776 Mr.Moto sage 2018/09/08(土) 08:57:47.30 ID:Hj3WpMqo
「もの」という言葉が出たついでに言っておくと、
ここでいう「もの」は“individual”、すなわち「不可分なもの。
個人、個体、個物」を意味する。れっきとした哲学用語だ。
ただし、これは「物理的な存在」ではなく、「概念」を
指していて、しかも「具体的な意味」「内包的な意味」を
持たない。その意味で、individual は「意味を引っ掛ける釘」の
ようなもので、「こっちの釘とあっちの釘は、どこがどう違うと
言われても説明できない。ただ、引っかかっている意味が違うし、
比較によって区別できる」ものである。
同じような性質をもった存在として、Codd のデータベース理論における
データベース・キーというものがある。