>>673
ビルド番号に深い意味はないよ

https://ascii.jp/elem/000/001/891/1891372/

 その19H2のプレビュー版として公開されたのは、Build18362.10000というもの。
このビルド番号は、実はVer.1903と同じなのだ。つまり、19H2のプレビュー版は、
19H1と同じビルドをベースにしてアップデートされたものと言える。

 通常のプレビュー版では、リリースするたびに毎回ビルド番号が更新されていく。
これは、新しいWindowsを作るために、ソースコードが改良されるのにともない、毎日のビルド作業に合わせて番号をつけていくからだ。

 同一のビルド番号は、元になるソースコードがほぼ同一のものだが、
品質アップデートのたびにピリオド以降の数字を増やして「細かな違い」があることを示す。

 たとえば、Ver.1903の6月末の品質アップデートにより、現在のVer.1903は、Build18362.207となった。
なお、ピリオド以降は、いわゆる小数ではなく、単なる数字である。これは、2つの数字をピリオドでつなげたものであり、ピリオド以降では、たとえば、Build18362.207の「.207」よりもBuild18362.10000の「.10000」のほうが大きな数字として扱われる。

 小数点以下の数字で4桁となるものは、Xbox One用のWindows 10で使われている。このため、
これらと重複しない10000という大きな数を選んだのだと想像できる。


これに対して「品質アップデート」では、再起動は要求されるものの、再起動するまでの時間は短く、
すぐにWindowsを利用できる。これは、実行中に差し替えることができないWindowsのファイルを
差し替えるためにいったんWindowsを止めるためだ。ブログによれば、19H2のプレビュー版は、この「品質アップデート」と同じだという。

 また19H2は、「パフォーマンスの向上」「エンタープライズ機能」「品質強化」からなるバージョンアップだという。
新機能がないわけではないが、性能や品質の向上を中心にしたものになるらしい。また、19H2のプレビューには、
Ver.1903の品質アップデートが含まれており、今回のBuild 18362.10000は、Build18362.207の更新を含んだものとなる。