マリアナ沖でもレイテでも構わないが、
松田千秋司令官・黛首席参謀が訓練・指揮する戦艦戦隊が、米機動部隊の主力に突っ込んで夜間砲撃戦したら、
どういう結果になったのか、という点、かなり興味がある。

松田少将は、爆撃回避法のオーソリティーだし、黛さんは過激とは言え日本の砲術界の権威であるからね。
勿論、夜間砲撃の精度を高めるために、夜間用の観測機(水偵)を戦艦に積んで、
パイロットも、航法担当も、着弾観測員も、一流のスタッフを用意したいところである。(とはいえ、数組で済む)
昭和19年初頭あたりに、松田少将と黛大佐が着任し、戦隊スタッフをリンガ沖で猛特訓できるなら…

松田戦隊が、敵主力にそれなりの打撃を与えることができたとして、
木村昌福司令官率いる水雷戦隊が敵主力に突っ込んでいったとすれば???
木村少将が指揮した多号作戦、礼号作戦、極めて困難な状況でありながら、成功してる。
任務達成度で言ったら、キスカ島撤退作戦を含めて、第一級の水雷屋、だから、
米軍も無傷でいられないのでは、と夢想することがある。