一応、基地航空隊に関しては、
“部分二段索敵”あるいは“部分二重索敵”とでもいうべき
思想、運用は戦前からあったようです。

『戦史叢書 海軍航空概史』には、
陸攻や大艇が600〜700浬の長距離索敵を行う場合、
黎明前に発進してから明るくなるまでの近距離の海面を索敵するためには、
その部分に水偵等の使用が必要とあります。