ジーン「おーい!? どういう事だよ、魔神ちゃん!?」
ジェネヴァ「ほへっ? そんなに血相変えてどうされました、ご主人様?」
ジーン「エルルカンだよ、エルルカン! あいつ、今日からワンダーランドに来るって話じゃねえか!」
ジェネヴァ「ええ、ええ。仲間が増えるのは喜ばしい事じゃございませんか♪」
ジーン「それはそれとして違うんだよ! 近日解放だった俺が5月まで待たされたんだぞっ、何であいつはこんなに早いんだ!?」
ジェネヴァ「ああ! なるほど、そうでしたねえ。あの頃のご主人様はまだかまだかと首を長くして、絨毯にくるまったり、魔神化して部屋中を転がったり、とてもそわそわしていたのを覚えております♪」
ジーン「っ///…お、俺の話はいいんだよ! それに外はバレンタインって日が近いんだろ? カワイコちゃんが来てチョコを配るとか、そういう方がいいんじゃねえか?」
ジェネヴァ「ですがジーン、あなたの年は確か〜、深雪乃様が来られましたよ?」
ジーン「……あっ」
ジェネヴァ「……」
ジーン「……とにかく! マメールに文句を言わなきゃ気が済まねえ! 行くぞ魔神ちゃん!」
ジェネヴァ「ええっ、私もですかぁ!?」
ジーン「誰が俺を図書館まで運ぶんだよ? ほら、行こうぜ!」
ジェネヴァ「ですよねぇ…畏まりました、ご主人様」



エルルカン、入国おめでとう!