凍死というと雪山での遭難での死を連想するが、実際“凍死”といっても凍傷と違い、凍死は低体温症による死なので
痛みを感じることはない。
凍死は普段の生活の中でも十分考えられる。
真冬なら部屋での凍死も出来るし、
冷え込む明け方などにサラリーマンが酒に酔って駅のホームで寝転んだまま凍死してしまったという話はよく聞く話だ。
なぜ真冬でもないのにこのようなことが起こるのか…これには理由がある。
酒が血糖値を上げ、体がぽかぽかと熱くなるので、酔っ払った勢いで冷えたコンクリートの上に寝そべるのだが
酒で体表の毛細血管が膨張したままなので急激に体温が下がっていく。
ビール数本ならここで寒さのため我に返るが、意識が朦朧としている状態では寒いと感じていても動いて体を動かそうと
する気力もないので、そのままボーっとした意識のなか、だんだんと意識のない時間が長くなっていき、やがて死に至るの
だという。
このように凍死は寝転んだ状態のまま死を待つという方法なので、何も考えずにボーっとしてれば次第に意識が薄れ、そのまま
無意識下で死ねる。鬱で気力ない人でも気軽に決行できると言うところが最大の魅力ではないだろうか。