巨人の菅野智之投手(28)が28日、都内の球団事務所で2億2000万円アップの4億5000万円(推定)で契約更改した。

現在、球界最高年俸はオリックス・金子の5億円だが、現時点で3億2000万円の山口鉄也投手(未更改)を抜きセ・リーグ最高年俸となった。来季はプロ6年目。
これまでの6年目の最高年俸はソフトバンク摂津の4億円だが、それを上回る大幅昇給となった。

3月のWBCでは日本のエースとして奮闘した。米ロサンゼルスでの準決勝、米国戦では6回1失点(自責点0)。3三振を奪った4番アレナド(ロッキーズ)は今季メジャーで37本塁打。
直球で空振り三振を奪った8番スタントン(マーリンズ)は59本塁打、132打点で2冠。9人で今季のメジャー合計241本塁打という超強力打線相手の快投で世界を驚かせた。
帰国後すぐに開幕したシーズンでも年間通して好調を維持。4月下旬からは球団28年ぶりの3試合連続完封勝利を記録した。圧巻だったのが夏場。
7月以降の12登板で10勝1敗、防御率0・60と驚異的な安定感を誇った。トータル17勝5敗、自己最多の187回1/3、防御率1・59で最多勝、最優秀防御率の2冠を獲得。
入団5年目で3度目の防御率のタイトルは58年の稲尾和久(西鉄)以来59年ぶり2人目、セ初の大記録となり沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も受賞した。
来季は選手会長に就任する。「最大級の評価をしてもらいました。さらに自分にかかる期待、周りが見る目が厳しくなると思います。身が引き締まる思いです」と話し、来季の自身のスローガンに「決意」を掲げた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00000100-sph-base