さらに厄介なのは中学だ。名古屋市では合併により編入した鳴海中学校以外は弁当と
給食(スクールランチ)の選択制としている。つまり利用したくなければ利用しなくて良いと。
私は小学校の給食がまず過ぎてほとんど食べられなかったので弁当持参は大歓迎であったが
しかしこの方式では「給食は教育の一環」とは言えないと思われる。にも関わらず給食が無料
となっている。義務教育がなくても食事はとることから本来ここは支給されるべきではなく
一方でアレルギーなどの理由がない限り給食の利用を強制していることから対象の世帯から
「給食は高すぎる。」という意見が出ることを防ぐために支給しているのであって希望者のみ
であれば給食が高ければ弁当にすれば良いということであり各家庭に負担させるべき(弁当
でも支給よりむしろ給食でも除外)と思われるが希望者のみの給食でも「教育の一環である」と
いう考え方を変えておらずいわば部活(現在多くの学校が加入しないこと、いわゆる帰宅部を
認めています。)のような任意参加の教育活動となっている。民間の習い事のようなものなので
弁当はダメと言いたいのだろうがしかしアレルギーなどでどうしても食べられない人への
救済が全くなくかつ小学校に比べてもアレルギー対応が遅れている。(と言うより全く
していない。)おそらく「高いから弁当にしなさい」となれば一般世帯の子は食べられる給食が
食べられなくなるためたとえ希望者のみであっても給食も選択することが出来る余地を
つくろうとしているのだろうが逆に弁当を選択することが難しくなり一般世帯との均衡も
危ぶまれる。(子どもに罪はないことから両方の選択が出来るべきでありかつ弁当の方が
一般世帯にとっては安いことから逆転があることの方が高い方が選択出来なくなることより
問題と言える。)バス210円、JR140円の区間を高齢者、障がい者がバスで移動するのも
同様に問題である。