「出動手当て欲しさに」放火の疑いで消防団員 逮捕
11/25(月) 19:51配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00039337-mbcnewsv-l46

奄美大島の龍郷町で去年7月、住宅など11棟が全半焼するなどした火事で、警察は、消防団員の男を放火の疑いで逮捕しました。男は動機について「出動手当てがほしかった」と話しているということです。

放火などの疑いで逮捕されたのは、龍郷町嘉渡の建設作業員で消防団員の松元裕太容疑者(30)です。

鹿児島県警によりますと、松元容疑者は、去年7月19日の午前2時頃、近くの空き家に侵入して火をつけ、隣接する住宅や空き家などあわせて11棟と車1台を全半焼させるなどした疑いがもたれています。この火事によるけが人はいませんでした。

松元容疑者は、およそ10年前から龍郷町の消防団に所属しており、出火当時、自ら119番通報し、消火活動にも参加していました。警察の調べに対し、松元容疑者は容疑を認め、動機について「消防団の出動手当てがほしかった」と話しているということです。
大島地区消防組合によりますと、消防団員には、1回の出動で5000円の手当てが支給されているということです。

また、集落では、2日前の7月17日、午前0時半ごろにも住宅など7棟とビニールハウスが焼ける火事があり、松元容疑者はこの火事についても放火をほのめかす供述をしているということです。

大島地区消防組合龍郷消防分署の嘉尚文分署長は「大変驚いている。警察の捜査を見守りながら、事実であれば然るべき対処をする」とコメントしました。警察は、余罪を含め当時の状況を詳しく調べています。

なお、松元容疑者は先月9日、龍郷町内の住宅に侵入しテレビなどを盗んだ疑いで逮捕され、起訴されています。
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MBC南日本放送 | 鹿児島




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最終更新:11/26(火) 9:38
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