怪童丸「よぉー、大将! よろしく頼むぜ!」カポーンカポーン
宿禰「何をどう頼むのですか。そしてその準備運動はなんのつもりですか」
怪童丸「宿禰ってことは蹴速と相撲をやったあの宿禰だろ? 一丁稽古をつけてもらおうと思ってな!」
宿禰「どう見ても頭脳労働系の私とは別人に決まっているでしょう?!」
怪童丸「おぉ? そうなのか? まあ、いいじゃねぇか。気にすんなよ!」
宿禰「貴方が気にするんですよ! ちよ、ぎゃあああ!!」


シェハラ「宿禰はまだ舞踏会は開けなさそう?」
マメール「まだ難しそうですね…」
ヴィルヘルム「とりあえず私が開いておくか…まったく…これだから軟弱者は…」

ヴィルヘルムは知らない。
怪童丸に影響されて筋肉信者となり、炭を握るだけでダイヤモンドを作り出せるようになった宿禰がスクワットをしながら高笑いと共に筋肉をつけろと襲ってくることを、まだヴィルヘルムは知らない。