英知陳泰のセリフ「勝利。それ以上はあっても、以下はない。」の元ネタらしき記述。

『世説新語』では、司馬昭が賈充の処刑に対して「それ以下で済む方法はないか」と
言ったところ、陳泰は「それ以上の方法(司馬昭の死を指すとされる)はあっても、
それ以下はあり得ません」と答えたとされ、その注に引く『漢晋春秋』によれば、
司馬昭に相談された陳泰は「公(司馬昭)の帝を補佐する功績は古人に並び、
後世に伝わるであろうと思っておりましたのに、君主を殺害する事件が起きたのは
残念なことです。すぐに賈充を斬れば、自らの明かしを立てることができましょう」と
進言するも、同様に司馬昭に賈充の処刑を拒否され、自殺した。