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ソ連崩壊後の内戦において、本国版の戦車同士の間で何度か戦車戦が行われたとの話がある
が具体的な話はなかなか出てきていない

南スーダンに輸出されたT-72Bが撃破された件では、スーダン軍の中国製85-IIMによる攻撃
の可能性が指摘されているが、これも具体的な証拠はまだ乏しい

ソ連・ロシア戦車の複合装甲の歴史
ttp://btvt.narod.ru/4/armor.htm

ソ連は世界で始めて量産型戦車に複合装甲を採用した国であり長い研究開発の歴史を有している
当初はHAET弾対策が優先されていたが、西側のAPFSDS弾の性能向上を受けて1980年代からは運動
エネルギー弾防御も重視されるようになる

ただし、西側戦車に比べてハンデとなったのは、戦車をコンパクトにする要求が強いため装甲に
割ける重量割合が西側戦車よりも少ない点。これに対しては、戦車の小型化・表面積減少により
必要とされる装甲の面積を減らす、運動エネルギー弾に対しても有効な第二世代ERAとの組み合わ
せにより防御力を確保するなどの方法がとられた

量産型のT-72の複合装甲はそれほど高い性能ではなかったが製造コストが安いメリット
があった。T-80Uではソ連戦車で初めて拘束セラミック複合装甲が採用

T-90Aで採用されたウラジーミル砲塔は溶接構造で、分厚い正面装甲を有しており高い防御性能
を有するとされる。今月のPANZERに掲載されていたロシア戦車特集記事によると、T-90はドイツ
で行われた試験において、120mm滑腔砲から250mの距離で発射されたM829A2 APFSDS弾が命中して
も正面装甲を貫通される事はなかったとされる