>>535
問題点
1.B-17のデッドコピー機なんて量産できるのかよ?
部品取りは可能だろうから、生産では無く鹵獲を強化して共食い整備よろしく、2〜3機で1機にするしかなかろう。
無駄な努力だが、旧軍は敵機の鹵獲には余り積極性が見られないところがある。

対して米軍は鹵獲機を最大限活用している。 数も少ないが、
サイパン陥落の際には相当数の機種を鹵獲して本土に戻して調査と復元
および、飛行テスト、現有各機との模擬戦闘等々。 
現在も尚、米国に飛行可能な旧日本海軍陸軍機が存在するのは、
やはりモータリーゼーションの自力が格段に違うってことだね。国が広いし人材も多い。
対して日本では、飛べる機体を、輸送上の問題でぶった切って飛行強度が低下して飛べなくなったとか
もうなんというか、戦史において重要なひとつである物的な物を軽視する傾向がある。あと現地調査も非常に手抜かりが多い
史書、叢書、戦闘詳報偏重は良くないと思うがねえ。

今でもラボール経由で餓島に行けば解るが(ギゾ島はリゾート地だ)、とにかく海岸線の地形は
当時と余り変わってないという話だとしても、ジャングルは薄く空から丸見え、あれでは上陸した師団は、
必然的にジャングルの中へ中へとなるのは必然だ。制空権がないんだから。
戦闘詳報や作戦計画書等の史料だけでは、何故未開の地図も無いジャングルへと部隊を移動させた意図を
理解することは出来無いだろう。また10月の攻勢で何故あんな険しいジャングルにトンネル掘って通り抜ける、
迂回ルートをとったかも良く分らなくなるが、現地に行けば全て氷解する。
空の支援がない状態では開けた海岸線ルートの攻勢は不可能だったと言う事だ。