バレバレだから、コテ名乗るかwww

さて、電探欺瞞紙を用いて、レーダーを攪乱すると、米軍の防空態勢にどんな影響を及ぼすか?
一番大きな効果は、30分や1時間前に、日本側の攻撃編隊を探知する手段が無くなる、
ということである。

敵機接近が100%確実な情勢であることを除き、防空用邀撃機を全機上空待機させる馬鹿はいない。
米軍の戦闘機運用の詳細までは知らないが、
TF58.1群の場合、恐らくは1コ小隊×4空母程度で、1-2時間毎のローテーション哨戒してたのでは、
と思われる。レーダーで敵編隊発見してからは、勿論、全機上空待機に切り替えるだろうけれど。

飛越着艦するなら空母最後尾の飛行甲板に、しないから空母最前方の飛行甲板に、
(最低でも)次の上空哨戒機を甲板待機させているんだろうね。さすがに全機甲板待機してるとは思わないが…

だから邀撃機全機発進させるためには、格納庫から全機引っ張り上げるための時間がまず必要となる。
暖機運転30分も必要だ。まぁ、前夜・深夜の時間帯に一斉に甲板上で行う運用が、戦場では合理的、だろうが。
重いF6Fだと、10000ft(約3000m)到達まで4分39秒は必要だ。F4F-3でも3分30秒。

つまり、小沢中将が構想した、10分前まで低空飛行、
言い換えるとレーダー探知10分以内なら敵迎撃システムは有効に機能しないだろう、とのヨミは、
上記のオペレーションの実相から考えて、極めて合理的だ。日本側の練度が足りない、との点だけがネックだが。
(そういう意味では、超短期・搭乗員育成法の問題と言える。芙蓉部隊の美濃部少佐が幕僚にいれば、もしかして ???)

4空母上空に、「常時」待機している哨戒迎撃機の数が、せいぜい12機(3機×4隻)〜24機(6機×4隻)であるなら、
目視発見から、迎撃機全機が上空にあがるまでのタイムラグが10分20分単位で存在するだろうから、
そのタイムラグの間、米軍が誇る「数の【絶対的優位】はない。
零戦52型や52甲を、20-30機単位で「敵直衛機撃破」のために投入できるなら、水平爆撃隊の突入も不可能なレベルにならない、
と思う。角田一航艦が壊滅する状態で、445機で空母15隻とガチンコ勝負しないといけない前提なら、
昼間攻撃を選択するとなると、こんな戦い方で挑みたくなる。