醜形恐怖症の方が身内(家族や恋人など)にいる方の相談は可
醜形恐怖症が理解できない・理解する気のない方の書き込みは禁止です


●醜形恐怖症とはどんな症状なのか?

みずからの身体的な外見や知覚をもとに、自分が魅力的ではない・醜い・ゆがんでいる・時には化け物に見えるといった考えをもってしまう事が特徴です。
また、それは一般的に見れば非常に些細な身体的な特徴であるか、もしくは全くそのような容姿でないにも関わらず、本人は強く信じて考えにとらわれてしまっていることも特徴です。

●醜形恐怖症には4つの診断基準があります。

・醜形恐怖症の診断基準A:身体上の外見の欠点に本人はとらわれているが、他人にとっては認識できないものか、些細なものの程度である。

→本人は、自分の身体的外見に対して、醜い・ゆがんでいるという強い考えを持っているが、他人にとってそのような認識に至るような外見的特徴はないことが特徴です。

・醜形恐怖症の診断基準B:醜いゆがんでいるという考えが強いために、鏡で確認をしたり、隠そうとする、姿を変えようとしたり、他人との外見の比較を行う。

→醜い・ゆがんでいるという認識のために、鏡を見て何度も確認をしたり、髪や化粧や服などで隠そうとしたり、姿を変えようとする行為をとったり、どのように周囲から見えているのか実際に確認をすることで安心を得るなどの行動をとりやすくなります。

・醜形恐怖症の診断基準C:このような強い囚われた感情のために、生活面での支障が起きている。

→外出ができない、人と会うのがおっくうになる、身づくろいや鏡の確認などに時間が大きくかかる、美への追求や筋肉・体づくりへの希求が生活へ大きく影響をしてくるなどの状況が起きやすくなります。

・醜形恐怖症の診断基準D:太っている事や体重等の摂食障害に関連する心配事とは異なっている。

→身体的な外見や特徴に対する認識のゆがみから、醜形恐怖症はしばしば、摂食障害を併発することはあります。それぞれが同時に診断されることはありますが、摂食障害の診断基準と醜形恐怖症の診断基準は違うという事を示しています。