の電 極 板に誘き寄せられるが、トラブルの連続によりダメージとならず、三度現れたゴジラと交戦する。 そこでもゴジラの左目を潰し、右腕を白骨化させるなど激しい戦いを繰り広げるが、 ついにゴジラの放射熱線で機能を発揮した電極 板の雷電攻撃を受けてダウンする。これにより絶命したかに思われたが、 乾燥が完全ではなかったため、残骸の内側から脱皮するように新たなヘドラが出現し、逃亡を図る。 しかし、放射熱線の応用による空中飛行で追撃してきたゴジラに電 極板へ連れ戻され、 電流を浴びて再び押し倒されたうえに未乾燥の内部をえぐり出され、さらなる電流を浴びせられたことで完全死を迎える。 ただし、エピローグではすでに「新たなヘドラ」が誕生していることが示唆されている。 上記のとおり、乾燥には弱いものの完全に倒すことは非常に難しく、ゴジラ史上に残る難敵となっている。 なお、他の怪獣を交えずに全編通してゴジラと1対1で戦った怪獣は、『キングコング対ゴジラ』(1962年)のキングコング以来9年ぶり。 以後の作品では複数の怪獣が登場するタッグマッチ、あるいはハンディキャップマッチ形式が一般的になり、 ヘドラは昭和ゴジラシリーズで最後にゴジラとシングル(1体1)で戦った怪獣となった。 スーツアクターは前述したように中山が担当しており、彼の入った最初の怪獣であるが、スーツデザインと重量の関係からあまり動けず、 ゴジラに入っていた中島春雄がリードしてゴジラが立ち回る感じのアクションにされたという。 劇中、ヘドラが工場の煙突から煙を吸い上げるシーンはスーツ内に中山が入ったままであり、「非常に苦しかった」と語っている。 また、一度撮影中に転んで起き上がれなくなってしまったことがある。 名称 関連書籍などでは各形態は水中棲息期、上陸期、飛行期と表記されるが、最後の形態は成長期、完全期、巨大化期と表記が分かれている。 劇場予告編では「公害怪獣」ではなく、「忍者怪獣」と表記されていた。 中島春雄やスタッフからは「ゴミ」と呼ばれていた。 備考 監督の坂野義光は敵役ヘドラの造形に関し、自ら脚本にト書きを入れるほどのこだわり (ヘドラの目玉について脚本に「女性器のような」という記述を加えるなど)を見せ、飛行態などのデザインにも積極的に関わっている。 撮影初日にはヘドラの体に毒々しい反射素材の色彩を加えようと思いつき、自ら塗装を始め、ついにはこの作業に1日を費やしてしまった。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基からの大電力供給を受けて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 太陽系離脱に傾倒する中央委員会をよそに、ハルオたちは前回の対ゴジラ戦術にシティを組み込んだ新戦術を立案し、 パワードスーツを改良した新兵器「ヴァルチャー」の設計や、ゴジラ・アースへの止めとして用いる 「EMPプローブハープーン」の開発など準備を進めるが、地下で自己増殖を続けるナノメタルを見たハルオは ナノメタルへの強い不安を抱き始め、さらにナノメタルに不信感を持つ地球人の兵士たちがナノメタルを使ってシティと同化していく ビルサルドの姿を目撃して騒ぎ出すという事件が起きる。ビルサルドと地球人の間に齟齬が生じる中、 熱光学遮断フィールドが解除されたことでシティを発見したゴジラ・アースが進攻を開始する。 ヴァルチャーの本格的な量産もまだという不完全な状態で作戦開始を迫られたハルオは、 ユウコとかつての教官リルエル・ベルベとともに先行開発されていたヴァルチャーに乗り込み、ゴジラ・アースの誘導を行う。 その間に準備を整えたガルグたちは、ゴジラ・アースの足元をナノメタルで固定してEMPプローブハープーンを撃ち込むが、 ゴジラ・アースは高熱波を発生することでプローブを溶解させたうえ、シティを全身からの超高熱波で包み込む。 シティが崩壊の危機に直面する中、ガルグらビルサルドはナノメタルを纏ってシティと同化したうえ、 ヴァルチャーを特攻兵器とするためにハルオやユウコにも強制的にナノメタル強化を施そうと目論む。 それを拒絶したマーティンら地球人がシティから脱走し、辛くもフツアの鱗粉によって浸食を免れたハルオは、 メトフィエスによる説得とガルグによる主張の間で苦悩するが、苦しむユウコを救うためにガルグたちのいる管制ルームを破壊する。 その直後、ハープーンを完全に無力化したゴジラ・アースの熱線によってシティは完全に破壊され、 ハルオはヴァルチャーからユウコを救出するが間に合わず、変わり果てた彼女を抱きしめながら慟哭どうこくする。 星を喰う者 メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。 一方、メトフィエスはハルオがナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、 ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。 ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、 自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。 ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。 ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。 その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、 その中でミアナ及びマイナと交流して、生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負けというフツアの価値観を知る。 そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、 想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。 しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、 遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、 この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。 アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、そのままギドラは地上に出現し、 迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、 エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。 20世紀末、人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「ゴジラ」の脅威に晒されるようになった。 半世紀に渡り敗走を重ねた人類は種全体の存続を図り、一部の人間を他星に移住させる計画を立案する。 2048年3月14日、恒星間移民船の1つ「アラトラム号」はコンピュータによって選抜された一部の人間と、 同盟を結んでいた異星人種「エクシフ」と「ビルサルド」を乗せ、11.9光年彼方の惑星くじら座タウ星eを目指して旅立った。 怪獣惑星 出発から約22年後。 過酷な宇宙生活の末に人類はタウ星eに到着するが、そこは人類の生存に適さない環境であり、移住計画は事実上失敗に終わる。 老人ばかりの志願者たちで入植を強行しようとする中央委員会に対し、 ハルオ・サカキはタウe星からの即刻退去と移民プランの完全棄却を要求して揚陸艇に篭城するも拘束され、 タウ星eへの着陸を試みた揚陸艇は降下中の事故で全員死亡する。 今後の移民が困難となり、さらにハルオがエクシフの軍属神官メトフィエスの協力で立案した「対ゴジラ戦術」がリークされたことで、 船員たちの間では地球帰還を望む声が高まり、中央委員会は地球への帰還を決断する。 アラトラム号は長距離亜空間航行を用いて往路よりもはるかに短い時間で地球へと到着する。 しかし、亜空間航行の影響で地球では約2万年[注釈 2]もの歳月が経過していたうえ、調査の結果、未だにゴジラが生存していることが判明する。 中央委員会は帰還を諦めようとするが、メトフィエスの後押しでハルオの戦術案が採用され、 ゴジラ殲滅のため600名からなる地球降下部隊を派遣することが決定する。 保釈されたハルオは、幼なじみのユウコ・タニやエリオット・リーランドと共に地球に降下し、 ゴジラ捜索のための準備と変わり果てた地球環境の調査を進める。 しかしその最中、ゴジラに捜索に当たる予定だったリーランドの部隊が怪獣セルヴァムの襲撃に遭い、被害を受ける。 さらなる犠牲を避けるため、メトフィエスの案でリーランドたちは仲間の部隊との合流を経て撤退を試みるが、 部隊は事前の作戦ルートを行軍中にゴジラと遭遇する。ハルオはゴジラの防御力の要である非対称性透過シールドの電磁パルスパターンを解析するため 単身ゴジラに挑み、それを支援しようと単身ゴジラに攻撃を仕掛けたリーランドの死と引き換えにデータの入手に成功する。 ゴジラから逃れ、ビルサルドの技術士官ムルエル・ガルグと合流したハルオは指揮権を掌握したメトフィエスから指揮権を委譲され、 作戦の続行を決定する。ハルオたちは多くの犠牲を払いながらも作戦を進め、ついにゴジラのシールドを一時的に無力化し、撃破に成功する。 念願のゴジラ討伐を果たした一同は歓喜するが、環境生物学者マーティン・ラッザリは、 今回討伐したゴジラが経過年月と比較して何の変化もないことから、2万年前の個体とは別である可能性を指摘する。 そして、マーティンの推測を裏付けるかのようにハルオたちの前に2万年もの間300メートルの大きさまで進化を続けた 「ゴジラ・アース」が出現し、部隊はまたたく間に壊滅に追い込まれる。 決戦機動増殖都市 ゴジラ・アースの攻撃で気を失っていたハルオが意識を取り戻すとそこは木造の住居で、しかも自分の身体もすでに治療されていたことに驚く。 はぐれた仲間を探そうとした家を出た所を家主らしき人型種族の少女に遭遇、ハルオは慌てて逃げ出した彼女を追いかけてどうにか接触し、 自らの命の恩人となった少女のミアナと交流を結ぶ。 一方、ユウコ、アダム、ベルベを含む残存部隊の一つがミアナの同族と思しき少女に襲われていたが、 そこにハルオとミアナが駆けつけたことで助かり、改めてミアナたち民族の集落に客人として招き入れられると 先に保護されていたマーティンやガルグとも再会する。ハルオたちは、ミアナとその姉のマイナから彼らのいう神の卵の意思を介し、 彼女らの種族の名が「フツア」であること、そのフツアの神もすでにゴジラに殺され、もはやゴジラに敵う術はないという話を聞かされる。 マーティンは、フツアが2万年前の人類の末裔で、現在の環境に適応するために昆虫の特徴を取り込んだ新人類だと推測する。 その後、生存者たちからも退却案が飛び出す中、とにかく軌道上の母船と連絡を取ろうと揚陸艇のコクピットブロックを探す途中で メトフィエスとも合流できたハルオたちは母船に迎えを要請するが、ガルグはマイナがセルヴァム撃退に使った狩猟道具に かつて対ゴジラ用最終決戦兵器として建造された「メカゴジラ」の構成素材「ナノメタル」が用いられていることに気づき、 その生産プラントが残されている可能性を見い出す。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。 化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。 一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、 原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。 ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、 原発は倒壊した。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォードは、 父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、 立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。 原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、 フォードと共に禁止区域へ再侵入し実家に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、 原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、 すでに繭は羽化を開始していた。羽化した生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、 施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに 原子力空母「サラトガ」にて「ムートー」と名付けられた巨大生物を追う。 モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物「ゴジラ」を研究し、 その存在を社会から隠蔽する事だった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。 ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。 怪獣はホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。 両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。 一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、 ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。 サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、 芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。 弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、 殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、 雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。 もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、 雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、 数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。 フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。 湾内に浮上したゴジラはゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。 ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。 その傍らでフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は激しく時限装置を停止させることが出来ない。 部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。 一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、 横転しているタンクローリーのガソリンを利用し巣全体を爆破する。 ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、 巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を放棄したことで形勢が逆転、 熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。 一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、 追って来たゴジラに熱線を放たれ絶命する。エネルギーを消耗したゴジラはその場に崩れ落ちた。 核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、遥か遠くの沖合いで大爆発した。 翌朝、フォードは避難所のコロシアムに訪れ、そこで家族との再会を果たす。 一方で、瓦礫の中で死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。 万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは咆哮を上げ海中へと姿を消していったのであった。 ゴジラとムートーの戦いから5年後、 巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、 以後世界各地で休眠状態の怪獣が次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。 中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置された第61前哨基地ではモナークの科学者エマ・ラッセル博士と 娘のマディソンらが孵化した"モスラ"の幼虫との交信を試み、モスラの制御に成功する。 しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、 怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。その頃、モナークの有識者と政府役員との会議においてモナークは 政府や世論から怪獣への対応と被害の責任についての追及を受け、あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、 モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞いて 元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫マークに協力を要請、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなり、 マークを"ゴジラ"の生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地に招いて今後の対応を協議する。 一方、アラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることであり、 南極の第31前哨基地を占拠してモンスターゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始、 その移動予測からゴジラが南極を目指していると知るとマーク達も司令母艦「アルゴ」で南極へと向かう。 到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。 だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破、 崩壊する基地からアランはエマとマディソンを連れて逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるも、 マークと芹沢らは復活したモンスターゼロに襲われる。そこへゴジラが出現し、モンスターゼロと交戦を開始。 その戦いに巻き込まれて芹沢の助手グレアムは死亡、マークも気を失ってしまう。 そこに駆けつけたアルゴの攻撃を受けてモンスターゼロは逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消える。 アライグマ(洗熊、浣熊、学名:Procyon lotor)は、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類。 アライグマ属の模式種。タヌキに似ており、アライグマを英語でraccoon (common raccoon) と呼ぶのに対し、タヌキは raccoon dog と呼ぶ。 前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である。雑食性であり、小動物を捕獲して食べる。 北アメリカ原産で、日本やヨーロッパにも外来種として生息する。移入後の繁殖により、農作物への被害や生態系への影響などが問題となっている。 形態 頭胴長42 - 60 cm尾長20 - 41 cm、体重4 - 10 kg。飼育下では体重が20 kgに達するものもいる。 灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。 タヌキと誤認されることが多いが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である。 また、足が黒いタヌキやニホンアナグマと比べて、アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある。 さらに、クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため、 足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。 歯式は、3/3, 1/1, 4/4, 2/2の合計40本(切歯は上下で3本ずつ、犬歯は上下で1本ずつ、 前臼歯は上下4本ずつ、後臼歯は上下2本ずつの合計40本の歯をもつ)。 乳頭数は、胸部・腹部・鼠蹊部にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される。 分布 アメリカ合衆国、カナダ南部、中央アメリカ(メキシコなど)を原産地とする。 日本では海外からの移入により広い地域に定着する。 また、ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソ連のベラルーシやアゼルバイジャン、 西インド諸島といった国々にも外来種として定着している。 生息地 基本的に水辺近くの森林に生息するが、湿地、農耕地、海岸、都市といった幅広い環境に適応できる。 アメリカにおけるアライグマの都市部への生息範囲の拡大は顕著で、最初の都市部への定着報告は1920年代に始まり、 ワシントンD.C、ニューヨーク、シカゴ、トロントなど各地の都市に拡大している。基本的に夜行性だが、昼でも活動することがある。 自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む。 四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく、立体的な行動をみせる。 行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、 低い個体数密度では逆に拡大するといったように環境条件によって変化する。 人間との関わり ペット アライグマはその可愛らしい風貌からペットとして人気が高かった。 原産地であるアメリカでもペットとして飼育されており、例えば、アメリカ合衆国第30代大統領カルビン・クーリッジの妻である グレース・クーリッジは、レベッカという名のアライグマを可愛がっていたという逸話がある。 自宅の庭先に現れる野生のアライグマに餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいる。 (ただし野生生物への餌付けは、個体数の増加のほかに、感染症や物理的傷害を受けるリスクがあるため好ましくないとされている。) 2005年以降の日本では、アライグマは日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、 外来生物法により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究などの例外を除き、 アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である。 飼育 人工的な環境下での寿命はおよそ14年。 主食として、にんじん、りんご、バナナ、副食としてドッグフードを与え、水は食物を水につける習性があるので大きめの容器を使う。 ケージは幼獣では犬用のペットケージで間に合うが、成長すると運動量が増えるため、 木登り用の止まり木を含む、10平米以上の広さのケージを必要とする。 日本国内では地方自治体が条例によってケージの規格を指定している場合がある。 手先が器用で、簡易的な飼育設備ではすぐに脱走してしまうため施錠が必要。 飼育環境としては、アライグマは比較的丈夫であるため、気温や湿度に神経質になる必要はないが、 日当たりがあって風通しのよい環境に置くとされている。 幼少期においては人に懐くが(ただし、幼少期の時点で暴れる個体もあり、性格の差が激しい)、 成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物である。 ヘドラ 体長 0.1ミリメートルから20メートル(水中棲息期) 30メートル(上陸期) 40メートル(飛行期) 60メートル(完全期) 体重:4万8千トン(最大時) 攻撃:ヘドリューム光線、ヘドロ弾、硫酸ミスト 劇中での命名者は海洋生物学者、矢野徹の息子である研少年。また、最初に上陸した際、驚いた研に短剣で腹部を切り裂かれている。 宇宙より隕石に乗って飛来したとうかがえる鉱物起源の生命体へドリュウムが、 都市近海に堆積していたヘドロや公害による汚染物質と結合し、成長した姿。 本作でヘドラに入り、後年には平成ゴジラに入ることとなるスーツアクターの薩摩剣八郎(本作では「中山剣吾」名義)いわく 「ぼろぞうきんを重ね合わせた海坊主の幽霊みたい」な姿をしており、赤い目が縦に開いている。 身体は乾燥するとボロボロに崩れるが、完全死を迎える前に水分が補給されると、破片の個々がオタマジャクシ似の形態に実体化する。 それらは合体して大きな身体を形成するうえ、成長するにしたがって生える陸上用の足による二足歩行化を経て、 最終的には飛行能力や光線発射能力まで発現する。飛行形態でゴジラを楽々と持ち運ぶほどの怪力や自らの体液でもあるヘドロなど、 さまざまな能力を駆使してゴジラを苦しめた強敵である。 ヘドラが通った後には硫酸ミストがまき散らされ、金属は錆びて人間は骨と化す。 ヘドロや工場排気を吸い込んで取り込むため、一時的には環境を改善しているようにも思えるが、 結局はその汚染物質を他の地域へ拡散させるため、「公害問題が、工業地帯など限られた地域に犠牲を強いている」という批判をも体現している。 飛行や光線の原動力は体内での核爆発と設定されており、劇中で矢野博士は「恒星同様のもの」と解釈している。 誕生当初は海でタンカーなどを襲っていたが、半ばまで成長すると上陸して工場地帯を襲撃し、そこでゴジラとの初戦に突入する。 ゴジラの放射熱線を受けて一時退散した後、まもなく飛行能力を得て再来した際には周辺の都市と人間に大被害を与え、 再戦したゴジラを翻弄する。その後、矢野博士の研究により最後まで水分を飛ばせば完全に殺すことが可能と推察され、 自衛隊の協力で設置された大型の電 極 板に誘き寄せられるが、トラブルの連続によりダメージとならず、三度現れたゴジラと交戦する。 そこでもゴジラの左目を潰し、右腕を白骨化させるなど激しい戦いを繰り広げるが、 ついにゴジラの放射熱線で機能を発揮した電極 板の雷電攻撃を受けてダウンする。これにより絶命したかに思われたが、 乾燥が完全ではなかったため、残骸の内側から脱皮するように新たなヘドラが出現し、逃亡を図る。 しかし、放射熱線の応用による空中飛行で追撃してきたゴジラに電 極板へ連れ戻され、 電流を浴びて再び押し倒されたうえに未乾燥の内部をえぐり出され、さらなる電流を浴びせられたことで完全死を迎える。 ただし、エピローグではすでに「新たなヘドラ」が誕生していることが示唆されている。 上記のとおり、乾燥には弱いものの完全に倒すことは非常に難しく、ゴジラ史上に残る難敵となっている。 なお、他の怪獣を交えずに全編通してゴジラと1対1で戦った怪獣は、『キングコング対ゴジラ』(1962年)のキングコング以来9年ぶり。 以後の作品では複数の怪獣が登場するタッグマッチ、あるいはハンディキャップマッチ形式が一般的になり、 ヘドラは昭和ゴジラシリーズで最後にゴジラとシングル(1体1)で戦った怪獣となった。 スーツアクターは前述したように中山が担当しており、彼の入った最初の怪獣であるが、スーツデザインと重量の関係からあまり動けず、 ゴジラに入っていた中島春雄がリードしてゴジラが立ち回る感じのアクションにされたという。 劇中、ヘドラが工場の煙突から煙を吸い上げるシーンはスーツ内に中山が入ったままであり、「非常に苦しかった」と語っている。 また、一度撮影中に転んで起き上がれなくなってしまったことがある。 名称 関連書籍などでは各形態は水中棲息期、上陸期、飛行期と表記されるが、最後の形態は成長期、完全期、巨大化期と表記が分かれている。 劇場予告編では「公害怪獣」ではなく、「忍者怪獣」と表記されていた。 中島春雄やスタッフからは「ゴミ」と呼ばれていた。 備考 監督の坂野義光は敵役ヘドラの造形に関し、自ら脚本にト書きを入れるほどのこだわり (ヘドラの目玉について脚本に「女性器のような」という記述を加えるなど)を見せ、飛行態などのデザインにも積極的に関わっている。 撮影初日にはヘドラの体に毒々しい反射素材の色彩を加えようと思いつき、自ら塗装を始め、ついにはこの作業に1日を費やしてしまった。 2016年11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、 同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生、政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。 矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は、ネット上の一般人の動画や目撃報告から、 いち早く巨大生物の存在を示唆するが、一笑に付される。 間もなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道され政府は認識を改める。 巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸、北進を始める。 対処方針は駆除と決まり、自衛隊に害獣駆除を目的とした出動が要請される。巨大生物は北品川近くで変形、直立二足歩行を始める。 自衛隊の攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見され、攻撃は中止される。 巨大生物は突然歩行を止め京浜運河から東京湾へと姿を消す。巨大生物は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害 を出した。 巨大生物の再度襲来に備え、矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置される。 被害地域で微量の放射線量の増加が確認され、巨大生物の行動経路と一致したことから、巨大生物が放射線源と判明する。 米国より大統領次席補佐官および大統領特使が極秘裏に来日し、巨大不明生物は海洋投棄された放射性廃棄物に適応進化した、 「ゴジラ (Godzilla)」と呼称する未発表の生物であること、その研究していた牧悟郎という学者が行方不明であること、 牧が残した謎の暗号化資料等が日本側へ提供された。巨災対は、ゴジラは体内の原子炉状の器官から活動エネルギーを得ており、 そこから生じる熱は血液循環によって発散しているため、血液循環を阻害すればゴジラは生命維持のため自らスクラム停止・急激な冷却を行い、 活動停止するはずであると結論づけ、血液凝固剤の経口投与によってゴジラを凍結させる「矢口プラン」(仮称)の具体検討を始める。 11月7日、前回の倍近い大きさとなったゴジラが鎌倉市に再上陸、横浜市・川崎市を縦断して武蔵小杉に至る。 自衛隊は武蔵小杉から多摩川河川敷を戦場とした 、ゴジラの都内進入阻止のための総力作戦「タバ作戦」を実行するが、 傷一つ付けることができず、突破されてしまう。ゴジラは大田区・世田谷区・目黒区へと進行する。 米国からの大使館防衛を理由に爆撃機をグアムから日本に向かわせたとの通知を受けて、政府は正式に米国に攻撃支援を要請する。 港区にまで進行してきたゴジラに対し、米軍の爆撃機による攻撃を始め、ゴジラに初めて傷を負わせることに成功するが、 ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射しはじめ、爆撃機をすべて撃墜し、港・千代田・中央3区の市街地を破壊する。 総理大臣官邸から立川広域防災基地へ避難するところであった総理大臣らが乗ったヘリコプターも光線によって撃墜され、 総理を含め閣僚11名が死亡する。一方ゴジラは東京駅構内で活動を停止する。 政府機能は立川に移転、総理大臣臨時代理も立てられ、 矢口はゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。 米軍の爆撃で得られたゴジラの組織片の分析より、今後ゴジラは無生殖で増殖しネズミ算式に群体化していくことや、 小型化や有翼化、それにより大陸間を超えて拡散する可能性が示唆された。また2週間後には活動再開すると予測された。 国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議し、住民360万人の疎開が行われる。 巨災対は核攻撃ではなく矢口プランによるゴジラ停止の完遂を切望するが、ゴジラには元素を変換する能力もあったことが判明し、 血液凝固剤が無力化される懸念が生じてしまった。その直後、それまで謎だった牧の暗号化資料の解読の糸口が見つかり、 解読・解析結果からゴジラの元素変換機能を阻害す る極限環境微生物の分子式が得られる。 それを抑制剤として血液凝固剤と併せて投与することで解決の見通しが立った。 国連軍の熱核攻撃開始も間近に迫る中、矢口プランは、「ヤシオリ作戦」という作戦名で、日米共同作戦として開始される。 無人運転の列車を使った爆弾でゴジラを起こし、次にエネルギー消耗のみを狙った米軍の無人航空機群による攻撃が、 ゴジラが光線を出せなくなるまで続く。光線が途切れたところを付近の高層ビルをゴジラに向け爆破・倒壊させてゴジラを転倒させる。 建設機械部隊とコンクリートポンプ車隊が近づきポンプ車のアームより累計数百キロリットルの血液凝固剤をゴジラの口内に流し込む。 これらの繰り返しにより、ようや くゴジラの凍結に成功する。ゴジラは東京駅脇に凍りついたまま立ちつくす。 その尻尾の先端部には背びれを持つ人型の小柄な生物数体が、生じかけたまま静止していた ヒグラシ(Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。 日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。 日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっている。 特徴 成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。 また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。 体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。 ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。 なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(Epipomponia nawai)というガの一種が知られ、 成虫の腹部に1匹-数匹の蛆虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。 またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina)も 稀にヒグラシに寄生するとされる。 生態 日本では北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)と、ほぼ全国の範囲に生息する。 日本以外では中国大陸に分布(朝鮮半島には分布しない。かつて記録されたことがあったが、現在は誤記録とされる)。 広葉樹林やスギやヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、 九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。 俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、 実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、 ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始める。 以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。 鳴き声 オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。 標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。 日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、 気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。 夕方の日暮れ時に鳴く(稀に夜中の2時ぐらいにも鳴くことがある)ことから、 「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついた。 また奄美大島産は鳴き声が本土産と多少異なるが、後述のイシガキヒグラシほどではない。 朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われてきた。 テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。 しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:カメムシ目(半翅目) Hemiptera 亜目:ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera 上科:セミ上科 Cicadoidea 科:セミ科 Cicadidae 亜科:セミ亜科 Cicadinae 族:ホソヒグラシ族 Cicadini 属:ヒグラシ属 Tanna 種:ヒグラシ T. japonensis 学名 Tanna japonensis 和名 ヒグラシ 英名 Evening cicada G o d z i l l a K i n g o f t h e M o n s t e r s 2 0 1 9 . 5 . 3 1 そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、 ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いて その反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。 マークらはリックの提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で休眠状態のゴジラを発見するが、 潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損していたため、芹沢自らが小型潜水艇でゴジラのすぐ傍まで核弾頭を運んで手動で起爆、 ゴジラはそのエネルギーを取り込んで再起し、三度ギドラの元へと向かう。 北米でギドラとそのギドラの下に付いたラドンが暴れている間、マディソンは母がアランに勧めたオルカによる 怪獣の行動を抑制する方法を盗み聞きし、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ってアジトから脱走。 母の言った通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込んでそこの音響システムにオルカを接続、 スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、怪獣達の動きを止めることに成功する。 しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女に襲いかかる。 そこにゴジラが出現してギドラの攻撃からマディソンを救い、ゴジラおよびアルゴを含めた米軍はギドラに攻撃を仕掛ける。 マークもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、 ゴジラとギドラが争う地上に降りるとアランと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、 マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこに向かう。 この時のゴジラは芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で爆発する危険な状態に陥りながらも、 支援に現れたモスラの援護もあって一度は優位に立つが、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、 さらにギドラの反撃で思わぬダメージを受けてしまう。 どうにかラドンを退けたモスラもギドラの攻撃からゴジラを庇って消滅、ゴジラも体の限界が近づき窮地に追い込まれる。 エ イ リ ア ン A l i e n ケ ッ キ ュ キ ュ ヒ ! C o v e n a n t コ ウ" ェ ナ ン ト ゴジラ・アース 体高:50メートル(2030年)→300メートル以上(2万年後) 体重:1万トン(2030年)→10万トン以上(2万年後) 作品世界内に初めて現れたゴジラ。 戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らの命名で、大戸島に伝わる龍神「呉爾羅」から名付けられた。 元は太平洋に生息しており、2030年5月29日、日本・小笠原諸島の大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸からその存在が明るみになり、 ヤマネ博士らが調査に派遣された。この時は発見に至らなかったがそのまま海中を東へ移動し、同年、アメリカ西エリアにて初めて姿が確認され、 初出現時にはロサンゼルスとサンフランシスコを壊滅に追い込み海に消え、翌2031年にワシントン沖で米国海軍を奇襲した後にシアトルを蹂躙し、 12月24日にはコロラドスプリングズにて米軍との総力戦に圧勝してインディアナポリスにて核攻撃に耐え、 12月にかけてメキシコ湾へ姿を消すまでにアメリカにて推定870万人を死傷させる。 2034年に西ヨーロッパに上陸すると、パリ防衛戦と称されるEUの総攻撃がも時間稼ぎにしかならず、ドイツを焼き尽くす。 アルプスを越えてイタリアへ向かうかと思われていたが、2037年のザルツブルグ陽動作戦後、自らの意思で突如パリへ引き返し、 海に消えるまでに推定600万人が死傷する。 5年間の休眠を経て、2042年に復活した際には北極の氷を融解させながら地球に接近していた小惑星ゴラスを熱線で狙撃し完全に粉砕、 海を南下して大西洋でオペレーション・ルネッサンス中の輸送船団ごと連合艦隊の主力を壊滅させると北米に上陸、 地球連合首都兼武装都市となったニューヨークを一夜で滅ぼし、 ビルサルドとエクシフの母船の核融合炉を暴走させたことによるクリーブランドを消滅させる「オペレーション・プロメテウス」にも耐え、 さらに「プロジェクト・メカゴジラ」のための時間稼ぎとして行われた「オペレーション・ロングマーチ」にて、 北アフリカと中央アジアに甚大な被害をもたらしている。これら計8回の出現を経て2044年には世界各地にて推定3億人以上の犠牲者を生む。 2045年、人類が異星種族エクシフおよびビルサルドと共同で発足させた地球連合による「オペレーション・グレートウォール」の際、 一度は2000発の熱核兵器でヒマラヤ山脈付近に形成された大断層帯に閉じ込められるが、 熱量を溜め込んで山脈内部に膨大なマグマだまりを形成すると、その中を泳いで移動を開始、 1年後の2046年1月に熱線で大断層帯を破壊して復活する。史上初の「怪獣由来の火山活動」により、 後にG火口と呼ばれる地点で大噴火を引き起こし、火砕流で周辺に展開する地球連合の部隊を壊滅させ、 そのままインド防衛線を突破してベンガル湾に消え、 同年3月の遠州灘での地球連合海軍総戦力による富士山麓防衛戦では、艦隊も航空機も無視してメカゴジラの開発工場を狙撃、 妨害する艦隊の大半を壊滅させると浜松に上陸して富士へ向かい「富士裾野決戦」で地上部隊も殲滅する。 さらに翌日、東京湾を北上して芝浦埠頭から首都東京に上陸しわずか3時間足らずで首都圏を蹂躙、日本列島を壊滅させ消息不明となる。 この時だけでユーラシア大陸にて2億人、日本にて1億人近い犠牲を生み出し、7億人まで減少した人類を地球から脱出せざるを得ない状況まで追い込んだ。 以降2年は行方不明だったが、2048年3月にはアラトラム号出向を目前にリオデジャネイロを襲撃、 3月11日にリオデジャネイロ郊外JSS3宇宙港を壊滅させ、13日には防衛軍の最終防衛線を突破されたことで本部施設を核自爆させることになる。 それから3ヶ月間、未だ市民の残るサンパウロやサルヴァドールなどを攻撃して2億人以上を死傷させ、 さらに南米を横断してエクアドルやペルーを焼き尽くし、7月31日には地球連合新本部ブエナベントゥラへ進行するも、モスラによって撃退。 8月15日に再出現し、地球連合最後の作戦「オペレーション・クレードル」の陽動部隊と対峙する。 アラトラム号が帰還した2万年後の地球では、G細胞由来の生物で構成された新しい生態系の頂点に君臨。 2万年の間に成長をし続けた結果、巨大化しており、それに伴い超大音量の咆哮による共振現象で対象を粉砕する「超振動波攻撃」など、 新たな能力も獲得している。劇中ではゴジラ・フィリウスを撃破したハルオ・サカキたち先遣隊の前に現れ、 超振動波攻撃と尻尾を振りぬいて生み出した衝撃波によって部隊を壊滅状態に追い込む。 メカゴジラ 体高:50メートル 体長:100メートル 総重量:3万トン 人類が異星種族ビルサルドの協力を受けてひそかに開発した、自律思考金属体「ナノメタル」製の対ゴジラ決戦兵器 正式名称は「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器:メカゴジラ」。略称は「メカゴジラ」あるいは「MG」。 ビルサルドの科学技術の総力がつぎ込まれており、建造には3万トン以上の超重質量ナノメタルが使用されている。 動力源はナノメタル粒子間連結組成による発電細胞用機関で、 体内大量生成から高出力で発電した電力を常時大量蓄電し、行動用電力を随時放出する。 制御はゴジラの電磁場による通信障害をA39ビルサルド方式電磁シールド技術で軽減、 そのうえで散布ナノメタル粒子によるネットワークを形成し、内部AIから中央制御システムまでの半径50キロ圏内での常時接続を保証している。 武装はナノメタルの自在変形機能を最大限活用したもので、 ナノメタルの自在変形、自己修復・増殖機能により破損部位の多くは瞬時復旧が可能。 西暦2042年、拡大するゴジラの暴威に鑑みて、恒星間移民船の建造を除く人類の全てのリソースが注ぎ込まれる形で決行された 「プロジェクト・メカゴジラ」により、当時世界で最も優れた工業生産力を維持していた極東自治区(旧・日本)の富士山麓にて建造を開始。 富士山麓宝永第一火口縁南方2キロメートル地点の地下200メートルに築かれた 「地球連合軍・戦略技術研究所・ナノメタル研究センター併設メカゴジラ開発プラント」(通称:メカゴジラ建造工場)にて、 専用の100GW級ビルサルディア型(ΩIII型磁場閉込方式)熱核融合炉4基bゥらの大電力供給汲ッて 地下ナノメタル生成棟・MG組立棟・AI製造棟を稼働させ、計736名の人員によって進められた。 ゴジラを地上に押し留める「オペレーション・ロングマーチ」およびゴジラを地中深くに閉じ込める 「オペレーション・グレートウォール」の間に機体そのものは完成するが、2046年3月の「富士裾野決戦」で何らかの理由から起動に失敗し、 遠州灘からゴジラに熱線で工場を狙撃され喪失する。 しかし打ち捨てられたナノメタルは、メカゴジラ頭部の人工知能から発せられる指示に従い機能を停止することなく増殖を続け、 2万年かけて工場周囲の直径14キロメートルに「メカゴジラシティ」を形成するに至った。 その存在は「人類最後の希望」として一般にも公表されており、 映画監督エガートン・オーバリーの手で5作品の政府広報映画が制作、公開されている。 武装 収束中性子砲 頭部ナノプレートを変形させた特殊砲身と発生装置で構成される荷電粒子砲。中性子透過力を利用し、 対象の外殻を貫通、体内組織を融解させる。想定で5キロメートル以上離れた地点からゴジラへの攻撃と反撃を防止し、迅速な接近運動を補助する。 ブレードランチャー 背部ブレードを電磁カタパルトで射出し、誘導操縦飛行させて対象を切り裂く質量弾体攻撃。3キロメートル地点での弾幕による撹乱が目的。 ハイパーランス 前方両腕部を高速伸長し、急速粒子圧縮で硬質化させることで生成するランス状対象打突・貫通攻撃。最大伸長は500メートル。 対象貫通後は、ナノメタル粒子充填・侵食を行う。 ナノメタル最大硬質化時のモース硬度及びビッカーズ硬度については共にダイヤモンドの約10倍に到達。 想定では1キロメートル地点で跳躍後にゴジラ上空で起動し、全体重を加重させたハイパーランスチャージ攻撃で体表組織を貫通後、 先端部から体内深層部へのナノメタル侵食により組織構造を瞬時分析、ゴジラの機能停止を実施する。 テイルブロー 尾部全体を鞭状運動させた切断攻撃。上体捻り運動による尾部先端速度の超音速化、 プラズマブースターによる運動方向への追加加速、尾部形状の刃形状変形、ヒレ状ブレードの高速往復運動等の複合効果で、 切断、衝撃波粉砕を行う。 ナノメタル粒子散布型熱エネルギー緩衝層 半径300メートルの周囲空間にナノメタル粒子を散布し、エネルギー兵器の拡散防御を行う。 シミュレーション上では到達エネルギーの9割を拡散する。実体質量弾に対する防御も可能。 メカゴジラシティでも熱線の対策で展開された。 積層耐熱装甲板 メカゴジラ外殻部位各部の瞬時変形による防御手段。 想定では5キロメートル地点への接近直後に胸部装甲を変形させ、熱エネルギー緩衝層との併用で熱線を防御する。 メカゴジラシティでもプラント表面に形成されるはずだったが、ゴジラの侵攻を受けて武装の配置を優先するために途中で建造が中止された。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる